運命の番は後天性Ω

yun.

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議員との会話

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「慧はどうなんだ?なにか、感じているか?」


「は、はい。私はβです。だからか、部屋に入るまでは、なんともありませんでした。でも、部屋に入ったら、ジャスミンのような香りがしています・・・」


「そうか。2人は、運命の番なんだろうな。」


その場が静かになる。


「申し訳ありません!少し頭を冷やしてきます!」


「ああ、分かったよ。」


そう言って、その場を退出した。
まずは、御手洗いへ行って自分の高ぶった自身をぬいてしまった。
どうにもこうにもならなかったのだ。

運命の番だ。浮かれても仕方あるまい。
ただ、慧くんはβだ。
きっとフェロモンもあまり分かってはいないだろう。

焦ってはダメだ。
運命の番だからと言って、強引に進めたくない。
でも、彼がほしい。どうしても。
そんな気持ちになる。


庭園を少し歩き、部屋に戻る。
慧くんは、姿勢を正したまま待っていた。


「慧、庭園がライトアップされている。見ておいで。」


「わかりました。失礼します。」

そう言って、私と入れ違った。
さてー、私は中村議員になにを言われるのだろうか・・・


「一慶くん、まぁ座りたまへ。」


「はい。」


「さてと、何から話そうかな。まず、一慶くんの今の気持ちを聞いてもいいか?」


「はい。私としてはもちろん、番になりたいです。」


「そりゃあ、そうだよなぁ。αとしたら。」


「はい。でもそれと同時に、慧さんの意に反することはしたくないとも思います。」


「そうか。」


「慧さんが私を好きになってくれるように、全力を尽くします。尽くして、それでも・・・どうにもならなければ、それは治療、します。」


「そうか。一慶くんの気持ちは分かったよ。」
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