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そんなこと・・・
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「はい。わたくしといたしましては、王家に仕える者としてどのような仕事でも致す所存でございます。ただ・・・ただ、わたくしどもにも希望をおっしゃっていいと言ってくれた陛下のお言葉に甘えるのならば、アンシャーリを自由にさせたいのです。ずっととは言いません。少しだけでも、余暇を楽しませてやりたいのです。息子や妻にしてもそうです。」
「「「「「「・・・・・・」」」」」」
しばしの沈黙が場を満たす。
「すまない。これは、わしらの落ち度でもあるのだな。そこまでだとは、思わなんだったのだ。」
「ええ、本当に。そこまで、休暇もないほどとは・・・」
「だからわたくしは言っていたじゃないですか!アンシャーリは、学園のあとに友人とカフェへ行ったり、婚約者とお忍びデートもできず、王太子妃教育・王妃教育にとどまらず、王太子教育・王教育までされていたのですよ!それに、婚約者の分の公務と、やらかした婚約者のしりぬぐいまでされてたのですよ!学園での勉強もして・・・しりぬぐいや、公務は全部ではないにしても、そうとうな忙しさですよ!?ソラニーノの王よりも忙しかったんじゃないかしら。」
「・・・・・本当に申し訳ない・・・わしの管理不足だ。これからは、属国にももっと目を配るよう気を付ける。」
「ええ、そうね。アンシャーリ嬢、大変だったわね。本当によく頑張りましたわ。」
「わたくしから見ても、そう思いますわ。」
そう言う王女殿下は、第一王女殿下だ。
属国の一つに嫁ぐことが決まっている。わたしのお兄様と同い年のお方。
王妃様に似て、凛とした美しさが際立っている。
「「「「「「・・・・・・」」」」」」
しばしの沈黙が場を満たす。
「すまない。これは、わしらの落ち度でもあるのだな。そこまでだとは、思わなんだったのだ。」
「ええ、本当に。そこまで、休暇もないほどとは・・・」
「だからわたくしは言っていたじゃないですか!アンシャーリは、学園のあとに友人とカフェへ行ったり、婚約者とお忍びデートもできず、王太子妃教育・王妃教育にとどまらず、王太子教育・王教育までされていたのですよ!それに、婚約者の分の公務と、やらかした婚約者のしりぬぐいまでされてたのですよ!学園での勉強もして・・・しりぬぐいや、公務は全部ではないにしても、そうとうな忙しさですよ!?ソラニーノの王よりも忙しかったんじゃないかしら。」
「・・・・・本当に申し訳ない・・・わしの管理不足だ。これからは、属国にももっと目を配るよう気を付ける。」
「ええ、そうね。アンシャーリ嬢、大変だったわね。本当によく頑張りましたわ。」
「わたくしから見ても、そう思いますわ。」
そう言う王女殿下は、第一王女殿下だ。
属国の一つに嫁ぐことが決まっている。わたしのお兄様と同い年のお方。
王妃様に似て、凛とした美しさが際立っている。
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