砂糖な彼氏と塩な彼女の異世界冒険記!

星の書庫

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異世界転移しちゃった感じですか!?

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《梓side》
      「さえちゃん!ゲームしよう!」
「……ん」
ダメよ……梓。堪えるのよ……
「さえちゃん!これどっち ︎」
「……左」
まだ耐えないと……。頑張れ梓。
「凄いよ!この道で正解だよ!」
「……ん」
も、もうだめ!
「ん?さえちゃんどこ行くの?」
「……トイレ」
「そっか!行ってらっしゃい!」
「……ん」
    部屋のドアを開けて私はトイレに立つ……訳もなく、その場に座り込んだ。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁいおりかわいいぃぃぃぃぃぃぃ!!いおりかわいすぎるよおぉぉぉぉぉ!!…………はぁ……はぁ……。私だけのいおり……。そうだ!ずっと封印してたけど、やっぱりあの手を使って……。ふふふ……」
私は、中森梓。今からある計画を実行すべく、部屋に戻るの。部屋で待っているのは、私が愛してやまない彼氏の、九条伊織。私のことはさえちゃんと呼んでいるの。
「あ、さえちゃんおかえり!」
「……ん」
  部屋に戻るなり、私は一本のゲームを手に取った。
「これ……」
「ん?これやる?」
「……ん」
    かかった!そう思った私が笑ったのと同時、二人は眩い光に包まれた。
    「いたた……。さえちゃん!大丈夫 ︎いる ︎」
「……ん」
あれ?土……?なんで……?
「なんで急に森に来たんだろう……。さっきまでさえちゃんの家にいたはずなのに……」
「……」
森…… ︎なんで…… ︎街に出るようにしたはずなのに……!
    私たちが異変に気付いた時、脳内に電子音が鳴り響く。同時に、活発な女の声が聞こえ、目の前に奇術師の様な服を着た少女が現れた。
「ぱっぱらぱーん!こんにちはぁ!ねぇこんにちはぁ!そこのかっこいい男の子に、クールなお姉さん!さんはい!こーんにーちはぁ!」
「こーんにーちはー!」
「……ん」
え、何これ!こんなの知らない!私はこんなシステム作ってない!
「悪いけどおねぇさん、あなたのシステムをちょこぉっとだけ弄って、世界を作り直させて貰ったのぉ。これから二人に冒険してもらうのは、【エンターワールド】。そう……私の世界よぉ?」
「えんたーわーるど?」
「……」
どうやってそんな技術を ︎完璧なセキュリティを組んだはずなのに!
「いやぁ、骨が折れたよ、セキュリティを打破するのもねぇ。おねぇさん、才能あるねぇ」
「……」
やっぱり、あの暗号を解いたの……えぇっ ︎
「私はぁ、そういうの嫌いじゃないよぉ」
「ん?ぞっこむがぁ ︎」
「……ちょっと静かにして」
「むぐ!むむむぐぐ!!」
「……ん」
「ま、細かいところは大体一緒だから、頑張ってねぇ。じゃあねぇ~」
「……」
少女は、その場から消えていた。
「さえちゃん……」
「……ん」
どうしよう……。怒ったかな……。
「ゲーム作れたんだね!凄いよ!」
「……ん」
良かった……。本当はいおりを独占したかったなんてバレなくて……。
「それより、ここにいるのは危険だよね!まずは街を探して、色々知らないと!」
「……ん」
  私といおりは、町を探すべく森を彷徨い始めた。
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