この度神様を辞めて、地上に降りました。執着系武神様と無双旅をします！

3章 婚約！？冒険編

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翌朝、私はいつもより遅くに起床した。
ベルを鳴らせば、侍女が入ってくる。


桶に入った湯で、顔を洗い、着替えさせてもらって、薄化粧してもらい、髪を結ってもらう。
一連の流れだ。

前世では、一日中部屋着で、化粧もせず、ベットでゴロゴロしたり、スマホでゲームしたりしていたけれど、この世界ではそうもいかない。


さてこれからお食事に、というところで、家令がノックした。
ドアは閉まっているのに、なぜわかるのかって？
ノックの仕方の違いよ。
同じようで、みんな違うものなのよ？


「はい。どうしたの？」


「お嬢様、お支度はお済みでしょうか？マーシャル様が、血相を変えて、お見えです・・・」


「はあ・・・仕方ないわ、今行くわ。」



そう返事をすると、マーシャルが待っているであろう、応接室へ行こうとドアを開けると、そこに家令とマーシャルがいた。
汗をかいていて、確かに血相を変えたマーシャルが目の前に・・・

叫ばなかった私を褒めてほしいわ・・・
心のなかでは、キャー！！よ？


「・・・・・マーシャル。淑女の私室の前まで来るなんて、どういうことかしら？マナーの基礎がなってないわ。おじさまに伝えますわ。あなたは、あと数年で一国の王子様ですのよ！」


「す、すみません。」


「違う！言葉づかいも直しましょう！」


「申し訳ありません！！」


「わかればいいのよ。ただし、再教育していただきましょうね。」

とニッコリ笑えば、マーシャルの顔が引きつった。
とりあえず、ゆっくり話せるように、応接室へ来ると、お父様ｍとお母様もいた。
二人も使用人からマーシャルが来たことを聞いて、待っていたようだ。
案の定応接室にいないで、どこにいたのだと聞かれ、モゴモゴしていたが、あっさり家令にバラされ、叱られていたのだった。