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結婚式

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教皇様立ち会いのもと、私の親戚、家族
それから、王家の方々

大切な人に囲まれて、私は今日結婚します。
結婚式は身内だけ。
その後国民にバルコニーからの御披露目があり、パレードに出る。


城に戻って、夜会。これは貴族だけの参加。
今日の流れを再確認していると、扉をノックされた。


コンコン

「どうぞ。」

入ってきたのは、私の大好きな殿下。

「・・・・・殿下?」

見つめ合うこと数分。

「フィア、とても綺麗だ。こんな可愛いフィアと結婚できるなんて、私は世界一幸せ者だ。」


「私もです。殿下、とてもカッコいいです。」


「良かった、嬉しいよ。さあ、フィア行こうか。」


そういいエスコートの手を差し出してくれる殿下。
厳かな雰囲気の中、愛を誓い合いました。



王城のバルコニーへ出て、殿下と手を振ります。
幸せです、なんて話をしていると、急に殿下が私を引き寄せ、キスを落としました。

真っ赤になる私に、

「見せつけたかったんだ」

と言われ、さらに赤くなってしまいました。
そんな私たちを見て、民はさらに盛り上がりました。



夜会では、殿下の色をまとい、大勢の方に祝福の言葉をいただきました。
特別なファーストダンスはとても、印象深いダンスになりました。
最後にまた、キスを落とす殿下に、大人は苦笑し、同年代の人は悔しそうにしたり、キャーと顔を赤らめたりと、様々な反応があったようですが、私は恥ずかしくて精一杯で周りまでみれませんでした。


夜会も終了し、庭園へ出て、殿下と二人の時間です。
しみじみと、今日1日を噛み締めました。

さあ、行きましょう。新しい未来へ。
共に、この国を支えましょう。

大変なことも、辛いことも、きっと愛し合う私たちなら、支え合い、乗り越えられるはず。


これから始まる、新しい未来へ心ときめかせ。


_____________


これにて、完結です。
初心者で、不馴れですが、読んでくれる方々がいて、嬉しかったです。

ファンタジーでは、前世の不幸は~も、もうすぐ完結です。
また機会がありましたら、小説にてお会いしましょう。

ご愛読ありがとうございました。
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