71 / 142
season2
scene14-04 ★
しおりを挟む
「ぅ、あ……あぁっ」
間髪をいれずに指を増やされ、手首を回すようにして体の中を荒々しく広げられる。
三本目が入ったところで指を引き抜かれて、代わりに熱く滾ったものが宛がわれた。先端を擦りつけつつ、大樹が苦笑交じりに口を開く。
「やっぱりお前チビだな。挿れにくい」
「ムッカぁー……つ、つーか、やっぱり部屋でっ」
「それはない」
言って、大樹は誠の片足を持ち上げる。不安定な体勢に誠が動揺していると、膨れあがった屹立が体内を割って入ってきたのだった。
「ん、んぅっ」
「……誠」
低く甘い声に鼓膜が揺れ、蕾は大樹の分身をきゅっと締めあげる。
首筋にかかる吐息は熱く、いかに自分を求めてくれているのか伝わってきた。
真っ直ぐに向けられる欲望がどうしようもなく嬉しく、今まで保っていた理性もふっと飛んでしまうのを感じた。
「いいよ、大樹。……いっぱい、気持ちよくして?」
誘うような台詞が、自然と口をついて出る。
虚をつかれたように息を呑む気配がして、一呼吸。半ばまで挿入された大樹のものは、深々と奥を貫いてきた。
「あぁぁッ!」
喉奥から悲鳴のような叫びを放つ。あまりにも強すぎる刺激に目が眩んだ。
片足を持ち上げられているせいか、二人の結合がいつもより深く、体内は少しの隙間もなく大樹のもので満たされていた。
「あっ、あ、あぁっ……」
屹立の反り返った部分が最奥を抉ってくる。ぐっぐっと強く押し上げられるたび、息が弾み、意図せず腰が揺れた。
「ん、ぁっ、奥、当たってる……これ、いいっ」
身を震わせながら口にすると、大樹は掠れた声で返してくる。
「誠の中、熱い……ずっとヒクついてる」
「あっ、ン、あぁっ、だって、きもちいからぁっ……」
「――」
俺も、と言うように、うなじに優しくキスされて胸があたたかくなった。
嬉しさに「好き」と伝えれば、同じように返されて、また幸福感で満たされていく。
「っあ! あん、あぁっ」
甘ったるい雰囲気はそのままに、大樹が律動を激しくさせる。肩越しに見上げた顔は、いつものポーカーフェイスが崩れていた。
「んぅっ、や……だいきっ、激し……ッ」
「悪い。もう抑えられない」
容赦のない、切羽詰まった腰使いによがり泣く。激しい責め立てに身を任せるしかなく、気がつけば、誠はつま先立ちになって体が浮いていた。
「あっ、や、も、むりぃ……立ってらんないっ」
「支えてやるから、もう少し楽しませろ」
「う、あ! ぁあっ、ン、ああぁ……っ」
ずるずると体勢を崩せば、すぐに抱きかかえられ、不安定な体勢のまま腰を揺すられる。
浴室という状況下で反響する、艶めかしい嬌声と激しく肌がぶつかる音。それらがいやに耳に響いて、羞恥と快感とが交錯し、滅茶苦茶に追い立てられていった。
「……ッ」
「ぁああぁっ……!」
大樹の熱い体液が体内に吐き出され、誠も目を見開いて絶頂を迎える。己のすべてを出し尽くすと、ぐったりと壁にしなだれかかった。
「大丈夫?」
今にも崩れ落ちそうな体を、背後から優しく抱きとめられた。体重を預けながら、ゆっくり腰を下ろして息を整える。
「……疲れたから体洗って」
色気とは無縁の言葉に、大樹は口元を緩め、「仕方ないな」と頭を撫でてきたのだった。
夕食の時間がやってくると、館内のレストランに向かった。
席には、食前酒と彩り豊かな前菜が用意されている。会席料理のプランを予約したと事前に聞かされていたものの、いざ目の当たりにすると萎縮してしまうものがあった。
「すげぇ~……しゃ、写真撮っとこ」
いつものようにスマートフォンで写真を撮るのだが、どうにも落ち着かない。そわそわとする誠を見て、微笑とともに大樹が話しかけてきた。
「緊張してるのか?」
「だ、だってこーゆーの初めてだし、こんな贅沢していいのかなって」
「なに言ってるんだ。まだ前菜だぞ?」
「いやまあ、そうなんだけど。あと、ここまでされたら、お前の誕生日プレゼント悩んじゃいそう」
言えば、大樹はフッと笑う。口から出るのはもちろん甘い言葉だ。
「気にしなくていい。俺がこうして一緒に旅行したかっただけだ」
「あのなあ、ンなこと言ってると、いつまでもお前に甘えっぱなしだぞ」
「いいよ。いくらでも甘えてくれて」
「う……」
なんて甘ったるいのだろう。そう思うのに、つい真っ赤になって狼狽えてしまう。
(なんで、さらりとそんなこと言えちゃうかな! 恥ずかしいと思わないワケ!? てゆーか、喜んじゃう俺のがアレ!?)
ぐるぐると考えている間に、大樹が食前酒のグラスを手に取って目配せしてきた。誠も慌ててグラスを持つ。
「それじゃあ――二十歳の誕生日おめでとう、誠」
「あ、ありがとう、ございます……えと、君の瞳にカンパイなんつって」
「お前、『カサブランカ』見てねーだろ」
目の位置までグラスを持ち上げて乾杯し、口に持っていく。誠にとって初めての飲酒だ。
食前酒は香りのいい梅酒だった。すっきりとした甘みと酸味が、すーっと鼻を抜けていって、体がじんわりと火照っていく気がした。
「これが酒かあ。飲みやすいってゆーか、甘くて好きな味かも!」
「それはよかった。にしても、やっと一緒に飲めるな」
「あっ、それな! 成人式とか、みんなフツーに飲んでてさあ」
「あれは、誕生日迎えてないヤツも飲んでそうだけど」
そうこう話をしているうちに、緊張もいつの間にかなくなり、楽しい気分で会席料理の数々に舌鼓を打った。
旬の魚を使った御造りや焼き物、綺麗に盛り付けられた煮物、黒毛和牛を使用したすき焼き……どれもこれも見た目だけでなく非常に美味で、頬が落ちてしまいそうだった。
「どうせ誠のことだ、まだ食えるだろ?」
大樹は極めつけにホールケーキの用意まで頼んでいたらしく、旅館側からサプライズで出されたそれを見れば、言葉にならないほどの幸福感が押し寄せくる。
「やっぱ大樹ってずりぃ!」
「なにがだよ」
「へへっ」
大好きな人と特別な日を過ごす時間は、すごく幸せに満ち足りていて、溢れんばかりの笑顔を浮かべる誠なのだった。
間髪をいれずに指を増やされ、手首を回すようにして体の中を荒々しく広げられる。
三本目が入ったところで指を引き抜かれて、代わりに熱く滾ったものが宛がわれた。先端を擦りつけつつ、大樹が苦笑交じりに口を開く。
「やっぱりお前チビだな。挿れにくい」
「ムッカぁー……つ、つーか、やっぱり部屋でっ」
「それはない」
言って、大樹は誠の片足を持ち上げる。不安定な体勢に誠が動揺していると、膨れあがった屹立が体内を割って入ってきたのだった。
「ん、んぅっ」
「……誠」
低く甘い声に鼓膜が揺れ、蕾は大樹の分身をきゅっと締めあげる。
首筋にかかる吐息は熱く、いかに自分を求めてくれているのか伝わってきた。
真っ直ぐに向けられる欲望がどうしようもなく嬉しく、今まで保っていた理性もふっと飛んでしまうのを感じた。
「いいよ、大樹。……いっぱい、気持ちよくして?」
誘うような台詞が、自然と口をついて出る。
虚をつかれたように息を呑む気配がして、一呼吸。半ばまで挿入された大樹のものは、深々と奥を貫いてきた。
「あぁぁッ!」
喉奥から悲鳴のような叫びを放つ。あまりにも強すぎる刺激に目が眩んだ。
片足を持ち上げられているせいか、二人の結合がいつもより深く、体内は少しの隙間もなく大樹のもので満たされていた。
「あっ、あ、あぁっ……」
屹立の反り返った部分が最奥を抉ってくる。ぐっぐっと強く押し上げられるたび、息が弾み、意図せず腰が揺れた。
「ん、ぁっ、奥、当たってる……これ、いいっ」
身を震わせながら口にすると、大樹は掠れた声で返してくる。
「誠の中、熱い……ずっとヒクついてる」
「あっ、ン、あぁっ、だって、きもちいからぁっ……」
「――」
俺も、と言うように、うなじに優しくキスされて胸があたたかくなった。
嬉しさに「好き」と伝えれば、同じように返されて、また幸福感で満たされていく。
「っあ! あん、あぁっ」
甘ったるい雰囲気はそのままに、大樹が律動を激しくさせる。肩越しに見上げた顔は、いつものポーカーフェイスが崩れていた。
「んぅっ、や……だいきっ、激し……ッ」
「悪い。もう抑えられない」
容赦のない、切羽詰まった腰使いによがり泣く。激しい責め立てに身を任せるしかなく、気がつけば、誠はつま先立ちになって体が浮いていた。
「あっ、や、も、むりぃ……立ってらんないっ」
「支えてやるから、もう少し楽しませろ」
「う、あ! ぁあっ、ン、ああぁ……っ」
ずるずると体勢を崩せば、すぐに抱きかかえられ、不安定な体勢のまま腰を揺すられる。
浴室という状況下で反響する、艶めかしい嬌声と激しく肌がぶつかる音。それらがいやに耳に響いて、羞恥と快感とが交錯し、滅茶苦茶に追い立てられていった。
「……ッ」
「ぁああぁっ……!」
大樹の熱い体液が体内に吐き出され、誠も目を見開いて絶頂を迎える。己のすべてを出し尽くすと、ぐったりと壁にしなだれかかった。
「大丈夫?」
今にも崩れ落ちそうな体を、背後から優しく抱きとめられた。体重を預けながら、ゆっくり腰を下ろして息を整える。
「……疲れたから体洗って」
色気とは無縁の言葉に、大樹は口元を緩め、「仕方ないな」と頭を撫でてきたのだった。
夕食の時間がやってくると、館内のレストランに向かった。
席には、食前酒と彩り豊かな前菜が用意されている。会席料理のプランを予約したと事前に聞かされていたものの、いざ目の当たりにすると萎縮してしまうものがあった。
「すげぇ~……しゃ、写真撮っとこ」
いつものようにスマートフォンで写真を撮るのだが、どうにも落ち着かない。そわそわとする誠を見て、微笑とともに大樹が話しかけてきた。
「緊張してるのか?」
「だ、だってこーゆーの初めてだし、こんな贅沢していいのかなって」
「なに言ってるんだ。まだ前菜だぞ?」
「いやまあ、そうなんだけど。あと、ここまでされたら、お前の誕生日プレゼント悩んじゃいそう」
言えば、大樹はフッと笑う。口から出るのはもちろん甘い言葉だ。
「気にしなくていい。俺がこうして一緒に旅行したかっただけだ」
「あのなあ、ンなこと言ってると、いつまでもお前に甘えっぱなしだぞ」
「いいよ。いくらでも甘えてくれて」
「う……」
なんて甘ったるいのだろう。そう思うのに、つい真っ赤になって狼狽えてしまう。
(なんで、さらりとそんなこと言えちゃうかな! 恥ずかしいと思わないワケ!? てゆーか、喜んじゃう俺のがアレ!?)
ぐるぐると考えている間に、大樹が食前酒のグラスを手に取って目配せしてきた。誠も慌ててグラスを持つ。
「それじゃあ――二十歳の誕生日おめでとう、誠」
「あ、ありがとう、ございます……えと、君の瞳にカンパイなんつって」
「お前、『カサブランカ』見てねーだろ」
目の位置までグラスを持ち上げて乾杯し、口に持っていく。誠にとって初めての飲酒だ。
食前酒は香りのいい梅酒だった。すっきりとした甘みと酸味が、すーっと鼻を抜けていって、体がじんわりと火照っていく気がした。
「これが酒かあ。飲みやすいってゆーか、甘くて好きな味かも!」
「それはよかった。にしても、やっと一緒に飲めるな」
「あっ、それな! 成人式とか、みんなフツーに飲んでてさあ」
「あれは、誕生日迎えてないヤツも飲んでそうだけど」
そうこう話をしているうちに、緊張もいつの間にかなくなり、楽しい気分で会席料理の数々に舌鼓を打った。
旬の魚を使った御造りや焼き物、綺麗に盛り付けられた煮物、黒毛和牛を使用したすき焼き……どれもこれも見た目だけでなく非常に美味で、頬が落ちてしまいそうだった。
「どうせ誠のことだ、まだ食えるだろ?」
大樹は極めつけにホールケーキの用意まで頼んでいたらしく、旅館側からサプライズで出されたそれを見れば、言葉にならないほどの幸福感が押し寄せくる。
「やっぱ大樹ってずりぃ!」
「なにがだよ」
「へへっ」
大好きな人と特別な日を過ごす時間は、すごく幸せに満ち足りていて、溢れんばかりの笑顔を浮かべる誠なのだった。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。
陽七 葵
BL
主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。
しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。
蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。
だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。
そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。
そこから物語は始まるのだが——。
実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。
素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~
柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】
人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。
その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。
完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。
ところがある日。
篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。
「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」
一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。
いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。
合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)
おすすめのマッサージ屋を紹介したら後輩の様子がおかしい件
ひきこ
BL
名ばかり管理職で疲労困憊の山口は、偶然見つけたマッサージ店で、長年諦めていたどうやっても改善しない体調不良が改善した。
せっかくなので後輩を連れて行ったらどうやら様子がおかしくて、もう行くなって言ってくる。
クールだったはずがいつのまにか世話焼いてしまう年下敬語後輩Dom ×
(自分が世話を焼いてるつもりの)脳筋系天然先輩Sub がわちゃわちゃする話。
『加減を知らない初心者Domがグイグイ懐いてくる』と同じ世界で地続きのお話です。
(全く別の話なのでどちらも単体で読んでいただけます)
https://www.alphapolis.co.jp/novel/21582922/922916390
サブタイトルに◆がついているものは後輩視点です。
同人誌版と同じ表紙に差し替えました。
表紙イラスト:浴槽つぼカルビ様(X@shabuuma11 )ありがとうございます!
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
【BL】正統派イケメンな幼馴染が僕だけに見せる顔が可愛いすぎる!
ひつじのめい
BL
αとΩの同性の両親を持つ相模 楓(さがみ かえで)は母似の容姿の為にΩと思われる事が多々あるが、説明するのが面倒くさいと放置した事でクラスメイトにはΩと認識されていたが楓のバース性はαである。
そんな楓が初恋を拗らせている相手はαの両親を持つ2つ年上の小野寺 翠(おのでら すい)だった。
翠に恋人が出来た時に気持ちも告げずに、接触を一切絶ちながらも、好みのタイプを観察しながら自分磨きに勤しんでいたが、実際は好みのタイプとは正反対の風貌へと自ら進んでいた。
実は翠も幼い頃の女の子の様な可愛い楓に心を惹かれていたのだった。
楓がΩだと信じていた翠は、自分の本当のバース性がβだと気づかれるのを恐れ、楓とは正反対の相手と付き合っていたのだった。
楓がその事を知った時に、翠に対して粘着系の溺愛が始まるとは、この頃の翠は微塵も考えてはいなかった。
※作者の個人的な解釈が含まれています。
※Rシーンがある回はタイトルに☆が付きます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる