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旅の始まり
最悪な出会い
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「わぁーい!!船旅だー」
僕の名前は、緒方健斗。
こう見えて、海は大好きなんだ!
今日は、これから、兄さんたちと、船旅に出るんだ。
「健斗、元気だな。」
彼の名前は、博巳。
「博巳兄さん、ごめん。起こしちゃった?」
「いや、それは、大丈夫。それより、ここに、出てきたってことは。」
「冒険の旅に行ってきます!」
「ははっ、やっぱりな。」
博巳兄さんって、いったけど、じつは、血が繋がっていない。
「博巳、健斗のやつ。」
「うん。いつもの好奇心ってやつだよ」
そこに、現れたのは、長男の昌也。
「まっ、仕方ねぇか。長旅になりそうだからな。しかし、あいつ何歳になったんだっけ?」
「たしか、26歳になったはず」
「ちょっとォー!健斗だけ、ずるいよ!俺も冒険の旅にー」
次に現れたのは、雨男、三男の和彦。
「ダメだよ!和彦兄さん!寝ててよー」
「なんだよー!俺は雨男じゃないゾー!」
和彦兄さんを、なだめているのは、末っ子の樹。
「だいたいさー!天気って言うのはもう、決まっていてー!!」
と、和彦が話始めると、ザァーと雨が降ってきた。
(やっぱりな)
昌也と、博己は、同時に思った。
そして、なだめていた、樹もこう思った。
(寝ているときは、天気良かったのに)
「もう一回寝に行こうか?」
「やだよー!眠くないよー!樹、一緒に寝てくれるのか?」
「いや、それは~」
そんなやりとりを、一番上の兄二人は、微笑ましく見守っていた。
と、忘れちゃいけないのが、ここにはいない4男の武司。
いま、彼が爆睡中(笑)
そんな、俺たちは、実は、シェアハウスにすむ擬似家族ってやつである。
ひょんなことから、同じアパートにすんでいる。
年齢は、バラバラだけど、なんか気があって、よく飲み会とか開いていたりする。
男ばっかりなんだけどなんだか、楽しくて。
そんなある日、なぜだか、みんな同じこの船旅のイベントに応募したらしく、なぜか同じ日がみんな当たったって言う偶然。
「こんな偶然あるのかなぁ?」
「なかなかないと思うよ?みんな、違う仕事してるしね。ってか、よく休み合ったよね。」
昌也と、博己は、同じ料理屋で働いている。
臨時休業をとったそうだ。
きっと、近所の人たちは、騒いでいるにちがいない(笑)
和彦は、これでもカメラマン。
いろんな芸能人を映したり、はたまた、自然をうつしたり、簡単に言えば、フリーカメラマンってやつらしい。
武司は、これでもダンサーらしい。
ずっと休みがないから、いい骨休みだと言っていた。
で、僕、健斗は、これでもデザイナーの卵ってやつ?
武司と、一緒で、骨休めってやつかな。
樹も、俳優の卵。
最近役をもらえたらしいんだけど、脇役ばかり。
そして、その役について考えてこい!って、監督からお叱りと、期間をもらったらしい。
「それにしても、役者がここにいたら、騒ぐよな~」
「まだ、そこまでのレベルじゃないよ」
いつのまにか、樹が、戻ってきていた。
「樹。和彦は、寝たか?」
「悔しいから、しょうがないから寝てやるよ!あとで、覚えとけよ?だってさ(笑)」
「あいつも、仕事してるときだけは、静かなんだけどな。」
たしかに~と、二人は言った。
そんな会話もつかの間、
「なんか、天気悪くなってきたな」
「ほんとだ。船もなんとなく揺れてるし・・・・・」
「部屋に戻ってください。嵐になるかもしれません。」
そんな、放送が、流れた。
「仕方ない。戻るか。」
俺たちは、それぞれの部屋に戻ることにした。
そのころ、僕、健斗は、まだ、冒険の旅の途中だった。
ゴロゴロと、雷が近づいてきた。
「あー、せっかくの冒険なのに!」
さっきの放送通り僕は、戻ることにした。
ゴロゴロと、なり、ピカピカと稲妻が走った!
「うわっ!いまの近かったかも」
その瞬間、船が揺れた。
そして、フッと、一瞬だけ停電が、起こった。
「えっ?停電?」
真っ暗で、身動きできない僕と、
「うわっ!停電かよ」
「すぐ、復旧するといいけど」
部屋で、次のランチのメニューを、考えている二人と、
「はー、よく寝た、ってか暗っ!」
「あー!起きた?」
「樹?声でけーよ。ってか、今何時?」
「まだ、5時半だよ。よく、寝てたね」
「しっかり寝過ぎて、もう寝れねーかも。それより、なに?停電?」
「そっ、雷が、落ちたみたい」
「えっ?マジで?大丈夫かよ」
「動いてるから、大丈夫じゃない?」
「・・・・・・」
こいつは、なぜ、冷静なんだと、樹は思った。
そして、しばらくすると電気がついた。
樹は、少し考え事をしていた。実はついさっき、部屋に戻るときにある女の子に、遭遇していた。
涙を流していたので、
「大丈夫?」
と、ハンカチを差しのべていた。
「あ、ありがとうございます。」
暗いからよくわからなかったけど、かわいい子だなと、思った。
「いま、停電してるみたいですね。部屋に帰れますか?」
「わたしは、すぐ、ちかくなので。あなたこそ、大丈夫?」
「まぁ、なんとかなると、おもう。それじゃ」
樹は、そのまま帰ってきた。
そういえば、ハンカチを、貸したままだった。
ドラマなら、あとで再会して返されるって、展開になるかもしれないって、なぜだか、妄想していた。
「樹ー?大丈夫かー?」
はっ
「大丈夫。ちょっと、考え事。電気ついたね。兄さんたちどこにいるんだろ」
「電話かけてみればいいじゃん。」
「ねぇ、知ってる?ここ、圏外だよ?」
「えっ?マジで?」
ふたりは、仕方なく、部屋から出ることにした。
やっとついた~!
身動きできなかった僕は、再び、冒険の旅に、出掛けようとしていた。
「あれ?こんなところに、プールがある」
そう、なぜか目の前に、プールの施設が現れた。
「さっきは、なかった気がするけど」
その、プールの前に来て一言。
「プールあるなら、言ってほしかったな。水着持ってきたのに。」
そう、呟いた。
そして、その後ろには、
「レン?」
と、呟く女の子がいた。
「残念だな~」
僕は、後ろから近づく人物に気づかないでいた。
「ったく、健斗のやつ、どこ行ったんだろ。」
「それにしても広いね。」
昌也兄さんと、博己兄さん、ぼくのことを、探しにきたらしい。
「よし!泳いじゃおっか!」
そんな独り言を、叫んだ瞬間、
「わっ!」
と、背中を押された。
「えっ?」
バランスを崩した僕は
「うわぁ~~ー!」
あっというまに、そのプールに落ちてしまった!
「ちょっと!なにするの!」
ぼくは、水から、顔を出すと
「あれ?レンじゃない。」
その女の子は、僕の顔を見て、そう言った。
「レン?僕の名前は、健斗ですけど?」
「健斗?大丈夫か?」
「なんか、すごい叫び声聞こえたけど?」
「あっ・・・・」
女の子は、二人が駆けつけたことで、戸惑っている。
「全然大丈夫じゃないよ。僕は、この子に落とされたんだから」
「落とされた?ふざけて落ちたの間違いじゃないのか?」
「かわいい子じゃん。どうせ、見惚れていたんだろ?」
「違うよ!背中を、押されたから!」
「ごめんなさい!!レンに、似てたから」
「レンさん?」
「わたし、イナンって、言います。いま、レンのこと探してて。」
「そうなんだ。よかったじゃん、健斗こんなかわいいこに、落とされて(笑)」
「よくないよ!!」
「あーあ、いつまでプールに入ってるの。」
博己兄さんは、僕に手をさしのべてくれると、プールから、上がった僕は、
「確かに、泳ごうかなとは、思っていたけど~💢」
落とすことないじゃん!って言いかけて、
「健斗、びしょ濡れのままじゃ風邪引くから、着替えてこい。」
「っていうかさー、君」
まだ、僕は、納得いかなかった。
「可愛い子なんだから、許してやりなよ。」
「本当に、ごめんなさい!」
イナンって子は、頭を下げた。
「イナンさん、大丈夫です。こいつは明日になれば、機嫌直ってるから。」
「だからー、そういうことじゃなくてー、・・・くしゅん」
くしゃみが出てしまった。
「とにかく、着替えてこい。」
昌也兄さんに、背中を押され、
「・・・・・っ!」
「お前、すぐ風邪引くからな。」
「わかったよ」
僕は、渋々自分の部屋に戻ることにした。
これが、僕とイナンとの出会いだった。
とても、最悪な出会いだった。
僕の名前は、緒方健斗。
こう見えて、海は大好きなんだ!
今日は、これから、兄さんたちと、船旅に出るんだ。
「健斗、元気だな。」
彼の名前は、博巳。
「博巳兄さん、ごめん。起こしちゃった?」
「いや、それは、大丈夫。それより、ここに、出てきたってことは。」
「冒険の旅に行ってきます!」
「ははっ、やっぱりな。」
博巳兄さんって、いったけど、じつは、血が繋がっていない。
「博巳、健斗のやつ。」
「うん。いつもの好奇心ってやつだよ」
そこに、現れたのは、長男の昌也。
「まっ、仕方ねぇか。長旅になりそうだからな。しかし、あいつ何歳になったんだっけ?」
「たしか、26歳になったはず」
「ちょっとォー!健斗だけ、ずるいよ!俺も冒険の旅にー」
次に現れたのは、雨男、三男の和彦。
「ダメだよ!和彦兄さん!寝ててよー」
「なんだよー!俺は雨男じゃないゾー!」
和彦兄さんを、なだめているのは、末っ子の樹。
「だいたいさー!天気って言うのはもう、決まっていてー!!」
と、和彦が話始めると、ザァーと雨が降ってきた。
(やっぱりな)
昌也と、博己は、同時に思った。
そして、なだめていた、樹もこう思った。
(寝ているときは、天気良かったのに)
「もう一回寝に行こうか?」
「やだよー!眠くないよー!樹、一緒に寝てくれるのか?」
「いや、それは~」
そんなやりとりを、一番上の兄二人は、微笑ましく見守っていた。
と、忘れちゃいけないのが、ここにはいない4男の武司。
いま、彼が爆睡中(笑)
そんな、俺たちは、実は、シェアハウスにすむ擬似家族ってやつである。
ひょんなことから、同じアパートにすんでいる。
年齢は、バラバラだけど、なんか気があって、よく飲み会とか開いていたりする。
男ばっかりなんだけどなんだか、楽しくて。
そんなある日、なぜだか、みんな同じこの船旅のイベントに応募したらしく、なぜか同じ日がみんな当たったって言う偶然。
「こんな偶然あるのかなぁ?」
「なかなかないと思うよ?みんな、違う仕事してるしね。ってか、よく休み合ったよね。」
昌也と、博己は、同じ料理屋で働いている。
臨時休業をとったそうだ。
きっと、近所の人たちは、騒いでいるにちがいない(笑)
和彦は、これでもカメラマン。
いろんな芸能人を映したり、はたまた、自然をうつしたり、簡単に言えば、フリーカメラマンってやつらしい。
武司は、これでもダンサーらしい。
ずっと休みがないから、いい骨休みだと言っていた。
で、僕、健斗は、これでもデザイナーの卵ってやつ?
武司と、一緒で、骨休めってやつかな。
樹も、俳優の卵。
最近役をもらえたらしいんだけど、脇役ばかり。
そして、その役について考えてこい!って、監督からお叱りと、期間をもらったらしい。
「それにしても、役者がここにいたら、騒ぐよな~」
「まだ、そこまでのレベルじゃないよ」
いつのまにか、樹が、戻ってきていた。
「樹。和彦は、寝たか?」
「悔しいから、しょうがないから寝てやるよ!あとで、覚えとけよ?だってさ(笑)」
「あいつも、仕事してるときだけは、静かなんだけどな。」
たしかに~と、二人は言った。
そんな会話もつかの間、
「なんか、天気悪くなってきたな」
「ほんとだ。船もなんとなく揺れてるし・・・・・」
「部屋に戻ってください。嵐になるかもしれません。」
そんな、放送が、流れた。
「仕方ない。戻るか。」
俺たちは、それぞれの部屋に戻ることにした。
そのころ、僕、健斗は、まだ、冒険の旅の途中だった。
ゴロゴロと、雷が近づいてきた。
「あー、せっかくの冒険なのに!」
さっきの放送通り僕は、戻ることにした。
ゴロゴロと、なり、ピカピカと稲妻が走った!
「うわっ!いまの近かったかも」
その瞬間、船が揺れた。
そして、フッと、一瞬だけ停電が、起こった。
「えっ?停電?」
真っ暗で、身動きできない僕と、
「うわっ!停電かよ」
「すぐ、復旧するといいけど」
部屋で、次のランチのメニューを、考えている二人と、
「はー、よく寝た、ってか暗っ!」
「あー!起きた?」
「樹?声でけーよ。ってか、今何時?」
「まだ、5時半だよ。よく、寝てたね」
「しっかり寝過ぎて、もう寝れねーかも。それより、なに?停電?」
「そっ、雷が、落ちたみたい」
「えっ?マジで?大丈夫かよ」
「動いてるから、大丈夫じゃない?」
「・・・・・・」
こいつは、なぜ、冷静なんだと、樹は思った。
そして、しばらくすると電気がついた。
樹は、少し考え事をしていた。実はついさっき、部屋に戻るときにある女の子に、遭遇していた。
涙を流していたので、
「大丈夫?」
と、ハンカチを差しのべていた。
「あ、ありがとうございます。」
暗いからよくわからなかったけど、かわいい子だなと、思った。
「いま、停電してるみたいですね。部屋に帰れますか?」
「わたしは、すぐ、ちかくなので。あなたこそ、大丈夫?」
「まぁ、なんとかなると、おもう。それじゃ」
樹は、そのまま帰ってきた。
そういえば、ハンカチを、貸したままだった。
ドラマなら、あとで再会して返されるって、展開になるかもしれないって、なぜだか、妄想していた。
「樹ー?大丈夫かー?」
はっ
「大丈夫。ちょっと、考え事。電気ついたね。兄さんたちどこにいるんだろ」
「電話かけてみればいいじゃん。」
「ねぇ、知ってる?ここ、圏外だよ?」
「えっ?マジで?」
ふたりは、仕方なく、部屋から出ることにした。
やっとついた~!
身動きできなかった僕は、再び、冒険の旅に、出掛けようとしていた。
「あれ?こんなところに、プールがある」
そう、なぜか目の前に、プールの施設が現れた。
「さっきは、なかった気がするけど」
その、プールの前に来て一言。
「プールあるなら、言ってほしかったな。水着持ってきたのに。」
そう、呟いた。
そして、その後ろには、
「レン?」
と、呟く女の子がいた。
「残念だな~」
僕は、後ろから近づく人物に気づかないでいた。
「ったく、健斗のやつ、どこ行ったんだろ。」
「それにしても広いね。」
昌也兄さんと、博己兄さん、ぼくのことを、探しにきたらしい。
「よし!泳いじゃおっか!」
そんな独り言を、叫んだ瞬間、
「わっ!」
と、背中を押された。
「えっ?」
バランスを崩した僕は
「うわぁ~~ー!」
あっというまに、そのプールに落ちてしまった!
「ちょっと!なにするの!」
ぼくは、水から、顔を出すと
「あれ?レンじゃない。」
その女の子は、僕の顔を見て、そう言った。
「レン?僕の名前は、健斗ですけど?」
「健斗?大丈夫か?」
「なんか、すごい叫び声聞こえたけど?」
「あっ・・・・」
女の子は、二人が駆けつけたことで、戸惑っている。
「全然大丈夫じゃないよ。僕は、この子に落とされたんだから」
「落とされた?ふざけて落ちたの間違いじゃないのか?」
「かわいい子じゃん。どうせ、見惚れていたんだろ?」
「違うよ!背中を、押されたから!」
「ごめんなさい!!レンに、似てたから」
「レンさん?」
「わたし、イナンって、言います。いま、レンのこと探してて。」
「そうなんだ。よかったじゃん、健斗こんなかわいいこに、落とされて(笑)」
「よくないよ!!」
「あーあ、いつまでプールに入ってるの。」
博己兄さんは、僕に手をさしのべてくれると、プールから、上がった僕は、
「確かに、泳ごうかなとは、思っていたけど~💢」
落とすことないじゃん!って言いかけて、
「健斗、びしょ濡れのままじゃ風邪引くから、着替えてこい。」
「っていうかさー、君」
まだ、僕は、納得いかなかった。
「可愛い子なんだから、許してやりなよ。」
「本当に、ごめんなさい!」
イナンって子は、頭を下げた。
「イナンさん、大丈夫です。こいつは明日になれば、機嫌直ってるから。」
「だからー、そういうことじゃなくてー、・・・くしゅん」
くしゃみが出てしまった。
「とにかく、着替えてこい。」
昌也兄さんに、背中を押され、
「・・・・・っ!」
「お前、すぐ風邪引くからな。」
「わかったよ」
僕は、渋々自分の部屋に戻ることにした。
これが、僕とイナンとの出会いだった。
とても、最悪な出会いだった。
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