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松川紗希の混沌
仕切り越しの葛藤
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「この映像はお察しの通り、リアルタイムの映像なんです。」
そう言いながら、浩介さんが私の隣に移動してきた。映像は相変わらず音声がなく、どういう会話がなされてあのような体勢になっているのかは分からない。しかし、この体勢を見るに、今から再び過ちを犯す可能性は高そうだった。
二人で息を飲んで映像の中の配偶者たちを見守る。するとすぐに梨奈さんが自分の服をたくし上げ、胸元をさらけ出したかと思うと、航がその豊満な胸元に吸い付き始めた。
今まさに、愛する夫は自らの意思で不貞を犯したのである。ショッキングな映像だが、目が離せない。普通に生きていれば見ることのない他人の情事の生中継に、鼓動が速くなっていくのがわかる。しかもこの行為は、この目の前の壁の向こう側で行われているのだ。浩介さんにこの密かな興奮を悟られていないか確認するために、ちらりと横を盗み見ると、浩介さんは足を組んで肘をテーブルについた状態で口元を覆い、画面を注視していた。そのまなざしは、真剣さとほのかな劣情を孕んでいるように見えた。
(もしかして、浩介さんも……?)
そう思いつつ、それを見なかったことにして画面に目を戻す。航の口で愛撫を受ける梨奈さんが、気持ちよさそうに顔を歪める。ああ、なんて気持ち良さそうなのだろう。航が胸にしゃぶりついている様子からも、理性がなくなっているのがわかる。愚かなまでに欲望に忠実だ。そんな航の愛撫を、自分の体でも想像してしまう。自分の下着がぐっしょりと濡れ、私の小さな中心もぷっくりと腫れている感覚があった。
そんな下半身が疼いてしまうので、腿をすり合わせそこに少し圧力をかけ鎮めようと身じろぎする。
その一瞬の動きに、浩介さんが反応した。
「興奮、してるんですか?」
「……いえ、別に……」
「隠さなくても大丈夫です。……気持ち、わかりますから。」
そういって、浩介さんは組んでいた足を戻した。すると、浩介さんの硬くなった股間が、ズボンを持ち上げテントを作っているのが見えた。先ほど見えたまなざしの中の劣情は間違っていなかったんだと思うのと同時に、浩介さんに対して妙な親近感が湧いてしまった。
どうして、私の気持ちが分かってしまったのか。どうして、私と同じ熱を抱いているのか……。
「……っ、なんで……」
「一番相談に適任だと前回お話したときにもお伝えしたと思いますが、……想像以上に適任だった、ということでしょうね。」
「……浩介さんは、梨奈さんが他人と行為をしてもいいと思ってるんですか?」
「わからないです……ただ、この異様な状況に、ここが反応してしまっているのは、事実です。」
そういって少し恥ずかしそうな顔で浩介さんは己の股間を手で覆う。
そして浩介さんは続けてぽそりとつぶやいた。
「なぜ画面の向こうでは好き放題やっていて、こちらは我慢しなければならないんでしょうね……」
そのつぶやきに、私自身も我慢する理由がわからなくなってきてしまった。冷静に考えればこんな欲望とは抑えるのが当たり前だとわかるのだが、画面とこの壁一枚で仕切られた向こうでは理性が消え失せてしまっている人たちがいるのだ。
「紗希さんは、どう思いますか……?」
「私、は……」
ちょうど画面の向こう側では梨奈さんが航のそそり立ったものを愛撫していた。その視界の端で、浩介さんのモノがズボン越しにピクピクと動いているのがわかる。
「紗希さん……」
そういって、浩介さんが私の手を取り、その震える熱いモノの場所へそっとあてがった。
そう言いながら、浩介さんが私の隣に移動してきた。映像は相変わらず音声がなく、どういう会話がなされてあのような体勢になっているのかは分からない。しかし、この体勢を見るに、今から再び過ちを犯す可能性は高そうだった。
二人で息を飲んで映像の中の配偶者たちを見守る。するとすぐに梨奈さんが自分の服をたくし上げ、胸元をさらけ出したかと思うと、航がその豊満な胸元に吸い付き始めた。
今まさに、愛する夫は自らの意思で不貞を犯したのである。ショッキングな映像だが、目が離せない。普通に生きていれば見ることのない他人の情事の生中継に、鼓動が速くなっていくのがわかる。しかもこの行為は、この目の前の壁の向こう側で行われているのだ。浩介さんにこの密かな興奮を悟られていないか確認するために、ちらりと横を盗み見ると、浩介さんは足を組んで肘をテーブルについた状態で口元を覆い、画面を注視していた。そのまなざしは、真剣さとほのかな劣情を孕んでいるように見えた。
(もしかして、浩介さんも……?)
そう思いつつ、それを見なかったことにして画面に目を戻す。航の口で愛撫を受ける梨奈さんが、気持ちよさそうに顔を歪める。ああ、なんて気持ち良さそうなのだろう。航が胸にしゃぶりついている様子からも、理性がなくなっているのがわかる。愚かなまでに欲望に忠実だ。そんな航の愛撫を、自分の体でも想像してしまう。自分の下着がぐっしょりと濡れ、私の小さな中心もぷっくりと腫れている感覚があった。
そんな下半身が疼いてしまうので、腿をすり合わせそこに少し圧力をかけ鎮めようと身じろぎする。
その一瞬の動きに、浩介さんが反応した。
「興奮、してるんですか?」
「……いえ、別に……」
「隠さなくても大丈夫です。……気持ち、わかりますから。」
そういって、浩介さんは組んでいた足を戻した。すると、浩介さんの硬くなった股間が、ズボンを持ち上げテントを作っているのが見えた。先ほど見えたまなざしの中の劣情は間違っていなかったんだと思うのと同時に、浩介さんに対して妙な親近感が湧いてしまった。
どうして、私の気持ちが分かってしまったのか。どうして、私と同じ熱を抱いているのか……。
「……っ、なんで……」
「一番相談に適任だと前回お話したときにもお伝えしたと思いますが、……想像以上に適任だった、ということでしょうね。」
「……浩介さんは、梨奈さんが他人と行為をしてもいいと思ってるんですか?」
「わからないです……ただ、この異様な状況に、ここが反応してしまっているのは、事実です。」
そういって少し恥ずかしそうな顔で浩介さんは己の股間を手で覆う。
そして浩介さんは続けてぽそりとつぶやいた。
「なぜ画面の向こうでは好き放題やっていて、こちらは我慢しなければならないんでしょうね……」
そのつぶやきに、私自身も我慢する理由がわからなくなってきてしまった。冷静に考えればこんな欲望とは抑えるのが当たり前だとわかるのだが、画面とこの壁一枚で仕切られた向こうでは理性が消え失せてしまっている人たちがいるのだ。
「紗希さんは、どう思いますか……?」
「私、は……」
ちょうど画面の向こう側では梨奈さんが航のそそり立ったものを愛撫していた。その視界の端で、浩介さんのモノがズボン越しにピクピクと動いているのがわかる。
「紗希さん……」
そういって、浩介さんが私の手を取り、その震える熱いモノの場所へそっとあてがった。
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