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9.敗戦国の女の運命~前編~
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「ユディン国王の姉は馬鹿なのか?」
アルダールは心の底から馬鹿にした声を出した。
「な、なにを?!」
「おまえは馬鹿かと聞いている。ああ、馬鹿は自分が馬鹿とはわからぬか。」
レアナは今、この状況で馬鹿かと問われるなど、思いもしなかった。自分の喉元に短剣を突きつけたのは、オルドネージュの王がそれを奪おうとしてもみ合いになるだろう。それを狙っていたのだから。
もみ合いになったら、隙を突いてオルドネージュ王を刺せれば上出来。だめでも自分の喉を突いて自害すればいい。そう覚悟を決めてここに乗り込んできた。
だが、まさか馬鹿と嘲られるなど想定外のことに呆気に取られ、油断した。その隙をアルダールが見逃すはずがない。すかさずレアナの腕を左にパーンと叩いた。予期せぬ衝撃と痛みに、レアナが握りしめていた短剣をベッドの上に落とすと、アルダールが素早く拾って部屋の隅に放り投げた。
それからレアナの両腕を掴むと無理矢理立たせた。座っていた時は気づかなかったが、女の骨格はしっかりしているのに異常なほど痩せていた。この国の現状を考えれば、食べ物が喉を通らなかったのも頷ける。
「短剣以外に、何か隠しもっていないか、調べさせてもらう。」そう言うなり、レアナの両手首を左手だけで掴み直すと頭上にあげ、右手で女の薄い夜着を首元から引き裂いた。抱かれるつもりは本当になかったようで、レアナは下帯をつけていた。それも剥ぎ取り、全裸に剥いてからベッドの上に放り投げる。次いでアルダールもベッドにあがり、レアナの体を組み敷いた。
暴れるレアナの両手首を左手で掴んで頭上に押さえ置き、両足はアルダールの脚で押さえて自由を奪うと、右手でいきなりレアナの秘所をまさぐった。レアナはその乱暴な手と指に驚いてのけぞり、それから体を必死によじってアルダールの手から逃れようとした。
ユディンに来てからは部下が用意した娼館の女しか抱いていなかったせいか、陸に揚げられた魚のように跳ねて抗うレアナの体は新鮮で、アルダールの欲情を更に煽った。
だが、どんなにレアナをまさぐり、花芽を指でさすってもレアナの秘所は乾いたままだった。
心の中で舌打ちすると、アルダールはレアナの両手を押さえていた左手を放し、彼女の膝裏から両手を入れて腰を浮かせて股を開いた。
それまで声を殺して抗っていたレアナが、驚いて「止めて、何をするの?」と叫び、アルダールの髪を掴んで止めさせようと腕を伸ばした。だが体力の衰えたレアナは上体を起こすことができず、身をよじって腕をバタバタさせるだけだった。
かまわずアルダールはレアナの股に顔を埋め、舌で割れ目をなぞる。そして花芯を暴き出し、舌先で左右に弾いた。
「止めて!き、汚い!!なぜそんなとこ、ろ・・・ああああぁぁぁっ、あ、ああっ、ひぃっ!」レアナの抵抗する声があえぎ声に変わり、さっきまで乾いていたのが嘘のように蜜があふれ出した。
「い、いや、いやあああぁぁぁっ、ああっあ、あ、あ、あーっ」最後は細く叫んで、驚くほど早くレアナは達した。まるで初めて愛撫を受けたかのように、快楽への耐性がなかった。
アルダールは達したばかりのレアナの両足を肩に担ぎ上げると、猛り狂った自身の男根をレアナの秘奥に突き入れた。レアナがひぃっと声を上げる。アルダールが抽挿を開始すると、レアナの痩せた体は奥を突かれるたびに跳ねて揺れた。
やがて抽挿は激しくなり、獣のように吠えると、アルダールはレアナの奥に精を放って果てた。
ふーっと一息つくと、体を繋げたままアルダールはレアナに話しかけた。
「おまえの夫は、おまえのここを舌で可愛がったことはないのか?」ここをと言った時に繋がったままの腰を少し振って、秘所のことだとわからせる。レアナは首を横に振った。
「初めての時もか?」
「そうよ。こんなはしたないこと・・・」
「だが、気持ちよかっただろう?ぐっしょり濡れて喘いでいたぞ。」アルダールがくっくっと笑う。
「なっ・・・」レアナは羞恥に顔を赤く染めた。今夜は雲が月を隠してくれてよかった。夫の敵である敵国の王に陵辱され、はしたなく乱れた姿を月明かりの下で晒すなど、考えただけで身の毛がよだつ。
「弟の命はどうなるのですか。」さらりと話題を変えた。
「体を張って弟王の命乞いをした姉に免じて、処刑は延期してやる。これからはおまえが俺を1回満足させるたびに、弟の命を1日延ばしてやろう。すでに1日延びたぞ。全く弟思いの良い姉だ。」楽しそうに言いながら、アルダールは繋がったままだった秘所から自分のものをずるりと抜いた。
抜く時の感触にレアナがぶるっと体を震わせる。そんなレアナの体をくるっとうつ伏せに回転させた。
「え?あの、なにを・・・?」
「何って、2回目を楽しむのさ。ほら、四つん這いになって尻を高く上げろ。」
レアナはいわゆる正常位でしか夫に抱かれたことがなかった。だから、アルダールが自分に何をさせようとしているのかがわからず、ただ戸惑った。
「おまえの夫は、後ろからおまえに挿れたこともないのか?」あきれたようにアルダールはつぶやいた。
アルダールは心の底から馬鹿にした声を出した。
「な、なにを?!」
「おまえは馬鹿かと聞いている。ああ、馬鹿は自分が馬鹿とはわからぬか。」
レアナは今、この状況で馬鹿かと問われるなど、思いもしなかった。自分の喉元に短剣を突きつけたのは、オルドネージュの王がそれを奪おうとしてもみ合いになるだろう。それを狙っていたのだから。
もみ合いになったら、隙を突いてオルドネージュ王を刺せれば上出来。だめでも自分の喉を突いて自害すればいい。そう覚悟を決めてここに乗り込んできた。
だが、まさか馬鹿と嘲られるなど想定外のことに呆気に取られ、油断した。その隙をアルダールが見逃すはずがない。すかさずレアナの腕を左にパーンと叩いた。予期せぬ衝撃と痛みに、レアナが握りしめていた短剣をベッドの上に落とすと、アルダールが素早く拾って部屋の隅に放り投げた。
それからレアナの両腕を掴むと無理矢理立たせた。座っていた時は気づかなかったが、女の骨格はしっかりしているのに異常なほど痩せていた。この国の現状を考えれば、食べ物が喉を通らなかったのも頷ける。
「短剣以外に、何か隠しもっていないか、調べさせてもらう。」そう言うなり、レアナの両手首を左手だけで掴み直すと頭上にあげ、右手で女の薄い夜着を首元から引き裂いた。抱かれるつもりは本当になかったようで、レアナは下帯をつけていた。それも剥ぎ取り、全裸に剥いてからベッドの上に放り投げる。次いでアルダールもベッドにあがり、レアナの体を組み敷いた。
暴れるレアナの両手首を左手で掴んで頭上に押さえ置き、両足はアルダールの脚で押さえて自由を奪うと、右手でいきなりレアナの秘所をまさぐった。レアナはその乱暴な手と指に驚いてのけぞり、それから体を必死によじってアルダールの手から逃れようとした。
ユディンに来てからは部下が用意した娼館の女しか抱いていなかったせいか、陸に揚げられた魚のように跳ねて抗うレアナの体は新鮮で、アルダールの欲情を更に煽った。
だが、どんなにレアナをまさぐり、花芽を指でさすってもレアナの秘所は乾いたままだった。
心の中で舌打ちすると、アルダールはレアナの両手を押さえていた左手を放し、彼女の膝裏から両手を入れて腰を浮かせて股を開いた。
それまで声を殺して抗っていたレアナが、驚いて「止めて、何をするの?」と叫び、アルダールの髪を掴んで止めさせようと腕を伸ばした。だが体力の衰えたレアナは上体を起こすことができず、身をよじって腕をバタバタさせるだけだった。
かまわずアルダールはレアナの股に顔を埋め、舌で割れ目をなぞる。そして花芯を暴き出し、舌先で左右に弾いた。
「止めて!き、汚い!!なぜそんなとこ、ろ・・・ああああぁぁぁっ、あ、ああっ、ひぃっ!」レアナの抵抗する声があえぎ声に変わり、さっきまで乾いていたのが嘘のように蜜があふれ出した。
「い、いや、いやあああぁぁぁっ、ああっあ、あ、あ、あーっ」最後は細く叫んで、驚くほど早くレアナは達した。まるで初めて愛撫を受けたかのように、快楽への耐性がなかった。
アルダールは達したばかりのレアナの両足を肩に担ぎ上げると、猛り狂った自身の男根をレアナの秘奥に突き入れた。レアナがひぃっと声を上げる。アルダールが抽挿を開始すると、レアナの痩せた体は奥を突かれるたびに跳ねて揺れた。
やがて抽挿は激しくなり、獣のように吠えると、アルダールはレアナの奥に精を放って果てた。
ふーっと一息つくと、体を繋げたままアルダールはレアナに話しかけた。
「おまえの夫は、おまえのここを舌で可愛がったことはないのか?」ここをと言った時に繋がったままの腰を少し振って、秘所のことだとわからせる。レアナは首を横に振った。
「初めての時もか?」
「そうよ。こんなはしたないこと・・・」
「だが、気持ちよかっただろう?ぐっしょり濡れて喘いでいたぞ。」アルダールがくっくっと笑う。
「なっ・・・」レアナは羞恥に顔を赤く染めた。今夜は雲が月を隠してくれてよかった。夫の敵である敵国の王に陵辱され、はしたなく乱れた姿を月明かりの下で晒すなど、考えただけで身の毛がよだつ。
「弟の命はどうなるのですか。」さらりと話題を変えた。
「体を張って弟王の命乞いをした姉に免じて、処刑は延期してやる。これからはおまえが俺を1回満足させるたびに、弟の命を1日延ばしてやろう。すでに1日延びたぞ。全く弟思いの良い姉だ。」楽しそうに言いながら、アルダールは繋がったままだった秘所から自分のものをずるりと抜いた。
抜く時の感触にレアナがぶるっと体を震わせる。そんなレアナの体をくるっとうつ伏せに回転させた。
「え?あの、なにを・・・?」
「何って、2回目を楽しむのさ。ほら、四つん這いになって尻を高く上げろ。」
レアナはいわゆる正常位でしか夫に抱かれたことがなかった。だから、アルダールが自分に何をさせようとしているのかがわからず、ただ戸惑った。
「おまえの夫は、後ろからおまえに挿れたこともないのか?」あきれたようにアルダールはつぶやいた。
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