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緑の淡い光が肩を包み込むと同時に、傷口を襲う痛みが消えていく。
感覚としては、お湯で濡らした布で覆われている感じに近いかな。暖かさがゆっくりと広がっていくにつれて、安心感が俺を包み込んでくれる。
「――痛みが引いていく……」
「これくらいしか、私には出来ないですから」
あれからしばらくたったルステルの村。その中央に位置する小さな広場で、俺はオークに受けた傷をフィーリネに癒してもらっていた。
「そんなに過小評価しなくても、フィーリネは良くやった。それに、傷にしてもコイツが油断してできたものだ。自業自得だろう」
「……はは、ぐぅの音も出ないな」
普段ならば何かしら言い返すところだが、今回ばかりはゾイトの言うとおりだ。
敵前で油断すればどうなるか。そんなもの少し考えれば分かる。
「自分の力に慢心したから起きたわけだし。今回は、それを思い知ったよ」
連勝無敗というのが自分の心に余裕をもたらした。
結果から言ってしまえば今回は圧勝とは言いがたい。確かに勝つことはできたけれど、俺はこうして肩に傷を負わされたわけだし。
それに、炎に焼かれて消え去ったとしても相手は不死身の化け物。消え去ったように見えて実は生きていた。なんてこともありえなくないのだ。
相手を打ち倒したって確証が得られないうちは、依頼も完遂とは言えないだろう。
それに――
「ところで『あの方』と言うのは、いったい誰なんでしょう……?」
「分からない。アイツが自分の死よりも優先している誰かさんだからね。厄介な相手には違いないと思うよ」
面倒な奴を倒したと思えば、まだ上に敵がいるようなことをほのめかすような言動。
ただオークとか言う化け物を倒すだけの単純な依頼だと思っていたのに、厄介な問題に首を突っ込んでしまった気がする。
「アイツは『あの方』のために養分を集めていると口にしていた……。っていうか、そもそも奴らの言う養分ってのは何なんだろうな?」
「一つは魔力だとして、もう一つは――恐らく、生き物の負の感情だろうな」
俺の疑問にゾイトが短く答えた。
「負の感情?」
「生き物の『怖い』だとか『辛い』とか、そんな苦しみに満ちた感情を糧にしているんだろう。オークの一匹が言っていたからな」
「――そういえば……」
思い返すのは、ウリ坊状態のオークが俺たちと出会ったときに口にした言葉だ。
自分たちを見て怖がったり、怒ったり、悲しんだりしてくれる協力的な村人とかって言っていたはずだ。
あれが、栄養分を提供してくれる便利な餌という意味なら説明が付く。
「奴らが集めていた栄養源が、さっきの不死身の化け物の糧になった――そう考えるのが妥当だった。だが、最後に奴が残した『あの方』という存在がいる以上、アイツもまた他のオーク同様に栄養源を集める働きアリみたいなものだったんだろう」
「つまり、まだこの村は安全じゃないってことか?」
「あくまでボクの仮説にすぎないけどな」
肩をすくめてゾイトは口にした。
「なら、すぐにでも村の方々には避難してもらった方がいいのでは?」
「そうしてもらいたいのは山々なんだがな……」
嘆息してからゾイトは辺りを見回した。
それにつられるように視界を回してみれば、目に映るのはの村人たちだ。
半壊した家のドアや窓の縁、荒れた地面に直に座ってこちらを見据える彼らの大半は年寄りや子供が多いようにもうかがえた。
「――あの人数を連れて移動するのは危険ってことか……」
「そうだ。ボクらはコーラルに乗せてもらったおかげで大した時間を有せずにここまで来れた。だが、本来カルサイトからここまでは随分距離がある。大所帯を連れての移動となると、それなりの時間がかかるだろうからな」
「カルサイト以外の場所に隠れてもらうというのはどうでしょうか?」
フィーリネの控えめな質問に、ゾイトは少し間をおいてから首を横に振った。
「ここまで来る間に空から辺りを確認していたんだが、街道がずっと続くだけで安全な場所はないんだよ」
「そうなのか?」
『ゾイトの言うとおりだ。我もそれなりにこの地域は飛び回っておるが、それらしい場所は見かけたことがない』
フィーリネの胸に抱かれたコーラルは、撫でてくる彼女の手を払いのけながら答える。
空から何度も地上を見下ろした経験のあるコーラルが言うのならば間違いないのだろうが、この状況はかなりよろしくないと言えるだろう。
俺は頭を掻きむしりながら無い頭を回転させて、コーラルを見据えると
「コーラル。一応聞いておくけど、村人全員を連れてカルサイトまで移動は可能か?」
『主の命令とあればやるにはやるが、流石の我でもあの人数を一度で連れて行くのは不可能だ。何度かの往復をすることになるだろう――だが、そうなると危険性が増すだろう』
「何でだ?」
「オークもそうでしたけど、魔物の多くは夜になると獰猛さが増す上に活動的になるんです。おそらく、コーラルちゃんがこの場から一時的にとはいっても去ってしまえば、餌を求めて魔物が押し寄せてくるのではないでしょうか……」
俺の質問に答えたのはフィーリネだ。
彼女の胸にいるコーラルも申し訳なさそうに頷いているのだから、彼女の言う通りコーラルという抑止力がこの場を離れれば、ルステルは地獄と化すのだろう。
「――ここで『あの方』とやらが復活するまで連中の相手をするか、それとも危険を冒してでも村人たちの避難を優先するか……。どちらにしても、危険が付きまとうだろうが、晴崎暁人。お前はどう思う?」
「俺は……」
『村人の非難を優先する』それが俺の現段階での答えではある。
あの不死身のオーク同様、いやそれ以上の化け物だろうと本気を出せば粉微塵に出来るだけの力は持ち合わせているからな。その点は問題ない。
問題は『本気』を出さないとまずいという点だ。
俺だって馬鹿じゃない。不死身の化け物が敬愛するような奴を相手に加減をするのがどのくらい危険か分からないわけじゃないんだ。
仮にその『あの方』とやらと対峙するのなら、全力を出して相手をしてやるさ。だが、俺が本気を出すための前提条件は周りに誰もいないことなんだよな。
その条件がクリアできない以上は、俺の馬鹿げた力は周りを巻き込む災害でしかない。
「……俺は、村人の非難を優先した方がいいと思う」
「避難が完了するまでは地獄だぞ?」
「だとしても、ここであの人たちを危険にさらしたままにしているよりはマシだ。安全な場所に移動できれば、あの人たちの不安な心も少しは軽減する。そうなれば、『あの方』とか言う化け物だって復活しないかもしれないしな」
「……そうか」
小さく笑みを浮かべたゾイトは、短く言葉をこぼすと視線をフィーリネと、彼女に抱かれたあコーラルへと向ける。
そんな彼女の視線を受けたフィーリネとコーラルは、互いに笑みを浮かべると
「私も問題ありません。村の人たちを救うのが今回の依頼ですから。こんな危険地帯に放っておくわけにはいきません」
『我は主の命令ならば、どんな危険なことだろうと遂行するさ。――運搬としての役割を任されるのは癪ではあるがな……」
二人して俺の意見に肯定的である。反対意見も出るかと思ってたから少々意外だ。
「全員、村人の避難の優先と言うことでいいわけだな?」
「と言うことは、お前もその方がいいと思っていたわけかよ……」
「防御を固めたところで、根本的な問題は解決していないからな。連中の栄養源が生き物の負の感情である以上は、変に村人の不安をあおるような真似はしない方がいい。そう思っただけだ」
腕を組み淡々と告げたゾイトに俺は苦笑する。
口の悪い彼女ではあるが、根本的なところは根っからの善人だ。フィーリネが心を許して、幼馴染兼親友として付き合ってるのも分かる気がする。
そう思うと、どうしようもなく目の前の仲間たちを失いたくないって感情で胸がいっぱいになった気がした。だからだろうか、
「――なぁ、みんな。ちょっとお願いがあるんだ」
俺は無意識のうちに口を開いて、ある頼みごとを口にしていたのだった。
感覚としては、お湯で濡らした布で覆われている感じに近いかな。暖かさがゆっくりと広がっていくにつれて、安心感が俺を包み込んでくれる。
「――痛みが引いていく……」
「これくらいしか、私には出来ないですから」
あれからしばらくたったルステルの村。その中央に位置する小さな広場で、俺はオークに受けた傷をフィーリネに癒してもらっていた。
「そんなに過小評価しなくても、フィーリネは良くやった。それに、傷にしてもコイツが油断してできたものだ。自業自得だろう」
「……はは、ぐぅの音も出ないな」
普段ならば何かしら言い返すところだが、今回ばかりはゾイトの言うとおりだ。
敵前で油断すればどうなるか。そんなもの少し考えれば分かる。
「自分の力に慢心したから起きたわけだし。今回は、それを思い知ったよ」
連勝無敗というのが自分の心に余裕をもたらした。
結果から言ってしまえば今回は圧勝とは言いがたい。確かに勝つことはできたけれど、俺はこうして肩に傷を負わされたわけだし。
それに、炎に焼かれて消え去ったとしても相手は不死身の化け物。消え去ったように見えて実は生きていた。なんてこともありえなくないのだ。
相手を打ち倒したって確証が得られないうちは、依頼も完遂とは言えないだろう。
それに――
「ところで『あの方』と言うのは、いったい誰なんでしょう……?」
「分からない。アイツが自分の死よりも優先している誰かさんだからね。厄介な相手には違いないと思うよ」
面倒な奴を倒したと思えば、まだ上に敵がいるようなことをほのめかすような言動。
ただオークとか言う化け物を倒すだけの単純な依頼だと思っていたのに、厄介な問題に首を突っ込んでしまった気がする。
「アイツは『あの方』のために養分を集めていると口にしていた……。っていうか、そもそも奴らの言う養分ってのは何なんだろうな?」
「一つは魔力だとして、もう一つは――恐らく、生き物の負の感情だろうな」
俺の疑問にゾイトが短く答えた。
「負の感情?」
「生き物の『怖い』だとか『辛い』とか、そんな苦しみに満ちた感情を糧にしているんだろう。オークの一匹が言っていたからな」
「――そういえば……」
思い返すのは、ウリ坊状態のオークが俺たちと出会ったときに口にした言葉だ。
自分たちを見て怖がったり、怒ったり、悲しんだりしてくれる協力的な村人とかって言っていたはずだ。
あれが、栄養分を提供してくれる便利な餌という意味なら説明が付く。
「奴らが集めていた栄養源が、さっきの不死身の化け物の糧になった――そう考えるのが妥当だった。だが、最後に奴が残した『あの方』という存在がいる以上、アイツもまた他のオーク同様に栄養源を集める働きアリみたいなものだったんだろう」
「つまり、まだこの村は安全じゃないってことか?」
「あくまでボクの仮説にすぎないけどな」
肩をすくめてゾイトは口にした。
「なら、すぐにでも村の方々には避難してもらった方がいいのでは?」
「そうしてもらいたいのは山々なんだがな……」
嘆息してからゾイトは辺りを見回した。
それにつられるように視界を回してみれば、目に映るのはの村人たちだ。
半壊した家のドアや窓の縁、荒れた地面に直に座ってこちらを見据える彼らの大半は年寄りや子供が多いようにもうかがえた。
「――あの人数を連れて移動するのは危険ってことか……」
「そうだ。ボクらはコーラルに乗せてもらったおかげで大した時間を有せずにここまで来れた。だが、本来カルサイトからここまでは随分距離がある。大所帯を連れての移動となると、それなりの時間がかかるだろうからな」
「カルサイト以外の場所に隠れてもらうというのはどうでしょうか?」
フィーリネの控えめな質問に、ゾイトは少し間をおいてから首を横に振った。
「ここまで来る間に空から辺りを確認していたんだが、街道がずっと続くだけで安全な場所はないんだよ」
「そうなのか?」
『ゾイトの言うとおりだ。我もそれなりにこの地域は飛び回っておるが、それらしい場所は見かけたことがない』
フィーリネの胸に抱かれたコーラルは、撫でてくる彼女の手を払いのけながら答える。
空から何度も地上を見下ろした経験のあるコーラルが言うのならば間違いないのだろうが、この状況はかなりよろしくないと言えるだろう。
俺は頭を掻きむしりながら無い頭を回転させて、コーラルを見据えると
「コーラル。一応聞いておくけど、村人全員を連れてカルサイトまで移動は可能か?」
『主の命令とあればやるにはやるが、流石の我でもあの人数を一度で連れて行くのは不可能だ。何度かの往復をすることになるだろう――だが、そうなると危険性が増すだろう』
「何でだ?」
「オークもそうでしたけど、魔物の多くは夜になると獰猛さが増す上に活動的になるんです。おそらく、コーラルちゃんがこの場から一時的にとはいっても去ってしまえば、餌を求めて魔物が押し寄せてくるのではないでしょうか……」
俺の質問に答えたのはフィーリネだ。
彼女の胸にいるコーラルも申し訳なさそうに頷いているのだから、彼女の言う通りコーラルという抑止力がこの場を離れれば、ルステルは地獄と化すのだろう。
「――ここで『あの方』とやらが復活するまで連中の相手をするか、それとも危険を冒してでも村人たちの避難を優先するか……。どちらにしても、危険が付きまとうだろうが、晴崎暁人。お前はどう思う?」
「俺は……」
『村人の非難を優先する』それが俺の現段階での答えではある。
あの不死身のオーク同様、いやそれ以上の化け物だろうと本気を出せば粉微塵に出来るだけの力は持ち合わせているからな。その点は問題ない。
問題は『本気』を出さないとまずいという点だ。
俺だって馬鹿じゃない。不死身の化け物が敬愛するような奴を相手に加減をするのがどのくらい危険か分からないわけじゃないんだ。
仮にその『あの方』とやらと対峙するのなら、全力を出して相手をしてやるさ。だが、俺が本気を出すための前提条件は周りに誰もいないことなんだよな。
その条件がクリアできない以上は、俺の馬鹿げた力は周りを巻き込む災害でしかない。
「……俺は、村人の非難を優先した方がいいと思う」
「避難が完了するまでは地獄だぞ?」
「だとしても、ここであの人たちを危険にさらしたままにしているよりはマシだ。安全な場所に移動できれば、あの人たちの不安な心も少しは軽減する。そうなれば、『あの方』とか言う化け物だって復活しないかもしれないしな」
「……そうか」
小さく笑みを浮かべたゾイトは、短く言葉をこぼすと視線をフィーリネと、彼女に抱かれたあコーラルへと向ける。
そんな彼女の視線を受けたフィーリネとコーラルは、互いに笑みを浮かべると
「私も問題ありません。村の人たちを救うのが今回の依頼ですから。こんな危険地帯に放っておくわけにはいきません」
『我は主の命令ならば、どんな危険なことだろうと遂行するさ。――運搬としての役割を任されるのは癪ではあるがな……」
二人して俺の意見に肯定的である。反対意見も出るかと思ってたから少々意外だ。
「全員、村人の避難の優先と言うことでいいわけだな?」
「と言うことは、お前もその方がいいと思っていたわけかよ……」
「防御を固めたところで、根本的な問題は解決していないからな。連中の栄養源が生き物の負の感情である以上は、変に村人の不安をあおるような真似はしない方がいい。そう思っただけだ」
腕を組み淡々と告げたゾイトに俺は苦笑する。
口の悪い彼女ではあるが、根本的なところは根っからの善人だ。フィーリネが心を許して、幼馴染兼親友として付き合ってるのも分かる気がする。
そう思うと、どうしようもなく目の前の仲間たちを失いたくないって感情で胸がいっぱいになった気がした。だからだろうか、
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