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松川紗希の混沌
感じる不貞の予感
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浩介さんが帰った後、とりあえず私の休みの予定を送っておいたが、金曜まで特に何も連絡はなかった。航が梨奈さんに会いに行っていないのだろう。まあ、航は仕事だし、夜は私もいるのだから、深夜に抜け出さない限りは梨奈さんに会うなんてことはできないだろうし、たとえ抜け出したとて、向こうには浩介さんがいるのだ。現実的ではない。問題は、この土日だ。私はシフトが入っているので家にはいないが、航は、土日休みだ。
”浩介さんが家にいれば、間違いは起こらないんじゃないですか”
”それができたら苦労しないんですがね。土日は大体管理とかメンテナンスで会社に出勤しないといけないことが多いんです。”
メッセージで気になったことを聞いてみたら、肝心な時に、不在だということが分かった。それがわかっているから梨奈さんは合図を決めたのだろうか。まあ、考えたところで止める術はない。本人たちの意思に任せるほかなかった。
そして土曜日。気が休まらない思いだったが、家に残る航に「行ってきます」とあいさつをして家を出た。なるべく考えないようにしながら日曜日までの勤務が終わった。土曜日、日曜日と、帰ってきた航の態度は一見普通だったが、どことなくぎこちないような雰囲気を感じていた。きっと、梨奈さんに会いに行ったのだろうと思うが、行ってないと信じたい気持ちもある。複雑な気持ちで、月曜日を迎えた。
いつものように航を送り出す。そして、いつも通りの家事をこなしていた午前10時頃、浩介さんからメッセージが届いた。
”今、お時間大丈夫ですか?”
ああ、来てしまった、という気持ちと同時に、航がどんな休日を過ごしたのか興味が湧いてくる。
”大丈夫です”
”では、いまからお邪魔しますね。”
そうやり取りをしてから、5分も経たないうちにインターフォンが鳴らされた。前回までと同じように浩介さんをリビングに案内しながら、声をかける。
「やっぱり、……会いに行ってたんですね。」
「予想が当たりましたか。」
「まあ……、なんか、家にいるときもぎこちなかったので…。浩介さんは、もう映像を確認したんですか?」
「いえ、まだです。土曜日の映像を確認して、玄関から航さんが入ってくるのが見えたところで紗希さんに連絡しました。」
「じゃあ、浩介さんもまだ見てないんですね」
そこまで話したところで、二人とも席に着いた。今度は見やすいように、始めから隣同士に座る。
「覚悟は、いいですか」
「もう二回も見てるし、今更じゃないですか。」
「そうですか?私は毎回、ドキドキしてしまいますよ……」
そうして、浩介さんは動画の再生を始めた。
”浩介さんが家にいれば、間違いは起こらないんじゃないですか”
”それができたら苦労しないんですがね。土日は大体管理とかメンテナンスで会社に出勤しないといけないことが多いんです。”
メッセージで気になったことを聞いてみたら、肝心な時に、不在だということが分かった。それがわかっているから梨奈さんは合図を決めたのだろうか。まあ、考えたところで止める術はない。本人たちの意思に任せるほかなかった。
そして土曜日。気が休まらない思いだったが、家に残る航に「行ってきます」とあいさつをして家を出た。なるべく考えないようにしながら日曜日までの勤務が終わった。土曜日、日曜日と、帰ってきた航の態度は一見普通だったが、どことなくぎこちないような雰囲気を感じていた。きっと、梨奈さんに会いに行ったのだろうと思うが、行ってないと信じたい気持ちもある。複雑な気持ちで、月曜日を迎えた。
いつものように航を送り出す。そして、いつも通りの家事をこなしていた午前10時頃、浩介さんからメッセージが届いた。
”今、お時間大丈夫ですか?”
ああ、来てしまった、という気持ちと同時に、航がどんな休日を過ごしたのか興味が湧いてくる。
”大丈夫です”
”では、いまからお邪魔しますね。”
そうやり取りをしてから、5分も経たないうちにインターフォンが鳴らされた。前回までと同じように浩介さんをリビングに案内しながら、声をかける。
「やっぱり、……会いに行ってたんですね。」
「予想が当たりましたか。」
「まあ……、なんか、家にいるときもぎこちなかったので…。浩介さんは、もう映像を確認したんですか?」
「いえ、まだです。土曜日の映像を確認して、玄関から航さんが入ってくるのが見えたところで紗希さんに連絡しました。」
「じゃあ、浩介さんもまだ見てないんですね」
そこまで話したところで、二人とも席に着いた。今度は見やすいように、始めから隣同士に座る。
「覚悟は、いいですか」
「もう二回も見てるし、今更じゃないですか。」
「そうですか?私は毎回、ドキドキしてしまいますよ……」
そうして、浩介さんは動画の再生を始めた。
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