気づいたら求婚者達に溺愛されすぎて死にそうです

神那 凛

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episode.99

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今日明日はアンナと出かける約束をしていた。
今日は一日ショッピングをしてお洒落なカフェでお茶をして帰って来た。
外は暑くて汗をかいたのでお風呂に入ろうと思いアンナも誘ってみた。

「え?一緒にお風呂に入るの?」
アンナは驚いた様子だった。
よくよく考えてみればこの世界には温泉などの施設はないみたいだし、あまり誰かと一緒に入ったりはしないようだ。

「普段一緒に入る機会なんてないし、お風呂でおしゃべりでもしようと思って」
私としては友達同士でお風呂に入るのは何も思わないが習慣がないといやかもしれないと思った。

しかしアンナはいいわよと言ってくれたので、私はメイドにアンナと入ると伝えてお風呂の準備をしてもらった。

浴室は昨日レイと一緒に入った時みたいに浴槽に花びらが入っていてアロマキャンドルも置いてあった。
けれど雰囲気が違い昨日はなんだか薄暗く浴槽に浮いている花びらも紫系のものだったが、今日は可愛い感じになっていた。
女子が入るお風呂って感じだった。

アンナが私の身体を洗ってくれると言うのでお願いした。
私達は椅子に座りながらアンナが後ろからスポンジで泡立てた泡を私の身体に滑らすように付けてきた。

「リオンは肌が白いし弱そうだから手で洗ってあげるわ」
そう言ってスポンジで擦らずにアンナの手で私の身体をくまなく洗ってくれた。
一応際どいところは避けてくれてたが、レイにいろいろされてたおかげでアンナには申し訳ないが感じそうになってしまった。

次に私はアンナの身体を洗おうとスポンジを滑らした。
でもすぐにくすぐったいから無理と言われてアンナは自分で洗っていた。
「あ、そうだリオンちょっといい?」
アンナは私の顔に近づき唇にちゅッとキスをしていた。

いきなりの事で私は困惑する。
「え?え?何?どうしたのアンナ」
(え?なんでいきなりキスされたの?)

「あ、ごめんなさい。びっくりしたわよね。実はね他の国で挨拶にキスをするところがあるみたいなのよ。だからちょっと練習してみたの」
アンナはにっこりと微笑んだ。
「その国の人にいきなりされたら緊張してしまうから……流石に人前だと恥ずかしいから二人の時に練習してもいいかしら?」

(確かに外国の人が挨拶でキスはするけど頬にするイメージなんだけどな。でもこの世界だと口にするところもあるのね)

私の知らない事はいろいろあるようだ。
シャルルから他の国の事とかも聞いてるようだし、王太子妃になるのは大変だなと思ったから私は友達として協力してあげようと思った。

それにアンナみたいな美人にキスされるのなんて嫌でもなんともない。
それに友達から軽くされるくらいどうとでもないのでアンナの問いに大丈夫よと答えた。

その後私達はバスタブに浸かりながらおしゃべりを楽しんだ。
お風呂が終わり部屋に戻ろうとすると、アンナがじゃあまた明日ねと言って私の唇に軽くキスをしてきた。
練習したいのかなと思って私は手を振りながらアンナを見送った。
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