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おまけSS 上書き♡痴漢プレイ(3)★
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「やっ、だめ……高山、さ」
ベルトのバックルに手をかけられ、ゆっくりと外されていく。
スラックスの前を寛げると、続けざまに下着をずらされて、昂ぶりが勢いよく顔を出した。
「……それなのに、侑人は気持ちよくなっちまって。ほら、ここもビンビンになってる」
言葉の続きを述べながら、高山が侑人のものを握り込む。そうして絶妙な力加減で扱かれ、侑人は鼻にかかった声を漏らした。
「うあっ、あ……んっ」
ドアに額を擦りつけるようにして、必死に身悶える。
次第に先走りが溢れ出し、それを潤滑油にして、高山は手の動きを急速に速めていった。ぐちゅぐちゅと卑猥な音が車内に響き、侑人は羞恥心でいっぱいになってしまう。
「や、あぁ……そこ、ばっか――あ、あっ!」
「っは、あんま声出すと周りにバレちまうぞ。お前がこんなにも淫乱だって、な」
いたずらっぽく囁かれ、侑人はイヤイヤでもするかのように頭を振る。唇を引き結ぶも、さらに激しく扱かれてしまい、くぐもった声が漏れ出た。
「ん、んんっ……!」
非日常的な空間も手伝って、ひどく興奮している自分に気づく。
理性とは裏腹に体は正直だ。変態まがいな行為を受けているにも関わらず、与えられる快感に逆らうことができない。
そのまま絶頂まで導かれるのに、そう時間はかからなかった。
「ほら、イけよ。塞いどいてやるから」
顎に手を添えられ、再び振り向かされる。
唇が重なると同時に、先端をぐりっと強く刺激されれば、もう我慢できなかった。侑人の腰が大きく震え、熱い飛沫が迸る。
「~~っ!」
ビュクビュクッ、と断続的に精が吐き出され、高山の手を汚していく。
すべて出し切ったところで、ついに膝から力が抜け落ちた。すると、高山がすかさず腰を引き寄せてくる。
「はっ……ぁ」
侑人は脱力感とともに身を委ねるも、息をつく間もなかった。尻の割れ目に沿って男根を擦りつけられ、その雄々しい硬さと熱に言葉を失ってしまう。
「これで終わると思うなよ」
掠れた声で囁く高山の瞳は、まるで獲物を前にした肉食獣のようにぎらついていた。
帰途についた頃には、電車内の乗客もまばらだった。侑人は高山と並んで座席に座り――そして、人知れず頭を抱えていた。
(……あんなことがあったってのに、電車に乗って帰るだなんて)
先ほどまでの行為が、どうしようもなく頭をちらつく。
あの後もコンセプトルームでさんざん体を重ねたのだが、思い出すだけでも恥ずかしくて死にそうだ。しばらくは電車に乗る度に、いやでもこんな思いをするに違いない。
だというのに、そんな侑人の苦悩などつゆ知らずか、高山は腕組みをしながら目をつぶっていた。いつものように涼しい顔をしているのが、やけに腹立たしく思えてならない。
(妙に意識してんの俺だけかよ! くそっ、この痴漢……この人、痴漢ですーっ!)
そう叫んでやりたい衝動に駆られる。
行為中はつい熱くなってしまったけれど、今となっては「エロオヤジ」だの「変態」だのといった悪態が止まらない。最近はますますその傾向が強くなっている気がするし、付き合わされる身にもなってほしいというものだ。
(ったく……)
やり場のない感情を抱えながら、高山の肩に頭をこつんと預ける。普段はこんなことしないけれど、ちょっとした意趣返しのつもりだった。
……が、小さく鼻で笑うような気配がして、侑人はしてやられた気分になるのだった。
ベルトのバックルに手をかけられ、ゆっくりと外されていく。
スラックスの前を寛げると、続けざまに下着をずらされて、昂ぶりが勢いよく顔を出した。
「……それなのに、侑人は気持ちよくなっちまって。ほら、ここもビンビンになってる」
言葉の続きを述べながら、高山が侑人のものを握り込む。そうして絶妙な力加減で扱かれ、侑人は鼻にかかった声を漏らした。
「うあっ、あ……んっ」
ドアに額を擦りつけるようにして、必死に身悶える。
次第に先走りが溢れ出し、それを潤滑油にして、高山は手の動きを急速に速めていった。ぐちゅぐちゅと卑猥な音が車内に響き、侑人は羞恥心でいっぱいになってしまう。
「や、あぁ……そこ、ばっか――あ、あっ!」
「っは、あんま声出すと周りにバレちまうぞ。お前がこんなにも淫乱だって、な」
いたずらっぽく囁かれ、侑人はイヤイヤでもするかのように頭を振る。唇を引き結ぶも、さらに激しく扱かれてしまい、くぐもった声が漏れ出た。
「ん、んんっ……!」
非日常的な空間も手伝って、ひどく興奮している自分に気づく。
理性とは裏腹に体は正直だ。変態まがいな行為を受けているにも関わらず、与えられる快感に逆らうことができない。
そのまま絶頂まで導かれるのに、そう時間はかからなかった。
「ほら、イけよ。塞いどいてやるから」
顎に手を添えられ、再び振り向かされる。
唇が重なると同時に、先端をぐりっと強く刺激されれば、もう我慢できなかった。侑人の腰が大きく震え、熱い飛沫が迸る。
「~~っ!」
ビュクビュクッ、と断続的に精が吐き出され、高山の手を汚していく。
すべて出し切ったところで、ついに膝から力が抜け落ちた。すると、高山がすかさず腰を引き寄せてくる。
「はっ……ぁ」
侑人は脱力感とともに身を委ねるも、息をつく間もなかった。尻の割れ目に沿って男根を擦りつけられ、その雄々しい硬さと熱に言葉を失ってしまう。
「これで終わると思うなよ」
掠れた声で囁く高山の瞳は、まるで獲物を前にした肉食獣のようにぎらついていた。
帰途についた頃には、電車内の乗客もまばらだった。侑人は高山と並んで座席に座り――そして、人知れず頭を抱えていた。
(……あんなことがあったってのに、電車に乗って帰るだなんて)
先ほどまでの行為が、どうしようもなく頭をちらつく。
あの後もコンセプトルームでさんざん体を重ねたのだが、思い出すだけでも恥ずかしくて死にそうだ。しばらくは電車に乗る度に、いやでもこんな思いをするに違いない。
だというのに、そんな侑人の苦悩などつゆ知らずか、高山は腕組みをしながら目をつぶっていた。いつものように涼しい顔をしているのが、やけに腹立たしく思えてならない。
(妙に意識してんの俺だけかよ! くそっ、この痴漢……この人、痴漢ですーっ!)
そう叫んでやりたい衝動に駆られる。
行為中はつい熱くなってしまったけれど、今となっては「エロオヤジ」だの「変態」だのといった悪態が止まらない。最近はますますその傾向が強くなっている気がするし、付き合わされる身にもなってほしいというものだ。
(ったく……)
やり場のない感情を抱えながら、高山の肩に頭をこつんと預ける。普段はこんなことしないけれど、ちょっとした意趣返しのつもりだった。
……が、小さく鼻で笑うような気配がして、侑人はしてやられた気分になるのだった。
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