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ある意味チートなのかも……
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出発の時から思っていた試したい事を取り敢えずやり終え、マサキは二人の元へ帰って来た。
「凄いじゃない!あんな事できるなんて!」
少し興奮気味にティナが話しかけて来る。
「あんな乗り方見た事無いで~す!一体ドウヤッタンデスカ~?」
ジミもあの様な乗り方は見た事がなく自分も試したくてウズウズしている様だ。
(だからエセ外国人っぽい話し方止めろし(笑)
「いや、だからジャンプの途中で羽ばたいてみたの。」
(前世で見たアニメを参考になんて言ってもわからんよなぁ……)
「それは凄い発想デース!」
(え?誰も思い付かんもんなのか?)
「私モアが飛んでるの初めてみた!」
「それは私もデース!」
(おい!ジミさんや、倒れてた時からキャラ変わってんぞ)
この世界では、自分の知ってる普通の知識が確立されていない無い事も有るって事だ。なら、前世の知識をフルに活用したら俺TUEEEE!ってなれるんじゃね?コレってチートなのか?っても全然活用方法思いつかんけど。
「私にも教えてクダサーイ!」
(もう良いって!エセ外国人め……)
二人の興奮冷めやらぬまま帰路につこうとするが既に時は夕暮れであった。
「暗い中移動もアレだから今日はココで野営するか。」
「まぁ、こんな時間だしねぇ…」
とティナも賛同する。
ジミも自分の立場が解っているようで反対はしなかった。
たちまち今後の予定が決まったので、何かあった時直ぐ出発出来るように野営の道具だけはそのままにして、 硬竹と旅の荷物はモアに積み込んだ。
「ジミさん、明日には私達の町に着いちゃうけどどうするの?」
どうするの?とティナが聞いた事は、ある意味、家には連れていかないと言う意思表示でもある。
「そうですねぇ……」
黙り込むジミ。
マサキは会話には参加せず成り行きを見守る。
「町に着いたら役場へ出頭しますよ。」
(まぁ、無難な判断だわな。なんとかしてあげたくても俺も居候の身でヒモだし……(てへ)
パチパチと焚き火が弾ける音が大きく聴こえる。
「でも、要は脱走でしょ?罪が重くなるんじゃない?」
(それなんだよ。金を払って得たものが脱走したんだよな……)
「ハイ……私は何もして無いのに、無実の罪を着せられて、そう思うと居てもたっても居られなくなり逃げて仕舞いました…」
う~ん……と3人頭を抱える。
奴隷と言っても、ここではよくありがちな拘束力のある首輪とか、呪いを掛けてあるとかの対策はしていない。
「バレる事ってあるの?」
咄嗟にマサキは聞いてみた。
「う~ん……隷通の本拠地がある所からはかなり離れて居るので直ぐにはバレないと思いますが……」
とジミは答える。
町に入れば見掛けない人間は逆に目立つ。しかも素性が知れない人間となれば尚更だ。
なので旅人は最初にその町にある役場に訪れるのがこの世界でのセオリー(あとから知った)らしいのだが
たまたま自分はティナと知って、何と無くなあなあで過ごして来たから余り考えもしなかったが……とここまで考えて
「取り敢えず旅人の体で行けば?」
ハッと2人が顔を上げ
「そっか!その手があるね!」
と喜ぶ。
(おいおい、そんな子供騙しな手が通用すんのかよ?)
よくよく話を聞くと、奴隷が逃げて旅人の振りをして、偽名を使ってどこかの町に潜伏する事は少なく無いらしい。
(まぁ、そうか……戸籍とか住民票等の概念無いもんな……一人増えようが二人増えようがザルって事か。)
「ま、バレた時が不味いけどね。」
(そらそーだわな……)
「大丈夫です!いや大丈夫とは言えないかもですが、あなた達は、ただ行き倒れていた人を助けただけ。そうすれば何も問題は無いです。」
(そうだけど、そんなの通用するのかよ?)
「う~ん……」
とティナが悩んでいる。
「やっぱ最初の案で役場に出頭か、もしくは旅人の振りして行くか……どっちみち1回は行かないと駄目なんだろ?」
「そうなっちゃうよねぇ……今後の身の振り方は私達が決めることじゃ無いからさ、どっちにするかはジミさんが決めるしか無いよ。」
ジミは黙って話を聴いている。
「ま、それが一番だな。協力出来ることがあれば協力するから!着くまでには答えを出しといてよ。」
(正直、こんくらいしか俺らには出来んわ。)
「わかりました!命を助けて貰った上にご迷惑を掛けてしまってすみません……」
ところで……とジミは続ける。
「マサキさんとティナさんは親子なんですか?」
(キタキタキタキタ~!まぁそうなるわな………)
「いえ!違いますよ!」
ティナは即答した。
「では、親戚の方?とかですか?」
(おお……ジミ、空気読んでるなぁ……ま、俺が逆の立場でも余り掘り下げては聞けんからなぁ…)
「いえ!縁も縁も全く無い赤の他人ですよぉ~!(笑)」
(おい!言いおった!このムスメ言いおったわい!しかも(笑)が付いておる!)
「そうなんですね!」
何か聞いてはならない事なのか雰囲気を察したジミはそれ以上は突っ込んで来なかった。
(グッジョブ!ジミ!)
そりゃそうだ。くたびれた中年のおっさんと、成人しているとは言え成人に見えない合法○リ少女が二人旅してりゃ怪しいわな………
(ちょっとどんな想像したのか聞いてみたい所だが。)
取り敢えず、今後のジミの身の振り方の話もまとまって夕食となった。
「今日はシチューだよぉ~!」
「おおっ!」
とジミ
「も!だろ?美味しいけどさ。」
「不満がある人食べなくてヨロシ!おーけー?(冷笑)」
「おーけー。不満はございません。(震え声)」
「ティナさんは歳上の扱いが堂に入ってますねぇ~!」
ぶふぉ!とティナが吹いて三日間の夜が更けて行った。
「凄いじゃない!あんな事できるなんて!」
少し興奮気味にティナが話しかけて来る。
「あんな乗り方見た事無いで~す!一体ドウヤッタンデスカ~?」
ジミもあの様な乗り方は見た事がなく自分も試したくてウズウズしている様だ。
(だからエセ外国人っぽい話し方止めろし(笑)
「いや、だからジャンプの途中で羽ばたいてみたの。」
(前世で見たアニメを参考になんて言ってもわからんよなぁ……)
「それは凄い発想デース!」
(え?誰も思い付かんもんなのか?)
「私モアが飛んでるの初めてみた!」
「それは私もデース!」
(おい!ジミさんや、倒れてた時からキャラ変わってんぞ)
この世界では、自分の知ってる普通の知識が確立されていない無い事も有るって事だ。なら、前世の知識をフルに活用したら俺TUEEEE!ってなれるんじゃね?コレってチートなのか?っても全然活用方法思いつかんけど。
「私にも教えてクダサーイ!」
(もう良いって!エセ外国人め……)
二人の興奮冷めやらぬまま帰路につこうとするが既に時は夕暮れであった。
「暗い中移動もアレだから今日はココで野営するか。」
「まぁ、こんな時間だしねぇ…」
とティナも賛同する。
ジミも自分の立場が解っているようで反対はしなかった。
たちまち今後の予定が決まったので、何かあった時直ぐ出発出来るように野営の道具だけはそのままにして、 硬竹と旅の荷物はモアに積み込んだ。
「ジミさん、明日には私達の町に着いちゃうけどどうするの?」
どうするの?とティナが聞いた事は、ある意味、家には連れていかないと言う意思表示でもある。
「そうですねぇ……」
黙り込むジミ。
マサキは会話には参加せず成り行きを見守る。
「町に着いたら役場へ出頭しますよ。」
(まぁ、無難な判断だわな。なんとかしてあげたくても俺も居候の身でヒモだし……(てへ)
パチパチと焚き火が弾ける音が大きく聴こえる。
「でも、要は脱走でしょ?罪が重くなるんじゃない?」
(それなんだよ。金を払って得たものが脱走したんだよな……)
「ハイ……私は何もして無いのに、無実の罪を着せられて、そう思うと居てもたっても居られなくなり逃げて仕舞いました…」
う~ん……と3人頭を抱える。
奴隷と言っても、ここではよくありがちな拘束力のある首輪とか、呪いを掛けてあるとかの対策はしていない。
「バレる事ってあるの?」
咄嗟にマサキは聞いてみた。
「う~ん……隷通の本拠地がある所からはかなり離れて居るので直ぐにはバレないと思いますが……」
とジミは答える。
町に入れば見掛けない人間は逆に目立つ。しかも素性が知れない人間となれば尚更だ。
なので旅人は最初にその町にある役場に訪れるのがこの世界でのセオリー(あとから知った)らしいのだが
たまたま自分はティナと知って、何と無くなあなあで過ごして来たから余り考えもしなかったが……とここまで考えて
「取り敢えず旅人の体で行けば?」
ハッと2人が顔を上げ
「そっか!その手があるね!」
と喜ぶ。
(おいおい、そんな子供騙しな手が通用すんのかよ?)
よくよく話を聞くと、奴隷が逃げて旅人の振りをして、偽名を使ってどこかの町に潜伏する事は少なく無いらしい。
(まぁ、そうか……戸籍とか住民票等の概念無いもんな……一人増えようが二人増えようがザルって事か。)
「ま、バレた時が不味いけどね。」
(そらそーだわな……)
「大丈夫です!いや大丈夫とは言えないかもですが、あなた達は、ただ行き倒れていた人を助けただけ。そうすれば何も問題は無いです。」
(そうだけど、そんなの通用するのかよ?)
「う~ん……」
とティナが悩んでいる。
「やっぱ最初の案で役場に出頭か、もしくは旅人の振りして行くか……どっちみち1回は行かないと駄目なんだろ?」
「そうなっちゃうよねぇ……今後の身の振り方は私達が決めることじゃ無いからさ、どっちにするかはジミさんが決めるしか無いよ。」
ジミは黙って話を聴いている。
「ま、それが一番だな。協力出来ることがあれば協力するから!着くまでには答えを出しといてよ。」
(正直、こんくらいしか俺らには出来んわ。)
「わかりました!命を助けて貰った上にご迷惑を掛けてしまってすみません……」
ところで……とジミは続ける。
「マサキさんとティナさんは親子なんですか?」
(キタキタキタキタ~!まぁそうなるわな………)
「いえ!違いますよ!」
ティナは即答した。
「では、親戚の方?とかですか?」
(おお……ジミ、空気読んでるなぁ……ま、俺が逆の立場でも余り掘り下げては聞けんからなぁ…)
「いえ!縁も縁も全く無い赤の他人ですよぉ~!(笑)」
(おい!言いおった!このムスメ言いおったわい!しかも(笑)が付いておる!)
「そうなんですね!」
何か聞いてはならない事なのか雰囲気を察したジミはそれ以上は突っ込んで来なかった。
(グッジョブ!ジミ!)
そりゃそうだ。くたびれた中年のおっさんと、成人しているとは言え成人に見えない合法○リ少女が二人旅してりゃ怪しいわな………
(ちょっとどんな想像したのか聞いてみたい所だが。)
取り敢えず、今後のジミの身の振り方の話もまとまって夕食となった。
「今日はシチューだよぉ~!」
「おおっ!」
とジミ
「も!だろ?美味しいけどさ。」
「不満がある人食べなくてヨロシ!おーけー?(冷笑)」
「おーけー。不満はございません。(震え声)」
「ティナさんは歳上の扱いが堂に入ってますねぇ~!」
ぶふぉ!とティナが吹いて三日間の夜が更けて行った。
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