70 / 72
第二章 命名研究機関との戦い
第六十六話 リーフレイン④【R18】
しおりを挟む「あっ……んっ……旦那様……」
俺はリーフを抱き抱えたまま浴室を出てベッドに向かう。
ボフッ
そしてお互い裸で濡れたまま、布団の上に重なった。
部屋は灯りをともしておらず窓から射し込む衛星の灯りだけがお互いを視認する唯一の光源。
しかし、見えなくても…俺もリーフもここにいる、側にいる。一つになっている。
確認する必要なんてない。
ちゅ……ちゅるっ……じゅるっ……
お互いを欲して激しく舌を絡ませあう。
リーフは力強く、決して俺の首に廻した腕を解こうとしない。
「んんっ、んむっ……んん……ん………あっ…………はぁ……はぁ…」
俺が口を離すと名残惜しそうに切なそうな顔で見つめてくる。
正直俺も名残惜しいけど…もう気持ちが先行しすぎて我慢できそうにない。
俺は至るところにキスをしながらゆっくりと下へさがる。
「んっ……あっ…」
首や胸にキスをする度にリーフは声を漏らす。
「だ……旦那様ぁ……」
切なさそうな声をあげ、瞳を潤ませながら何かを待つように俺を見つめる。
我慢しきれなかったのか…胸の味を舌で堪能している最中にリーフは言う。
「だ…だんなさま……んっ……きて…きてください……はやく……だんなさまと体も……一つになりたい……」
「まだだめだ、もっとリーフの体を味わいたいから。我慢して」
「んんっ……あっ!」
そう答えて俺はすでに濡れて溢れている秘部に指を挿れる。
しかし、動かさない。
そして今度は性感帯を避けるように全身を愛撫する。
「だ……だんなさま……んっ……なにを……あっ…」
「いいから、全部を俺に任せて。リーフ、愛してる」
「っ!!だ、だんなさまぁっ……!」
非常に気恥ずかしいけど、そうして愛撫と囁きを繰り返した。
今まで戦いに明け暮れ、更に乱暴までされたリーフに必要なのは…心からリラックスできる環境と場所をつくること。
セックスも同じ、早くする必要なんてない。
思いきり休んでリラックスしながら、ゆっくりと俺達の時間を楽しめばいいんだ。
~40分後~
「あっ、あっ、だっだんっなっさまっ…イクっ……!」ビクンビクンッ…
ピタッ
「あっもっもうむりですだんなさまっおねがいしますっはやくいれてくださいぃっ!」
何度もイキそうになり痙攣をリーフは繰り返した。
その瞬間に愛撫を止める。
もうそろそろいいかな……正直、俺も我慢の限界値を迎えている。
俺はゆっくりと挿入する。
もう布団までをも濡らすほどになっていた。
勢いよく奥まで滑りこませたい衝動を堪え…じっくりと…
「だ…だんなさまと…ついにひとつに…………………っ!!!???!」
半分ほど挿入ったところでリーフの身体がびくんと跳ねた。
「んぁぁっイクぅぅぅッ!ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああっ!!!!」
ビクッ!ビクッ!ビクッ!
絶叫に近い声をあげて、リーフは激しく痙攣した。
焦らされてたまっていた感情が一気に爆発するように。
「はぁっ!はぁっ!にゃ…………にゃんで……っ?あっ……だっ…だんなしゃまぁ…っ……ちょ…ちょっといれられただけでぇ…っあっ…イっちゃいましたぁ……っ…ど…どんにゃ……おちからを……」
「そんな能力なんて持ってないし、あったとしても使わないよ。こういうやり方もあるってだけ」
「あっ……あっ…だっ…だんなしゃま………わ…わたしぃ……お…おかしくなっちゃいますぅ……」
絶頂に至ったのか呂律が回らなくなっているようだ。
それでも恍惚とした表情でリーフは手と足を俺の背中でがっちり組んでいる。
これ以上ないくらい俺達は密着し、一つになっていた。
俺は奥まで到達したモノを動かさず、俺自身も制止した。
「はぁ…はぁ…はぁ…だ…だんなしゃま?」
「このまま……ほら」
「んむ…っ…んっ…はぁっ…」
ちゅる…じゅるっ…
繋がって抱き合ったまま俺達はまた激しく舌で求め合う。
やばいな…動かさなくても出てしまいそうだ……しかし、我慢だ。
~30分後~
「あっ!あっ!あっ!あっ!どっどぉしてぇっ!?ゆっくりなのにぃっなんかいもイッちゃっ!イクイクイクぅっ!!」ビクンビクン!
俺は決して激しく動かず…ゆっくりと腰を振る。
俺はまだ一回もイッていない。
リーフがイク度に膣内が激しく動き締めつけてきても我慢する。
「じゃあ…そろそろ動くよ」
ジュポッジュポッジュポッジュポッ!
「んぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?だめだめだめむりむりむりでしゅだんなしゃま!わたしばかになっちゃうっ!ぁぁぁあああああああああっゆるしてぇイクイクイクイクイクイクぅっ!!!!」
ヤバい、我慢しすぎたせいか全然もちそうにない。
もうでるっ!
「だんなしゃまだんなしゃまだんなしゃまぁっ!中に出してぇっ!愛していますぅぅっ!あああああああああっ!!」
ドクンドクンドクンッ……
足でリーフにがっちり締められて膣内に思い切り出してしまった…。
……まぁ仕方ない、今はリーフのやりたいようにやらせよう。
もちろん責任はとるつもりだけど…子供ができたらまずアイに何て言おう…。
「はぁっ…はぁっ…はぁっ………ふふっ…だんなしゃま…ごめんなさぁい…はしたない姿を見せてしまいましてぇ…」
リーフはキャラが変わっていた。
やりすぎたかな…?
「もっとぉ…もっといっぱい私を使ってくださぁい…」
--------------
---------
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
俺は布団に仰向けになり息切れしていた。
計9回……時刻は既に深夜帯を過ぎようとしている、やりすぎた。
リーフは少し正気を取り戻したのか…俺の胸に頭を乗せ、こちらを見て微笑んでいた。
「ふふ…まさか…こんなにも…違うものだとは…な、あの豚と」
その言葉に俺は少しドキリとした。
「…心を伴った行為が…こんなに気持ちいいものだとは…それとも旦那様とだからだろうか……ふふ、考えるまでもないか…もう完全にあの豚に犯された事など消しとんでしまったよ。さすが旦那様だ」
なんだびっくりした…。
「もう未来永劫、私の心までもを傾ける事など誰にもできん。例えこの先犯されようと…鼻で笑えるだろう、『私の旦那様の性技の足元にも及ばん』とな」
性技って。
恥ずかしいからやめてほしい。
いや、それよりも。
「もうそんな事は起きない、俺が起こさせないよ」
「…ふふ、そうでした。私ももうそんな事にならぬよう、精進致します。私の体も心も、全ては旦那様のものなのですから」
その顔は以前より…より一層に美しく。
新たな決意の光を目にした閃光の騎士【リーフレイン】の顔つきだった。
「旦那様………はむっ」
「!?」
くつろごうとしているとリーフが突然俺のモノを咥えた。
まだする気だろうか?
ジュルッ…ジュルッ…ジュルッ…
リーフの懸命な奉仕に、再び俺のモノは勃ち上がる。
「ふむっ…ん…だ、旦那様……して欲しい事が…」
「んっ……な、何?」
そう言うとリーフは四つん這いになり、お尻を俺に向けて。
自分のお尻に片手をやり、指でお尻の穴を拡げた。
「こ…こちらはまだ未使用ですので……旦那様に奪っていただきたいのです…こういう性交方法もあると聞きましたので…」
誰だそんな事を教えたのは。
どうやら俺はまだまだ休めないらしい。
こうして俺達は10回…11回と終わらない夜を過ごしていった。
----------------------------
◇新たなスキルを獲得しました。
【閃光(リーフレイン)】
----------------------------
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる