彼は続きが書けない

風雅ハ犬

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自分も何かを書きたい

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 社会人になってからしばらく、学生の頃には体験できなかったことを体験できるようになった。
 大人は「これが出来てすげぇ」と思っていたものは実は大したことがなかったり、幼い頃当たり前に出来ていたことが出来なくなっていたり…。

 そんな日々のなかで彼はふと、自分も何か作品を作りたいと思った。

 自分で一から何を作れる?
 不器用だし、美的感覚は皆無。
 運動だって微妙だし。

 文章ならかけるか?
 ならネット小説を書いてみよう。

 頭の中に今までの考察から出来た妄想なら沢山ある。お金も通信費だけだし!やってみよう!!

 彼はサイトに登録をした。
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