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勉強(2)
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同じ日の放課後。俺は茉莉に勉強を教えるために、彼女の家に来ていた。
「仕方がないから家に入れてあげるけど、変な妄想とか絶対にしないように」
「するわけないだろ」
「なんですって?」
「な、なんでもないです」
「なら良いのよ」
俺は女子との関わりが殆どないため、もちろん女子の家に上がるなんて初めてだ。普通なら緊張する場面だが、なにしろ相手は茉莉だ。万が一にもそんな事はありえない。
考え事をしていると、後ろから茉莉にど突かれた。
「アホみたいな顔していないで、早く入りなさいよ」
「お、おう。って、なんだこれは……」
彼女の部屋に入ってみて、俺はあまりの汚さに衝撃を受けた。ゴミが散乱していて、足の踏み場がない。
「お前……。こんな場所で勉強ができると、本当に思っているのか?」
「な、何よ。片付けは苦手なのよ」
「苦手とかいうレベルじゃないぞ……」
俺はゴミだらけの部屋を見て、片付けるように命令した。
あれから一時間して、ようやく片付けも終わった。
「さて、勉強するか」
「良いけど、お腹空かない?」
いざ勉強しようとした矢先、茉莉がそんな事を言ってきた。
「いや、俺は大丈夫だぞ」
「そ、そう……」
「そんなことより、勉強しなきゃならないだろう」
「そうだけどさ。腹が減ってはなんとやらって、言うじゃない?」
やけにモジモジしている彼女は、言いたい事があるかのような雰囲気を醸し出している。
「で、何が言いたいんだ?」
「何か食べたいなぁと……」
「で?」
「食べたら勉強するから、コンビニで食べ物を買ってきてくれないでしょうか」
本当にこいつは勉強する気があるのか。こうして何でも後回しにするから、勉強ができないんだろうと悟った。
「分かった。キッチンで何か作ってくるから、お前は勉強していろ。サボったら飯はやらん」
「本当!?分かったわ!今すぐ始める!」
茉莉はそう言うと、すぐに道具を広げて、勉強を始めた。
「じゃあ、十分ほど待ってろ」
「はーい」
片付けたばかりのキッチンに立ち、俺は料理を始めた。
適当にチャーハンを作って部屋に戻ると、意外にも茉莉は真剣に勉強していた。俺は感心して、彼女に歩み寄った。
「なんだ、やればできるじゃない……か……?」
俺はそこで、彼女の描いているモノの、ある異変に気付く。
茉莉も、まさか見られると思っていなかったのか、驚いて固まっている。
「おい」
「な、なんでしょうか……」
「お前にとっての勉強とは、くだらない絵を描くことか?」
「ち、違います……」
俺は、茉莉が描いた絵を指刺しながら聞く。
「これはなんだ?」
「……猫です」
「一単元終わるまでチャーハンはやらん」
薄暗くなった夜空を背景に、茉莉の絶叫が響き渡った。
「仕方がないから家に入れてあげるけど、変な妄想とか絶対にしないように」
「するわけないだろ」
「なんですって?」
「な、なんでもないです」
「なら良いのよ」
俺は女子との関わりが殆どないため、もちろん女子の家に上がるなんて初めてだ。普通なら緊張する場面だが、なにしろ相手は茉莉だ。万が一にもそんな事はありえない。
考え事をしていると、後ろから茉莉にど突かれた。
「アホみたいな顔していないで、早く入りなさいよ」
「お、おう。って、なんだこれは……」
彼女の部屋に入ってみて、俺はあまりの汚さに衝撃を受けた。ゴミが散乱していて、足の踏み場がない。
「お前……。こんな場所で勉強ができると、本当に思っているのか?」
「な、何よ。片付けは苦手なのよ」
「苦手とかいうレベルじゃないぞ……」
俺はゴミだらけの部屋を見て、片付けるように命令した。
あれから一時間して、ようやく片付けも終わった。
「さて、勉強するか」
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「いや、俺は大丈夫だぞ」
「そ、そう……」
「そんなことより、勉強しなきゃならないだろう」
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やけにモジモジしている彼女は、言いたい事があるかのような雰囲気を醸し出している。
「で、何が言いたいんだ?」
「何か食べたいなぁと……」
「で?」
「食べたら勉強するから、コンビニで食べ物を買ってきてくれないでしょうか」
本当にこいつは勉強する気があるのか。こうして何でも後回しにするから、勉強ができないんだろうと悟った。
「分かった。キッチンで何か作ってくるから、お前は勉強していろ。サボったら飯はやらん」
「本当!?分かったわ!今すぐ始める!」
茉莉はそう言うと、すぐに道具を広げて、勉強を始めた。
「じゃあ、十分ほど待ってろ」
「はーい」
片付けたばかりのキッチンに立ち、俺は料理を始めた。
適当にチャーハンを作って部屋に戻ると、意外にも茉莉は真剣に勉強していた。俺は感心して、彼女に歩み寄った。
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「おい」
「な、なんでしょうか……」
「お前にとっての勉強とは、くだらない絵を描くことか?」
「ち、違います……」
俺は、茉莉が描いた絵を指刺しながら聞く。
「これはなんだ?」
「……猫です」
「一単元終わるまでチャーハンはやらん」
薄暗くなった夜空を背景に、茉莉の絶叫が響き渡った。
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