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お泊まり会(2)
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……空気が重い。女子の裸を見てしまった。向かいに座る当の本人も、平然を装っているが、明らかに口数が少なくなっている。
「あの……茉莉さん?」
黙々と問題集を解く彼女に、ご機嫌取りのつもりで話しかけてみる。
「何よ」
「もしかして……怒ってますか?」
「別に、怒ってないわよ」
「そ、そっすか」
「うん」
「も、もう寝るか?」
「もうちょっとだけ勉強するわ」
「そ、そうか」
「うん」
口は聞いてくれるが、目を合わせようとしてくれない。仕方がないので、自分の課題を進めることにした。
しばらく二人で勉強した頃、いきなり茉莉が口を開いた。
「ねえ、あんたさ」
「は、はいっ!?」
突然のことだったので、敬語になってしまった。
「好きな人とか、いるの?」
「……いるわけないだろ」
いきなり口を開いたかと思えば、突拍子もないような質問を投げかけられ、俺は気が抜けてしまった。
「そうなのね」
「な、何だよいきなり」
「……なんでもない。もう寝るわ。おやすみ」
彼女はそう言うと、俺を部屋から追い出した。
「あいつ、いきなり何なんだ……」
部屋を出た俺は、頭を抱えながら、自分に用意されたベッドへと足を運んだ。
目が覚めると、本来見えるはずの天井が、茉莉の顔で見えなかった。
『っ!?』
俺はもちろん、俺の顔を覗いていた彼女も、驚いて跳ね上がった。
「ちょっと!いきなり起きるんじゃないわよ!」
「お、お前こそ!俺の顔なんか覗き込んで、何してたんだよ!」
「起こそうとしただけよ!もうお昼よ?だらしないわね」
携帯電話の時計を確認すると、正午を過ぎていた。そうだ。昨日は彼女の言葉のせいで寝れなかったんだ。
「ねえ、聞いてるの?」
「あ、あぁ。何だっけ」
「だから、付き合ってよって」
「なっ!?お前、いきなりそれは流石に……」
突然のことに、俺は動揺してしまった。
「何言ってるのよ。“買い物に”付き合ってって言ってるの」
「何だ、そんなことかよ……。まあ、特に用事もないが」
「じゃあ、決まりね」
「でも、勉強しなくて良いのか?」
「昨日からずっとやってるじゃない。息抜きよ、息抜き。悪い?」
「別に、悪くはないけど……」
「私はもう準備してるけど。あんた、その格好で行くつもりじゃないでしょうね?」
「え?」
見ると、茉莉は昨日のパジャマとは違う服を着ていた。俺が今着ているのは、彼女の父の服だ。これ以外で今あるのは、高校の制服だけ。
「あんた、一度家に帰って着替えてきなさいよ」
「そうだな。じゃあ、二時ごろに駅前集合でいいか?」
「そうね。じゃあ、準備できたら連絡ちょうだい」
「分かった」
俺は、制服に着替えると、そそくさと茉莉の家を出た。
「あの……茉莉さん?」
黙々と問題集を解く彼女に、ご機嫌取りのつもりで話しかけてみる。
「何よ」
「もしかして……怒ってますか?」
「別に、怒ってないわよ」
「そ、そっすか」
「うん」
「も、もう寝るか?」
「もうちょっとだけ勉強するわ」
「そ、そうか」
「うん」
口は聞いてくれるが、目を合わせようとしてくれない。仕方がないので、自分の課題を進めることにした。
しばらく二人で勉強した頃、いきなり茉莉が口を開いた。
「ねえ、あんたさ」
「は、はいっ!?」
突然のことだったので、敬語になってしまった。
「好きな人とか、いるの?」
「……いるわけないだろ」
いきなり口を開いたかと思えば、突拍子もないような質問を投げかけられ、俺は気が抜けてしまった。
「そうなのね」
「な、何だよいきなり」
「……なんでもない。もう寝るわ。おやすみ」
彼女はそう言うと、俺を部屋から追い出した。
「あいつ、いきなり何なんだ……」
部屋を出た俺は、頭を抱えながら、自分に用意されたベッドへと足を運んだ。
目が覚めると、本来見えるはずの天井が、茉莉の顔で見えなかった。
『っ!?』
俺はもちろん、俺の顔を覗いていた彼女も、驚いて跳ね上がった。
「ちょっと!いきなり起きるんじゃないわよ!」
「お、お前こそ!俺の顔なんか覗き込んで、何してたんだよ!」
「起こそうとしただけよ!もうお昼よ?だらしないわね」
携帯電話の時計を確認すると、正午を過ぎていた。そうだ。昨日は彼女の言葉のせいで寝れなかったんだ。
「ねえ、聞いてるの?」
「あ、あぁ。何だっけ」
「だから、付き合ってよって」
「なっ!?お前、いきなりそれは流石に……」
突然のことに、俺は動揺してしまった。
「何言ってるのよ。“買い物に”付き合ってって言ってるの」
「何だ、そんなことかよ……。まあ、特に用事もないが」
「じゃあ、決まりね」
「でも、勉強しなくて良いのか?」
「昨日からずっとやってるじゃない。息抜きよ、息抜き。悪い?」
「別に、悪くはないけど……」
「私はもう準備してるけど。あんた、その格好で行くつもりじゃないでしょうね?」
「え?」
見ると、茉莉は昨日のパジャマとは違う服を着ていた。俺が今着ているのは、彼女の父の服だ。これ以外で今あるのは、高校の制服だけ。
「あんた、一度家に帰って着替えてきなさいよ」
「そうだな。じゃあ、二時ごろに駅前集合でいいか?」
「そうね。じゃあ、準備できたら連絡ちょうだい」
「分かった」
俺は、制服に着替えると、そそくさと茉莉の家を出た。
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