気づいたら求婚者達に溺愛されすぎて死にそうです

神那 凛

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episode.51

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私はアルバートにエスコートされつつダンスを踊る。
(レイや王子の時も思ったけど、皆んなダンスが上手すぎるのよね。これは私も練習した方がいいわね……)

「リオンどうしました?楽しくないですか?」
アルバートは顔に喜色を浮かべている。

「そんな事ないわ。けどアルは仕事しなくていいのかなって思って?」
「リオンを見て来いと言われましたので、今見ています。これが仕事ですね」
そう言ってアルバートは私を見つめた。

「あ、あんまり見られらと恥ずかしわ。ダンスも苦手だから間違ってしまうし」
すでに間違っているのはスルーしておく事にする。

「間違ったらフォローするから大丈夫ですよ。学校でも何か困った事があったら言ってくださいね」
「学校の困り事といえば、魔法と勉強ね」
私は魔力に関してもこの前レイに教えてもらったりしたけどいまいちだったし、更に勉強の方もいまいちだった。
(私って何ができるのかしら。それこそ前世の乙女ゲームの記憶を持っている事くらい…か)

「勉強だったら私が教えましょう。得意ですから」
(そういえばアルはかなり頭がいいんだった!)
「いいの!?助かるわ!」
(本当に助かる。まだ入学してそんなに経っていないけどすでによくわからないもの)
一応勉強はしているのだがよく理解できないのだ。

詳しい事は後で決めようと言う事になり、ダンスは終了した。
シャルルもダンスが終わったので、アルバートは一回皆んなの元に戻っていった。

そのかわり何故が今度はレイが私の元にやってきた。
「リーオン。なんでアルバートと踊っていたんですか?」
笑顔だけど何故が怒っていた。
成り行きでと言ってみたが納得はしなかった。

「そういえばシャルル殿下はいいのですか?」
私は話を逸らした。
「シャルル様はまだシュバルツ嬢と話していますよ。まだ話足りないようなので長くなりそうです」

そんな事より、そう言うとレイは私の手を引いてバルコニーに連れ出した。
バルコニーは誰もいなかった。
風が冷たくほてった体に気持ちいい。

「アルバートと随分楽しそうでしたね。私は見て来いとだけしか言ってないのですが」
レイは自分が護衛で動けないのにアルバートと私が楽しそうにしていたのが当たり前であるが、気に入らないのである。

私はごめんなさいっと言ってレイに近寄り腕に抱きつく。
おそらく何を言ってもダメなので、私は無言でレイを見つめた。

レイは頬を少し赤らめ私を見て、はぁっと言った。
「リオンは最近可愛くねだればなんでも許されると思っているから困ります」
そう言って私の腰を自分の方に引き寄せた。
「しょうがないのでお仕置きです」
そう言ってレイは私の唇にキスをした。
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