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2章
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「私たちも、すまなかった。マリアくん。」
「ええ、命の恩人でもあるのに、ごめんなさいね。」
「マリア、僕もごめんね。マーシャルもマリアが大好きみたいだけど、僕も大好きだよ。今まで以上に、振り向かせるから覚悟してね!でも、君の気持ちを尊重するから。無理強いもしないし、マリアの気持ちを無視したりはしないから。」
「・・・?デュークお兄ちゃん、私も大好きだよ?」
「ふふっ、分かってないなあ。でも、まあ今はそれでいいや。」
「マイ、ゴメ・・・ちゃい。」
まだ2才のマーシャルは、つたない言葉づかいながら、私に謝罪をしてきた。
「ふふ、マーシャル。いいよ、次はないからね?」
いい子いい子と、頭を撫でながら、返事をした私に、ヘニャリと笑ったマーシャルだった。
「お父様、お母様、そろそろ本当に教会へ行かないと!時間が!」
「ああ、そうだな。では、行こうか。」
「はい!おじい様、おじさま、行ってまいります。」
「「ああ、行ってらっしゃい。」」
その返事を聞き、私はお父様とお母様の間に入り、二人の手を取って、馬車へ歩き出した。
馬車の中では、お父様のひざの上に座り、たくさん甘やかされた。
何度も謝られた。
もういいよと伝えても、なかなか納得してくれなくて、大変だった。
ふふふ、本当に愛されてるなあ。
「ニコニコだね。マリアは、その笑顔で、周りの人もみんな笑顔にしてしまうのだから、ほんとすごいよ。」
「ええ、本当に。天性の才能よ。」
「ええ、命の恩人でもあるのに、ごめんなさいね。」
「マリア、僕もごめんね。マーシャルもマリアが大好きみたいだけど、僕も大好きだよ。今まで以上に、振り向かせるから覚悟してね!でも、君の気持ちを尊重するから。無理強いもしないし、マリアの気持ちを無視したりはしないから。」
「・・・?デュークお兄ちゃん、私も大好きだよ?」
「ふふっ、分かってないなあ。でも、まあ今はそれでいいや。」
「マイ、ゴメ・・・ちゃい。」
まだ2才のマーシャルは、つたない言葉づかいながら、私に謝罪をしてきた。
「ふふ、マーシャル。いいよ、次はないからね?」
いい子いい子と、頭を撫でながら、返事をした私に、ヘニャリと笑ったマーシャルだった。
「お父様、お母様、そろそろ本当に教会へ行かないと!時間が!」
「ああ、そうだな。では、行こうか。」
「はい!おじい様、おじさま、行ってまいります。」
「「ああ、行ってらっしゃい。」」
その返事を聞き、私はお父様とお母様の間に入り、二人の手を取って、馬車へ歩き出した。
馬車の中では、お父様のひざの上に座り、たくさん甘やかされた。
何度も謝られた。
もういいよと伝えても、なかなか納得してくれなくて、大変だった。
ふふふ、本当に愛されてるなあ。
「ニコニコだね。マリアは、その笑顔で、周りの人もみんな笑顔にしてしまうのだから、ほんとすごいよ。」
「ええ、本当に。天性の才能よ。」
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