24 / 34
松川紗希の混沌
脳裏に焼き付いたのは
しおりを挟む
手のひらから、浩介さんの脈動が伝わってきた。画面に映る航のモノと錯覚を起こして、思わず少し擦ってしまう。
「……紗希さん……、私のここ、鎮めるの手伝ってくれませんか……。」
「そんなことしたら、画面の向こうのあの人たちと同じになっちゃうじゃないですか……。」
「紗希さんは、ただ私にお願いされて、仕方なくやってしまったと、思っていてください。私のせいにして、いいですから……。」
そう言って浩介さんは、浩介さんのモノを覆う私の手を上からそっと押さえつけた。びくりと、また浩介さんのものが脈打つ。そのまま私は抵抗することもせず、手を浩介さんに操られ続けてしまう。画面に映る情事と、浩介さんの荒くなっていく息で頭がどうにかなってしまいそうだった。
「……浩介さん、そのまましてたら、下着汚れちゃいますよ……。」
「……いいんですか。」
「私は、たまたまここに座ってるだけです。」
「はは、なるほど…わかりました。」
私は先ほど浩介さんが言っていた言い分を利用して、この行為を黙認することにした。
意図を理解した浩介さんが、ズボンと下着を下げる。張り詰めたそこがぶるんと揺れ、勢いよく顔を出した。血管の浮き出るその淫靡な見た目に、思わず目を奪われてしまう。
浩介さんはそのまま、画面の中の情事を見ながら、自身を扱き始めた。航の自慰ですら見た事のなかった私は、興味津々でその行為を盗み見てしまう。次第に先走りが垂れ、くちゅくちゅと手の動きに連動して水音がするようになってきた。扱く速度がどんどん上がっていく様子から、浩介さんの興奮の高まりを感じていた。濡れた下半身を持て余す私は、足をもじもじと動かし、僅かな快楽を得ることでこの場を耐える。
「……っ、! …ぁ……あぁ……」
浩介さんの身体の筋肉が緊張し、少し震えた後に一気に弛緩した。同時に、浩介さんの掠れた吐息が聞こえる。横を見ると、浩介さんのそれが絶頂を示す白いものを吐き出しているのが見えた。それを、思わず生唾を飲んで見つめてしまう。そんな自分の欲望に気付かないふりをして、私の右前に置いてあるティッシュを浩介さんの前に差し出した。
「あ……すみません、ありがとうございます……」
浩介さんが後始末をしている間に、画面へ目を戻す。知らない間に、航も絶頂へ達していたようで、浩介さんと同じように後始末をしていた。一足先に後始末を終えた浩介さんが席を立った。
「もう夜も遅いですし、航くんもこのまま帰って来そうなので、その前に退散したいと思います。……では、失礼しました。」
浩介さんは何かを言いかけたが結局言うことはなく、パソコンを片付け出ていった。あの映像がなければ、今航が何をしているのかわからない。今すぐにでも帰ってくるかもしれないのだ。正直どんな顔をして会えばいいかわからない。とりあえず時間も時間なので、いつも二人で寝ているベッドにもぐりこんだ。しかし、先ほどの熱がまだ燻っており、一向に眠れる気配がない。玄関が開く音は寝室からでもよく耳を澄ませば聞こえる。その音が聞こえるまで、私は自分自身の熱を鎮めることにした。濡れた割れ目に指を差し込み、膨らんだ敏感な芽を指の腹で転がす。
「……ん…、ふ、……ぁ、ん……」
くちゅくちゅと微かな水音を鳴らしながら自分を慰める。瞼の裏に浮かぶのは、梨奈さんの胸にしゃぶりつく航と、浩介さんのいきり立った男の象徴、そして荒い息……。いけないと思っていても、久しぶりに見た夫以外の熱に思考を占拠されてしまっている実感があった。
ああ、あの大きな熱をここに受け入れたらどんなに気持ちよくなれるだろうか……そう思いながら絶頂が近づいてきたころ、玄関から微かな音がした。
「ただいま~……」
気を使って小さな声で帰宅のあいさつをする声が聞こえた。私は急いで自慰を中断し、寝室の入り口に背中を向けさもずっと寝ていたかのように振るまった。寝室に近づいてきた足音が止まり、そっと扉が開かれた。このまま寝るのだろうか。
しかし航は部屋には入らず、ドアをそっと閉める音が聞こえてきた。どこへ行くのかと疑問に思っていたが、しばらくしてその答えがわかった。どうやらシャワーを浴びているらしい。風呂場から水の音が聞こえてくる。その音にしばらく航が戻って来ないと踏んだ私は、先ほど中途半端に終わってしまった自慰の続きに耽った。もうすでに昇りかけていた身体はいとも簡単に絶頂へ達した。ふう、と息を吐き、手と陰部の濡れをティッシュで拭う。航が戻ってくる前に、と急いで後処理をしたが、とうとうその夜航が寝室へ戻ってくることはなかった。
「……紗希さん……、私のここ、鎮めるの手伝ってくれませんか……。」
「そんなことしたら、画面の向こうのあの人たちと同じになっちゃうじゃないですか……。」
「紗希さんは、ただ私にお願いされて、仕方なくやってしまったと、思っていてください。私のせいにして、いいですから……。」
そう言って浩介さんは、浩介さんのモノを覆う私の手を上からそっと押さえつけた。びくりと、また浩介さんのものが脈打つ。そのまま私は抵抗することもせず、手を浩介さんに操られ続けてしまう。画面に映る情事と、浩介さんの荒くなっていく息で頭がどうにかなってしまいそうだった。
「……浩介さん、そのまましてたら、下着汚れちゃいますよ……。」
「……いいんですか。」
「私は、たまたまここに座ってるだけです。」
「はは、なるほど…わかりました。」
私は先ほど浩介さんが言っていた言い分を利用して、この行為を黙認することにした。
意図を理解した浩介さんが、ズボンと下着を下げる。張り詰めたそこがぶるんと揺れ、勢いよく顔を出した。血管の浮き出るその淫靡な見た目に、思わず目を奪われてしまう。
浩介さんはそのまま、画面の中の情事を見ながら、自身を扱き始めた。航の自慰ですら見た事のなかった私は、興味津々でその行為を盗み見てしまう。次第に先走りが垂れ、くちゅくちゅと手の動きに連動して水音がするようになってきた。扱く速度がどんどん上がっていく様子から、浩介さんの興奮の高まりを感じていた。濡れた下半身を持て余す私は、足をもじもじと動かし、僅かな快楽を得ることでこの場を耐える。
「……っ、! …ぁ……あぁ……」
浩介さんの身体の筋肉が緊張し、少し震えた後に一気に弛緩した。同時に、浩介さんの掠れた吐息が聞こえる。横を見ると、浩介さんのそれが絶頂を示す白いものを吐き出しているのが見えた。それを、思わず生唾を飲んで見つめてしまう。そんな自分の欲望に気付かないふりをして、私の右前に置いてあるティッシュを浩介さんの前に差し出した。
「あ……すみません、ありがとうございます……」
浩介さんが後始末をしている間に、画面へ目を戻す。知らない間に、航も絶頂へ達していたようで、浩介さんと同じように後始末をしていた。一足先に後始末を終えた浩介さんが席を立った。
「もう夜も遅いですし、航くんもこのまま帰って来そうなので、その前に退散したいと思います。……では、失礼しました。」
浩介さんは何かを言いかけたが結局言うことはなく、パソコンを片付け出ていった。あの映像がなければ、今航が何をしているのかわからない。今すぐにでも帰ってくるかもしれないのだ。正直どんな顔をして会えばいいかわからない。とりあえず時間も時間なので、いつも二人で寝ているベッドにもぐりこんだ。しかし、先ほどの熱がまだ燻っており、一向に眠れる気配がない。玄関が開く音は寝室からでもよく耳を澄ませば聞こえる。その音が聞こえるまで、私は自分自身の熱を鎮めることにした。濡れた割れ目に指を差し込み、膨らんだ敏感な芽を指の腹で転がす。
「……ん…、ふ、……ぁ、ん……」
くちゅくちゅと微かな水音を鳴らしながら自分を慰める。瞼の裏に浮かぶのは、梨奈さんの胸にしゃぶりつく航と、浩介さんのいきり立った男の象徴、そして荒い息……。いけないと思っていても、久しぶりに見た夫以外の熱に思考を占拠されてしまっている実感があった。
ああ、あの大きな熱をここに受け入れたらどんなに気持ちよくなれるだろうか……そう思いながら絶頂が近づいてきたころ、玄関から微かな音がした。
「ただいま~……」
気を使って小さな声で帰宅のあいさつをする声が聞こえた。私は急いで自慰を中断し、寝室の入り口に背中を向けさもずっと寝ていたかのように振るまった。寝室に近づいてきた足音が止まり、そっと扉が開かれた。このまま寝るのだろうか。
しかし航は部屋には入らず、ドアをそっと閉める音が聞こえてきた。どこへ行くのかと疑問に思っていたが、しばらくしてその答えがわかった。どうやらシャワーを浴びているらしい。風呂場から水の音が聞こえてくる。その音にしばらく航が戻って来ないと踏んだ私は、先ほど中途半端に終わってしまった自慰の続きに耽った。もうすでに昇りかけていた身体はいとも簡単に絶頂へ達した。ふう、と息を吐き、手と陰部の濡れをティッシュで拭う。航が戻ってくる前に、と急いで後処理をしたが、とうとうその夜航が寝室へ戻ってくることはなかった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる