【改稿版】この世界の主人公が役にたたないのでモブの私がなんとかしないといけないようです。

鳳城伊織

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67話 媚薬と初めての〇〇

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「は?」

ミライはポカーンと口を開けた。

「……あの日からミカエル様は、女性がお嫌いです。姿形ばかりを見て、相手によって態度を変える。自分の、……欲望や気持ちを押し付ける醜い生き物と仰っていました」

ですが、と執事は言う。

「……いつもお召しになっている、あのローブには、女性が生理的に無理な相手を見た時の様な嫌悪感を抱くように細工がされています。普通なら、取り繕う事が出来ず嫌な態度が顔に出てしまう程の嫌悪感を感じるのです。……それなのに、ミライ様は笑顔でご自分から挨拶をしてくださったと、ミカエル様は大変お喜びでした。姿形で、態度を変えない。裏表の無い、美しい心の女性を見つけたと仰っていました」

(いや!!キモって思ってましたけども!?)

ローブの細工の事は良くわからないけど、普通にアニメ知識を知っている身として、キモがってました。とは執事には言えず、

「え、……へー?そうなんですかー」

とミライは言った。

そんなミライを執事は優しい顔で見て

わたくしも、そう思います。ミカエル様と同感です。ミライ様は、……お優しい方です」

何故か執事からも高評価されたので、騙しているみたいで、ミライはいたたまれなくなる。

(なんかすまんな……)

グーッ。

「……おや……。何かご用意しますね」

「………すみません」

なんだかんだ話をしていたら、時間がそれなりに経って居た。ミライのお腹が盛大に鳴ったので、一度話を止めて、食事を用意して貰えることになった。

食事を食べてからはお風呂にも入れる事になって、ミライはホッとした。昨日は入れなかったし、今も微かに汗臭い。

(あー、……でも、こんな状態で抱きしめられちゃったんだよなぁ、最悪……。ミシェルは良いとしても、執事さんには、臭い思いさせちゃったかも。………はあ)







◇◇◇◇◇◇





「お嬢さん、大丈夫ですかな?」

脱衣所で服を脱ごうとすると久しぶりにワラさんが口を開いた。

「あ、ワラさん!!……なんで、ずっと黙ってたの?」

「取り上げられては、たまりませんからなぁ」

(ああ。まあ、確かに?)

「あの白衣の男性との繋がりがあるので、助けはすぐに来ますよ」

「え!!本当に?」

「ええ、安心して、お待ち下さい。大丈夫ですよ」

ワラさんが励ましてくれた。今回は、優しくぎゅっとしといた。タオルの下にワラさんを隠してからお風呂場に入る。

「んー、とりあえず。殺されたりとかはないから、なんとかなるかな?ミシェルの事、好きなフリしておけば、大丈夫だよね……。ふぃー極楽極楽……いいお湯……ふぅ」

湯船に浸かりながら呑気に言う、ミライ。危機感ゼロである。

多分、後で安藤にしこたま怒られる。

お風呂を上がると脱衣所に下着とワンピースが用意されていた。下着がサイズピッタリだったので、ミライは震えた。

ワンピースのポケットにワラさんを入れて部屋に戻ると、白いナイトローブを身に纏い、謎の液体の入った小瓶を持ったミシェルが、ベッドで待ち構えていた。何故かシーツの上に薔薇の花びらがまき散らされている。

(無駄にエロい!!!)

そしてミライは思った。

(こっ、この展開は、薄い本で見たことある!!!ヤバい!!!)





◇◇◇◇◇◇



(あああああ‼これはヤバい!!)

ミライ絶対絶命のピンチである。

扉の近くで立っている執事も真っ青だ。

「ハァハァ♡ミライたん!!ただいまでござるよぉ♡ハァハァ」

蕩けるように美しい笑顔でミシェルが言う。

「父上からの、ハァ、お許しがでたのでござるぅ♡ハァハァ」

ミシェルは頬を染めて、はにかんだ様に笑う。

「さぁ、ハァハァ、こっちに来るでござるよぉ♡ハァハァ」

美しい手を差し出された。世の女性が涙を流して喜ぶような状況だろう。

だがミライはスンッとした真顔だ。

(見た目の良さでも、補えない溢れ出るキモさ……うぇ……)

めちゃくちゃ嫌だが、ミライは仕方なく近づく。するとガバリと抱き寄せられて頭の匂いを嗅がれた。

「ん、あまい……♡ミライたんの匂い♡ハァハァ……先程の汗の匂いも良かったでこざるが、この匂いもなんとも……ハァハァ♡」

(んぎぇぇぇぇ‼!!!)

「さあ?ミライたん。ハァハァ……。口を開けて?コレを飲んで?ハァハァ」

小瓶の謎の液体を差し出される。

(う、嫌だなぁ。多分コレってそういう薬でしょ?うぅ……)

嫌だとは思ったが多分これも効かないだろーと気楽に思い、ミライは素直に口をつける。とろりとした蜂蜜のようだ。

(甘い……けど美味しくは無いなぁ。スキを見てなんとか逃げないと……。……ん?)

扉に視線を向けると、執事がハラハラした顔でこちらを見ている。


大丈夫ですよと、アイコンタクトしようとしたミライだったが、ブルリと肩を震わせた。

(あれ?なんか。体が、へん)

「ぐふふ、素直に飲めて、ミライたん、良いこ♡良いこでござるぅ♡ハァハァ」

そう言ってミシェルがミライの頭を撫でる。その瞬間、甘い痺れが走った。

「ん、ひゃあっ!!!」

思わずミライは口を押さえる。

(はあ?今の何?!)

撫でられた所が甘く痺れて、体が熱くて、背中がぞくぞくしてくる。

「!!。ハァハァハァ♡ミライたん♡ハァハァハァハァ♡」

「んやぁ!!……ひ……、ゃだぁ……っ」

鼻息荒くミシェルがミライの首筋に頭を埋めて、ぺろりと舐めあげる。それに体が勝手に反応して、甘い声をあげてしまう。

(しっ、しまったァァァァ!!!私のバカァァァァ!!!!)

ミライは状況を理解した。媚薬が効いて、大ピンチなのだと。

上から覆いかぶさられて、ミライの足の間に、ミシェルが体を割り込んで来た。

何か硬いモノが当たって、おそるおそる見れば、ミシェルのミシェルがナイトローブの下でもわかる程に臨戦態勢だ。

(いやぁァァァァァ!!!!)

「ハァハァ、初めてでも……いっぱい、ハァハァ、気持ちよくしてあげるでござる♡ハァハァ」

「ふっ……ゃ……ん、ぁっ…やだやだ…!!いやぁ!!」

抵抗したくても、跳ね除ける力も出ず、さわさわと体を触られる度に甘い声が漏れる。際どい所は死守しているが、それでも、甘い痺れが止まらない。

(んぎぎぎぃ!!無理無理無理!!!絶対に無理!!!)

そうこうしている内に、ミシェルの顔が近づいて来る。キスをするつもりだろう。

(っ、やだやだやだぁ!!!それは、いやっ!!!………ツバサ君っ!!助けてぇ!!)

ボロリとミライの瞳から涙が溢れた。

その瞬間、バキリと凄い音と衝撃がして、ミシェルが全身の力を抜いて動かなくなった。

「え?………嘘。執事……さん?」

執事が椅子をミシェルの頭に振り下ろしたのだ。







◇◇◇◇◇◇





「逃げましょう」

執事は真っ青な顔で、用済みになった椅子を傍らに放り投げる。

(っ!!助かった……。でも、逃げるって?無理って言ってたのに)

ミライは涙を拭いながら、ミシェルを押し退けて、熱い体を無理矢理起こす。

だが薬の影響で未だ、息が整わない。

「はぁ……。ふぅ…………でも結界が、……どうするんですか?」

結界は術者が気絶しても失われない。そう言っていた。

だからどうやって?とミライは首を傾げる。すると執事が近づいて来てベッドへと片足を乗り上げる。膝立ちでミライと向き合う形だ。その手には小瓶を持っている。執事は何故か小瓶とミライを交互に見てから、辛そうに眉を顰めた。

「………ミライ様……どうかお許し、ください」

執事はそう言って、小瓶の中身を一気に口に含むと、いきなりミライに口づけた。

「んんむ?!」

くちゅりと音を立てて舌まで入って来る。とろりとした苦い液体が、二人の舌に絡む。

(にがっ……。んあ、やだ。なんで?きもちぃ…もっと………)

媚薬の効果か、ミライは頭が痺れて、真っ白になる。ぼんやりとして、先程のミシェルの時とは違い抵抗する気が起きない。

「んっ……」

「んぅ。っふぁ……」

「っふぅ……ぅ。」

二人の舌が何度か絡んで、コクコクとミライの喉が動く。液体が喉奥へと流れ落ちていく。

途端にミライの体はスッと冷えた。それを確認して、執事が離れて行く。

(え……?あ、今、キスしちゃったの?え?執事さんと?嘘……。な、なんで?!)

ミライは大パニックである。だが、そんなミライをお構い無しに執事はペロリと自身の唇を舐めてから

「結界はわたくしが無理矢理こじ開けますので、その間に、お逃げください。森を抜ければ、なんとかなります」  

と言った。

さっきのは解毒剤だったのか、ミライの体はスッカリ元通りだ。だから執事の言葉にびっくりして、ミライは勢い良く飛び上がった。

「は?!無理やりって?それって大丈夫なんですか?」

先程の事は一旦頭の隅に追いやり、執事に尋ねると

「すぐには、死にません」

と返って来た。

「は?」

(すぐには?え?………?)

「では、さようなら」

そう言って、執事は窓へ向かって行こうとする。

「だっ!!駄目です!!」

ミライは必死に執事を引き止める。行かせられる訳がない。腕を掴むミライに執事は、首を振る。

「お離しください。ミライ様。……、わたくしは、ミカエル様に手を出したので、処分されます。どうせ死ぬのなら、貴女の為に死にたい」

(死ぬの!?)

「いや!!それなら絶対だめです!!死んじゃだめです!!やだやだ!!!」

必死に引き止めても、力で敵うはずもなく、ズリズリと引きずられてドンドン窓の方へと、近づいて行く。

「いや!!いや!!」

ミライは無我夢中で、執事の腕を掴んで引っ張る。もう、結界までは目と鼻の先だ。

「絶対にだめぇ!!!」

「お離し下さい、ミライ様っ!!!」

「っ……!!!あ」

執事が強くミライの手を引き離そうとして、ミライはその場で踏ん張った。だがその時、足が滑って、ズルリとミライが回転して窓の方へと倒れ込んだ。執事もその急なミライの動きに、なんとか手を伸ばすが、間に合わない。

(あ。ヤバい…私、また死んだ)

刹那の間に死を覚悟したミライだったが、パリンと何かが壊れる音がした。

「え?」

ストンと床に腰を落とす。特に何も起きなくて、ミライは呆けていた。

「ミライ様っ!!ご無事ですか?何処か痛い所はありませんか!!」

執事が慌てて、立たせてくれる。ミライはふるふると震えていた。

(……生きてる)

「……あ、いや、大丈夫です。怪我は無いですし、それより、さっきのは何の音ですか?」

ハッとしてミライは部屋をキョロキョロ見渡す。すると執事も不思議そうな顔をしたが、すぐに真剣な表情へと変わった。

「何故か結界が壊れました。すぐに逃げましょう」

よく見れば、いつの間にか執事は手元にミライの制服だろう荷物を持っている。執事は荷物をミライに手渡すと、ミライをヒョイッと抱き上げた。

「失礼します」

そのまま執事は窓の縁に足をかけた。

(え?まさか?ここ二階じゃ?)

そのまさかである。

そのまま、飛んだ。






◇◇◇◇◇◇





今、二人は森の中を全力で駆けている。

まあ、ミライはお姫様抱っこをされているので、必死に、しがみついているだけだが。

車は目立つので使えなかった。すぐに追手が来ると執事は言う。木々に身を隠すようにして二人は駆ける。

(ひぃぃぃぃ!!!早いよぉー)

ミライは必死でしがみつく。

それから、ふとさっきのキスを思い出す。

(………ミシェルとは、あんなに嫌だったのに、執事さんとはそんなでも無い……なんで?)

「……ファーストキス、だったのになぁ」

ポツリと呟いたら、返事が返って来た。

「……初めてだったのですか?」

(聞こえてた!!)

「ひっ!!……あ、その……えっと、そう!!事故はノーカンです!!事故はノーカン!!だから気にしないでください!!!」

ミライは全力で叫んだ。

そう、あれは解毒の為には、致し方ない事だったのだ。

(ん?でも、何で口うつしの必要が……?)

ミライが疑問に思った時、後ろから何者かの攻撃を受けた。

ジュッと音を立てて執事の右肩が焦げて、体がぐらりと傾くが何とか踏ん張り、そのまま木の密集している所へ飛び込む。

「きゃあ!!」

「お静かに……。思ったよりも早いですね。くっ………」

肩を押さえながら、執事は眉を顰めている。冷や汗も、凄い。今すぐには動けないだろう。しばらく息を潜めてじっとしているが、何者かが近づいて来る気配が有る。


「申し訳ありません。ミライ様。一か八かですが、走り抜けます」

そしてミライ達は飛び出した。後ろからは激しい攻撃がいくつも飛んで来る。それを何とか避けながら、二人は駆ける。しかし後ろにばかり気を取られていたのか、執事は足元に空いた小さな穴に躓くと、ぐらりと倒れた。

「ぐぁっ……!!ミライ様。わたくしが囮になります。お逃げください」

執事はミライを庇って背中を強打した。痛みから呻くが、すぐに立ち上がり、ミライに背を向けた。

「駄目です!!そんなのっ!!」

そうは言っても追手は後ろから、どんどん近づいて来る。そして赤い光がミライ達へ迫る。

「あ、」

「ミライ様っ!!」

今度こそ、殺られる。ミライはそう思った。

しかし攻撃は、かき消された。

ザシュッ

「おいおい、ナイスタイミングじゃねえか?俺?」

安藤が何故か忍者のような格好でミライ達の前に立っていた。






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