【R18】秘密の忘れ物-忘れ物から始まる誘惑逆NTR-

ユ性ペン

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松川紗希の混沌

貴方の逢瀬の裏

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それから航と梨奈さんは頻繁に密会を重ねていったのだが、私たちもその情事を確認するたび、暗黙の了解と言わんばかりに互いの身体に快楽を与えあうことが当たり前になっていった。
初めて浩介さんと身体を重ねてしまった日は自責の念が生まれていたが、先に間違いを犯したのは航の方じゃないかと思ってしまうと、罪の意識が遠のいてしまう。しかも、航は梨奈さんと密会を重ねるようになってから、私のことを抱くことがなくなった。この体の疼きを満たしてくれるのは、浩介さんしかいなかったのだ。
最初こそ快楽を感じまいと声をこらえていたが、徐々に行為にも慣れ、行為そのものの快楽を享受することに抵抗がなくなっていった。行為についてはいつも浩介さんが先導してくれていることも相まって、私自身が裏切りをしている感覚が少なかったのも、行為に抵抗がなくなっていった要因なのかもしれない。

私は存外、嘘がうまいようだ。航が私を疑っている様子は見えない。浩介さんもたまにわざと航と同じタイミングを狙って出勤してバレていないか探りを入れているようだが、大丈夫そうだと言っていた。鵜呑みにするのは得策ではないかもしれないが、バレたところでどうせお互い様なのだ。変なところで肝が据わっていた。

「ただいま~」
「おかえり。ご飯できてるよ。紗希が食べたいって言ってたビーフシチュー作ったんだ」
「え、本当に? ありがとう! うれしい。」

今日は航が休みで私は出勤だった。きっと今日も梨奈さんと身体を重ねているはずだ。航は、不貞を働き始めてから少し親切になった。私は、怪訝な顔をせずに、その親切を何も知らないふりで受けとる。しかし、平気なわけではなかった。明日は二人揃っての休日だが、ずっと顔を合わせ平気なふりを続けられる自信がない。急に、泣き出してしまいそうになる時があるのだ。先手を打って、明日の別行動を打診する。

「航、ごめん。明日も仕事手伝ってほしいって言われてて……」
「ああ、気にしないで。サービス業の土日が大変なの、分かってるから」

航が優しく、そして微かに嬉しそうに微笑む。その顔に、胸がチクリと痛んだ。
そして、食事や風呂などの夜の時間を過ごした後の就寝前。航の目を盗んで、浩介さんにメッセージアプリで連絡する。

”明日、一緒に出掛けてくれませんか”
”いいですよ。明日仕事も顔出すくらいで終わりそうなので、会社の近くのホテルにでも行きますか?”
”はい、場所はお任せします。航の会社の周り、めったに行かないからわからないです”
”承知しました。後で場所共有しておきますから。先に行って待っててください。”

浩介さんからすぐに返事が返ってくる。ホテルで会うなんて初めてだ。そもそも、ホテルに行くこと自体が久しぶりで、少しドキドキしてしまう。航にバレないようそっとアプリを閉じ、眠りについた。
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