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第8話 もう守られてばかりじゃない(5)★
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「っ、あ……」
力強く吸いつけば、智也の口から甘い声が漏れた。
陽翔はそっと口を離し、赤い印のついた場所を指先でなぞる。
「エッチなとこにつけちゃった。……好きにしていいんだったよね?」
言って、次々と鬱血の痕を残していった。股間に近い、際どいところにも遠慮なく唇を落とし、そのたびに智也の体はピクピクと反応を示す。
次第に居たたまれなくなったのか、智也が陽翔のズボンを寛げてきた。すでに昂っていたものを取り出すなり、つうっと先端に舌を這わせてくる。生温かい感触に包まれて、陽翔は思わず息を呑んだ。
「そこ、舐めてくれるんだ?」
「うるへ……手持ち無沙汰なんだよ」
図らずも《シックスナイン》の形になってしまったわけだが、期待していなかっただけに、嬉しさと興奮が入り交じる。
「じゃあ、こっちもほぐしてあげないとね」
陽翔は双丘を割って、奥まった箇所に舌を這わせた。途端、智也が肩越しに振り向いてくる。
「バッ、どこ舐めてんだよ! 汚ねェだろッ」
「うん? 智也に汚いとこなんてないよ?」
抗議の声は無視して、後孔の周りを丹念に舐めまわす。
ときどき唾液を送り込むようにしてやれば、そこはヒクヒクと収縮する様を見せた。駆られるように、舌先を尖らせて中へと侵入させていく。
「っあ! うそ、舌、やだって……」
身を捩らせる智也の腰をしっかりと押さえ込んでしまう。
口では嫌がっているものの、声音には甘さが滲んでいた。浅いところを出入りさせているうちにそこは柔らかくなっていき、また智也自身も快感に身を震わせる。舌を小刻みに動かしてやれば、もう堪らないといったふうだった。
「あ、うぁ……やばい、それ……なんかヘンな感じ……っ」
智也のものは硬く勃ち上がっており、先端から蜜が溢れだしていた。
無意識なのか、こちらの体に擦りつけてきているのが愛おしく思えてならない。陽翔のなかで嗜虐心が膨らむ。
「どうしたの? 智也も俺のこと、気持ちよくしてくれるんじゃなかったの?」
「っ……くそ」
意地悪く問いかけると、すっかり止まっていた愛撫が再開された。
全体的にねっとりと舐められ、亀頭を口に含むなり強く扱かれる。負けじと一生懸命奉仕してくれている姿に、いっそう煽られるのを感じた。
(あーやっぱヤバい。こっちから見えないとはいえ、気を張ってないとすぐイッちゃいそう……)
本番前にそれでは情けないので、精一杯の虚勢を張ってみせる。
窄まりもそろそろ十分にほぐれてきた頃合いだ。陽翔は舌を引き抜くと、続けざまに指を差し入れた。
「あ、あぁ……」
いきなり二本挿入しても、そこは難なく奥深くまで呑み込んでいった。
智也の感じる箇所はすでに把握している。しこりの部分を強めに刺激してやれば、一際高い声が上がるのだった。
「あッ……ん、あぁ」
「ここ、トントンされると気持ちよくなっちゃうんだよね?」
「っあ、バカやろ……ッ」
憎まれ口を叩く智也だったが、内壁は指をきゅうきゅうと締めつけて離そうとしない。もっと欲しいとねだられているみたいだ。
陽翔は三本目の指を追加し、抜き挿しを繰り返しながらバラバラに動かす。と、快楽に耐えかねたのか、智也がまたもや屹立から口を離してしまった。
「ハル……も、ほしい。早く挿れさせろよ――」
その懇願に陽翔が責め立てを止めると、智也は体を反転させて馬乗りになった。今度は自ら脚を開いて秘部を晒す格好になり、こちらの欲望を後孔に宛がおうとする。
力強く吸いつけば、智也の口から甘い声が漏れた。
陽翔はそっと口を離し、赤い印のついた場所を指先でなぞる。
「エッチなとこにつけちゃった。……好きにしていいんだったよね?」
言って、次々と鬱血の痕を残していった。股間に近い、際どいところにも遠慮なく唇を落とし、そのたびに智也の体はピクピクと反応を示す。
次第に居たたまれなくなったのか、智也が陽翔のズボンを寛げてきた。すでに昂っていたものを取り出すなり、つうっと先端に舌を這わせてくる。生温かい感触に包まれて、陽翔は思わず息を呑んだ。
「そこ、舐めてくれるんだ?」
「うるへ……手持ち無沙汰なんだよ」
図らずも《シックスナイン》の形になってしまったわけだが、期待していなかっただけに、嬉しさと興奮が入り交じる。
「じゃあ、こっちもほぐしてあげないとね」
陽翔は双丘を割って、奥まった箇所に舌を這わせた。途端、智也が肩越しに振り向いてくる。
「バッ、どこ舐めてんだよ! 汚ねェだろッ」
「うん? 智也に汚いとこなんてないよ?」
抗議の声は無視して、後孔の周りを丹念に舐めまわす。
ときどき唾液を送り込むようにしてやれば、そこはヒクヒクと収縮する様を見せた。駆られるように、舌先を尖らせて中へと侵入させていく。
「っあ! うそ、舌、やだって……」
身を捩らせる智也の腰をしっかりと押さえ込んでしまう。
口では嫌がっているものの、声音には甘さが滲んでいた。浅いところを出入りさせているうちにそこは柔らかくなっていき、また智也自身も快感に身を震わせる。舌を小刻みに動かしてやれば、もう堪らないといったふうだった。
「あ、うぁ……やばい、それ……なんかヘンな感じ……っ」
智也のものは硬く勃ち上がっており、先端から蜜が溢れだしていた。
無意識なのか、こちらの体に擦りつけてきているのが愛おしく思えてならない。陽翔のなかで嗜虐心が膨らむ。
「どうしたの? 智也も俺のこと、気持ちよくしてくれるんじゃなかったの?」
「っ……くそ」
意地悪く問いかけると、すっかり止まっていた愛撫が再開された。
全体的にねっとりと舐められ、亀頭を口に含むなり強く扱かれる。負けじと一生懸命奉仕してくれている姿に、いっそう煽られるのを感じた。
(あーやっぱヤバい。こっちから見えないとはいえ、気を張ってないとすぐイッちゃいそう……)
本番前にそれでは情けないので、精一杯の虚勢を張ってみせる。
窄まりもそろそろ十分にほぐれてきた頃合いだ。陽翔は舌を引き抜くと、続けざまに指を差し入れた。
「あ、あぁ……」
いきなり二本挿入しても、そこは難なく奥深くまで呑み込んでいった。
智也の感じる箇所はすでに把握している。しこりの部分を強めに刺激してやれば、一際高い声が上がるのだった。
「あッ……ん、あぁ」
「ここ、トントンされると気持ちよくなっちゃうんだよね?」
「っあ、バカやろ……ッ」
憎まれ口を叩く智也だったが、内壁は指をきゅうきゅうと締めつけて離そうとしない。もっと欲しいとねだられているみたいだ。
陽翔は三本目の指を追加し、抜き挿しを繰り返しながらバラバラに動かす。と、快楽に耐えかねたのか、智也がまたもや屹立から口を離してしまった。
「ハル……も、ほしい。早く挿れさせろよ――」
その懇願に陽翔が責め立てを止めると、智也は体を反転させて馬乗りになった。今度は自ら脚を開いて秘部を晒す格好になり、こちらの欲望を後孔に宛がおうとする。
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