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唇
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赤い色付きのリップクリームがある
買ったのはいいがこれを塗ると私の顔色は土色に見えてしまう代物だ
人に見られることのない寝る前に塗ることにしている
品の無い娼婦みたいにベタベタと
薔薇色の赤い赤いリップクリームを塗り込む
唇だけ煌々と光り輝き
私の肌は死人の様にくすんで見える
「美しくなりたかったのにね」
真っ赤な唇が語りだす
「まるで死化粧の様」
綺麗に縁取られた唇が語りだす
「とても滑稽だわ」
蕩ける様に語りだす
「誰かに素敵だと言われたかったのに」
私の意思とは関係なく
驚いた私はコップに水を注ぎそれを一息に飲み干した
コップには赤いリップがベッタリとくっつき
唇は静かにしている
恐る恐る鏡を覗くとそこには垢抜けない健康そうな女が一人映っていた
買ったのはいいがこれを塗ると私の顔色は土色に見えてしまう代物だ
人に見られることのない寝る前に塗ることにしている
品の無い娼婦みたいにベタベタと
薔薇色の赤い赤いリップクリームを塗り込む
唇だけ煌々と光り輝き
私の肌は死人の様にくすんで見える
「美しくなりたかったのにね」
真っ赤な唇が語りだす
「まるで死化粧の様」
綺麗に縁取られた唇が語りだす
「とても滑稽だわ」
蕩ける様に語りだす
「誰かに素敵だと言われたかったのに」
私の意思とは関係なく
驚いた私はコップに水を注ぎそれを一息に飲み干した
コップには赤いリップがベッタリとくっつき
唇は静かにしている
恐る恐る鏡を覗くとそこには垢抜けない健康そうな女が一人映っていた
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