10 / 16
闇夜の影に盛大なるおもてなしを...するのです!
しおりを挟む
整備された道路、から少し離れた森の中、俺たち3人は今日の宝の山分けをしていた。
「ははは!今日も楽勝だったな!」
「あぁ!ちがいねえ!何せ女3人に男1人の野良パーティーなんかスキルも使わないでも楽勝だ!!」
「最後の女みたか?泣きながら殺さないでってすがってくんのよ!!最高だったぜ!なぁ!!」
下卑た笑い声が夜の森に木霊する。
元は冒険者だったのだが真面目に働くのに嫌気がさし今は人殺しなどを平気でする盗賊になっていた。
彼らは今日の出来事を酒を飲みながら話し合っている。
「がはは!それでなぁ!...おん?」
「がははは!は?どうした?」
「いや、おいあっちに明かりが見えねえか?」
「こんな夜中の街道沿いにわざわざ野宿するバカいねえだろ?」
「だがよお、ほら!見てみろって!!」
「確かに見えるな...やるか?」
その問いに2人は頷く、ここでのやるの意味は一つだろう。
殺すと言うことに他ならなかった。
「おいおい、嘘だろ?女が2人だけかよ?しかも1人はガキじゃねえか。」
「これはまた楽勝だな。もう正面から言っていいんじゃねえか?」
「そうだな、だがあの仮面の女、魔術師かなんかじゃねえか?少し用心したほうがいいんじゃ」
「お前は前から臆病なんだよ。だからいい獲物が転がってても潰してしまうんだよ。」
「でもこいつの言うことも一理あるぞ?」
「なら、迷子作戦するか?」
「寝静まってからやるか。」
「「了解」」
そして下卑た笑みを浮かべ、3人は闇に消えていった。
「クロ、気づいてると思うけど殺したらダメ、スキルもダメ、フレンドリーに、わかった?」
私は遠くで話してた3人が私たちを殺そうとしているのを聞いていたが、あえてフレンドリーに接してみることにした。
なぜかと言うと、それが多分普通だからだ。
普通の生活では盗賊を逆に殺すなんてしない。
多分しないと思う。
クロはえー?何でー?という少しふてくされた顔をしたが渋々言う事を聞いてくれた。
もう少しで盗賊が来るかな?
さて、お出迎えせねば。
「じゃあお出迎えしてくる」
そう言い私は飲みかけのハーブティーを机に起き、すぐ近くの木に歩き出す。
すると予想どうり盗賊3人が木の後ろからビクッとして顔を出した。
「あ、怪しいものじゃないんだ!!」
「えっと、ここらへんで山菜を採ってたら門を閉められて街には入れなくなって。」
「テントを張ってたら明かりが見えて来ただけなんだ!!」
何だろう、この色々矛盾しまくりの嘘は。
子供の怒られた時の反応に似ている。
少しだけ可愛いと思ってしまった私がいた。
「そうなのです?先程から隠れていらっしゃるのでもしかしてって思ったんですが、私の気鬱だったようですっ!」
ん?口調が違う?いや普通でしょ?
って言うのは嘘で、これは文体の1人の口調だ、多重人格とでも言うべきか?
これはスキルの人格操作という魔法だ。
久々の少し難しい魔法だから出来るか分かんなかったが、できて少し嬉しい。
普通の子供っぽい人格に置き換えたんだが通じるようだ、よかった。
「でわ、お茶を用意しますので、こちらの火の近くで温まりくださいです!」
私はパタパタという効果音が出そうな小走りでテントの中に入りポットと茶葉を用意する。
コップを三つ持って火のところに行ったら。
クロが3人を捉えてた。
「ちょっちょちょ!!クロ!何してるです!!」
「え?イル?...イル?なの?」
「クロ!ちょっとこっちきてなのです!」
テントの中に入りクロに噛み付く。
「イル?食べないでいてくれるのは嬉しいけどその口調何?」
そう言えば言い忘れてたしクロにはこの魔法見せたこと無いから知らないか。
クロにその魔法のことを説明し、3人組を殺さないようにと釘を打ってテントを出る。
「ごめんです!クロは私のお姉ちゃんで心配性なのです!だから許して欲しいのです!!」
「お、お姉ちゃ...イルは私の妹ですっ!よろしくお願いしますね!」
....クロちょろいん。
「お、おう、俺たちもいきなり来て悪かったな、あと、お茶いただきます」
何とかギリギリセーフらしい、良かった、仲良く出来そうだ。
「ははは!今日も楽勝だったな!」
「あぁ!ちがいねえ!何せ女3人に男1人の野良パーティーなんかスキルも使わないでも楽勝だ!!」
「最後の女みたか?泣きながら殺さないでってすがってくんのよ!!最高だったぜ!なぁ!!」
下卑た笑い声が夜の森に木霊する。
元は冒険者だったのだが真面目に働くのに嫌気がさし今は人殺しなどを平気でする盗賊になっていた。
彼らは今日の出来事を酒を飲みながら話し合っている。
「がはは!それでなぁ!...おん?」
「がははは!は?どうした?」
「いや、おいあっちに明かりが見えねえか?」
「こんな夜中の街道沿いにわざわざ野宿するバカいねえだろ?」
「だがよお、ほら!見てみろって!!」
「確かに見えるな...やるか?」
その問いに2人は頷く、ここでのやるの意味は一つだろう。
殺すと言うことに他ならなかった。
「おいおい、嘘だろ?女が2人だけかよ?しかも1人はガキじゃねえか。」
「これはまた楽勝だな。もう正面から言っていいんじゃねえか?」
「そうだな、だがあの仮面の女、魔術師かなんかじゃねえか?少し用心したほうがいいんじゃ」
「お前は前から臆病なんだよ。だからいい獲物が転がってても潰してしまうんだよ。」
「でもこいつの言うことも一理あるぞ?」
「なら、迷子作戦するか?」
「寝静まってからやるか。」
「「了解」」
そして下卑た笑みを浮かべ、3人は闇に消えていった。
「クロ、気づいてると思うけど殺したらダメ、スキルもダメ、フレンドリーに、わかった?」
私は遠くで話してた3人が私たちを殺そうとしているのを聞いていたが、あえてフレンドリーに接してみることにした。
なぜかと言うと、それが多分普通だからだ。
普通の生活では盗賊を逆に殺すなんてしない。
多分しないと思う。
クロはえー?何でー?という少しふてくされた顔をしたが渋々言う事を聞いてくれた。
もう少しで盗賊が来るかな?
さて、お出迎えせねば。
「じゃあお出迎えしてくる」
そう言い私は飲みかけのハーブティーを机に起き、すぐ近くの木に歩き出す。
すると予想どうり盗賊3人が木の後ろからビクッとして顔を出した。
「あ、怪しいものじゃないんだ!!」
「えっと、ここらへんで山菜を採ってたら門を閉められて街には入れなくなって。」
「テントを張ってたら明かりが見えて来ただけなんだ!!」
何だろう、この色々矛盾しまくりの嘘は。
子供の怒られた時の反応に似ている。
少しだけ可愛いと思ってしまった私がいた。
「そうなのです?先程から隠れていらっしゃるのでもしかしてって思ったんですが、私の気鬱だったようですっ!」
ん?口調が違う?いや普通でしょ?
って言うのは嘘で、これは文体の1人の口調だ、多重人格とでも言うべきか?
これはスキルの人格操作という魔法だ。
久々の少し難しい魔法だから出来るか分かんなかったが、できて少し嬉しい。
普通の子供っぽい人格に置き換えたんだが通じるようだ、よかった。
「でわ、お茶を用意しますので、こちらの火の近くで温まりくださいです!」
私はパタパタという効果音が出そうな小走りでテントの中に入りポットと茶葉を用意する。
コップを三つ持って火のところに行ったら。
クロが3人を捉えてた。
「ちょっちょちょ!!クロ!何してるです!!」
「え?イル?...イル?なの?」
「クロ!ちょっとこっちきてなのです!」
テントの中に入りクロに噛み付く。
「イル?食べないでいてくれるのは嬉しいけどその口調何?」
そう言えば言い忘れてたしクロにはこの魔法見せたこと無いから知らないか。
クロにその魔法のことを説明し、3人組を殺さないようにと釘を打ってテントを出る。
「ごめんです!クロは私のお姉ちゃんで心配性なのです!だから許して欲しいのです!!」
「お、お姉ちゃ...イルは私の妹ですっ!よろしくお願いしますね!」
....クロちょろいん。
「お、おう、俺たちもいきなり来て悪かったな、あと、お茶いただきます」
何とかギリギリセーフらしい、良かった、仲良く出来そうだ。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる