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第1章
相談
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翌日のお昼頃にモルガン氏が魔物の肉を持って来てくれた。
一通りの場所を案内してから、幻獣舎へ戻って水魔法で治療した後、傷薬をレナードが水豹を、グリフォンをモルガン氏が塗りながら相談した。
まずは先にグリフォンを預かっておきながら、魔力量の関係で治療を集中して出来ないことを謝罪する。
「とんでもない、怪我の治療だけならお金さえ出せば私でもしてやれた。
だが、グリフォンを今まで酷使したから、静かで人の喧騒のない場所で老後を過ごして欲しいと、リハビリにちょうどいい場所にあるレナードさんのところへ預けることが出来て良かったと思っているんですよ。
今は繋がっていないから、正確な気持ちは分かりませんが、私から見捨てられたと落ち込んでいた時とは違って、たくさんの幻獣の子供達と触れ合えて幸せそうです」
丁寧に薬を塗った後、身体を労わるように撫でながらモルガンは言った。
グリフォンも甘えるようにゴロゴロを喉を鳴らしていた。
「幻獣と仮契約をすると、魔力量が個体に応じて増えるじゃないですか。
でも変異種の幼体はまだ魔法が使えないから幻獣ではないって見解ですよね。
ここではルゼ以外では保護している幼体だけなんですが、あの子は人に襲われているせいか、完全には警戒心があってまだしたくないんですよ。
だから仮契約出来るとしたら、懐いてくれてる変異種の子供達なんです」
「幻獣使いでは変異種の幼体を育てられないからという事情もありますが、変異種の成体しか魔法を使えないから確かに幻獣の卵って呼ばれてますね」
「子馬はずっとうちに居ますし、仔犬達も本格的な訓練する時期が終われば、うちか、魔性植物園かどちらかで引き取ることが決まっているので、名付けの仮契約をしたとしても問題ない気がするんです。
ただ幻獣じゃないから魔力量が上がる保証がないのに、現時点で仮契約をしても良いのか悩んでしまって。
保護した幼体だけ仲間外れになってしまうしと」
「魔力量が増えるかは別として、保護した幼体を含めてあの子達と話し合ってみては?
仔犬達以外はあの子達の意思で決めても良いのでは?」
「そうですね。
今日は関係者にもこのことを相談しようと思って留守番役に呼んだんです。
仔犬達のことは魔性植物園にも話して確認もしないといけないですね」
モルガン氏のおかげで少し気持ちの整理が出来たので、スッキリした気持ちで町へと向かう。
商業ギルドの会議室で、ヘルマン氏と両ギルド長を交えて変異種達の経過観察の報告がてら、仮契約のことを相談したら、あっさり本獣達次第で試してみれば良いと言われた。
魔性植物園を訪ねて、変異種担当者にお互いの子供達の近況の意見交換の後に名付けの仮契約の話しをしてみた。
「今、私を含む一部の動物好きの職員の中で、幻獣使いの技術取得を目指しているんですよ!
最低2名は取得出来たら良いなぁと数日前に話していたところなんですよ。
ちょっと待ってて下さい」
そう言って部屋を凄い勢いで出て行った。
呆然と出て行った扉の方を見ていると、何やら大声が聞こえ、しばらくすると駆け回る音が聞こえた。
更に数分後には、担当者以外に5名の職員と園長が飛び込んで来た。
それぞれ両手にノートや紙の束を持っていた。
「これ、変異種の名前の候補なんです!」
と皆興奮した状態でリストを机に出していた。
どうやら名付けの話しをして以来、動物好きの職員がそれぞれ独自に変異種達の名前を考えていたらしい。
その中には将来訓練して植物園の番犬に相応しいとして引き取られた場合の2匹の名前候補もあって、レナードは苦笑いするしかなかった。
全ての候補から長過ぎたり、趣味に走り過ぎるものなどを振るい落とし、レナードから聞いた2匹の特徴を聞き、多数決の結果、元気いっぱいの子を『ソル』、ちょっと臆病な子を『ルナ』と決まったが、たった2つの名付けだけに3時間以上もかかったので疲れた。
レナードが帰った後も他の変異種の名前を決めていたようで、翌日も会議が行われたらしい。
一通りの場所を案内してから、幻獣舎へ戻って水魔法で治療した後、傷薬をレナードが水豹を、グリフォンをモルガン氏が塗りながら相談した。
まずは先にグリフォンを預かっておきながら、魔力量の関係で治療を集中して出来ないことを謝罪する。
「とんでもない、怪我の治療だけならお金さえ出せば私でもしてやれた。
だが、グリフォンを今まで酷使したから、静かで人の喧騒のない場所で老後を過ごして欲しいと、リハビリにちょうどいい場所にあるレナードさんのところへ預けることが出来て良かったと思っているんですよ。
今は繋がっていないから、正確な気持ちは分かりませんが、私から見捨てられたと落ち込んでいた時とは違って、たくさんの幻獣の子供達と触れ合えて幸せそうです」
丁寧に薬を塗った後、身体を労わるように撫でながらモルガンは言った。
グリフォンも甘えるようにゴロゴロを喉を鳴らしていた。
「幻獣と仮契約をすると、魔力量が個体に応じて増えるじゃないですか。
でも変異種の幼体はまだ魔法が使えないから幻獣ではないって見解ですよね。
ここではルゼ以外では保護している幼体だけなんですが、あの子は人に襲われているせいか、完全には警戒心があってまだしたくないんですよ。
だから仮契約出来るとしたら、懐いてくれてる変異種の子供達なんです」
「幻獣使いでは変異種の幼体を育てられないからという事情もありますが、変異種の成体しか魔法を使えないから確かに幻獣の卵って呼ばれてますね」
「子馬はずっとうちに居ますし、仔犬達も本格的な訓練する時期が終われば、うちか、魔性植物園かどちらかで引き取ることが決まっているので、名付けの仮契約をしたとしても問題ない気がするんです。
ただ幻獣じゃないから魔力量が上がる保証がないのに、現時点で仮契約をしても良いのか悩んでしまって。
保護した幼体だけ仲間外れになってしまうしと」
「魔力量が増えるかは別として、保護した幼体を含めてあの子達と話し合ってみては?
仔犬達以外はあの子達の意思で決めても良いのでは?」
「そうですね。
今日は関係者にもこのことを相談しようと思って留守番役に呼んだんです。
仔犬達のことは魔性植物園にも話して確認もしないといけないですね」
モルガン氏のおかげで少し気持ちの整理が出来たので、スッキリした気持ちで町へと向かう。
商業ギルドの会議室で、ヘルマン氏と両ギルド長を交えて変異種達の経過観察の報告がてら、仮契約のことを相談したら、あっさり本獣達次第で試してみれば良いと言われた。
魔性植物園を訪ねて、変異種担当者にお互いの子供達の近況の意見交換の後に名付けの仮契約の話しをしてみた。
「今、私を含む一部の動物好きの職員の中で、幻獣使いの技術取得を目指しているんですよ!
最低2名は取得出来たら良いなぁと数日前に話していたところなんですよ。
ちょっと待ってて下さい」
そう言って部屋を凄い勢いで出て行った。
呆然と出て行った扉の方を見ていると、何やら大声が聞こえ、しばらくすると駆け回る音が聞こえた。
更に数分後には、担当者以外に5名の職員と園長が飛び込んで来た。
それぞれ両手にノートや紙の束を持っていた。
「これ、変異種の名前の候補なんです!」
と皆興奮した状態でリストを机に出していた。
どうやら名付けの話しをして以来、動物好きの職員がそれぞれ独自に変異種達の名前を考えていたらしい。
その中には将来訓練して植物園の番犬に相応しいとして引き取られた場合の2匹の名前候補もあって、レナードは苦笑いするしかなかった。
全ての候補から長過ぎたり、趣味に走り過ぎるものなどを振るい落とし、レナードから聞いた2匹の特徴を聞き、多数決の結果、元気いっぱいの子を『ソル』、ちょっと臆病な子を『ルナ』と決まったが、たった2つの名付けだけに3時間以上もかかったので疲れた。
レナードが帰った後も他の変異種の名前を決めていたようで、翌日も会議が行われたらしい。
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