32 / 147
進展
しおりを挟む
「・・・・・自分でも、感情がぐちゃぐちゃで、ワケがわからなくて・・・でも、須藤さんの声が聞けると嬉しいし、将来を考えて・・・須藤さんの隣にいる自分を想像して、悪くないなって思って、むしろ嬉しいかもしれないなって思って・・・だけど、僕は・・・僕は、男で、しかも出来損ないのΩです・・・男ってだけで、女性より面倒なのに・・・不完全で出来損ないなΩ・・・もし・・・もし、須藤さんとお付き合いできたとしても、たくさん面倒をかけちゃうし、迷惑もかけちゃいます・・・だから、僕なんかよりっ」
”人の話しは最後まで聞きましょう”って言うけれど、俺は慧くんの言葉を最後まで言わせられなかった。
「慧くん!お願いだ。それ以上は言わないで。たとえ自分自身だろうと、俺の愛してる人を悪く言われるのは耐えられない。」
「・・・・・・・・」
「慧くん、俺は男だとか、女だとか、そんなのは関係ないよ。慧くんが好きなんだ。慧くんだから、お付き合いしたいし、結婚もしたい。それに、”出来損ない”だっけ?そんなふうに思ったことは一度もないし、これからも思わないだろう。後天性Ωだから、そう言ったのかな?」
「はぃ・・・」
「後天性Ω、どんとこいだよ!むしろ、慧くんを俺の手で染めていけるんだ。1から10まで全部。これほど嬉しくて、仕方のないことはないよ!?俺は慧くんが普通のΩじゃなくて、後天性Ωでよかったって、一番最初に斉藤先生を受診したときに思ったんだよ?ね!?分かってくれた!?」
「ぅん・・・」
慧くんの気持ちを聞いた俺は、悲しみが襲った。
出来損ないだなんて・・・でもそれと同時に舞い上がった。
あとは、慧くんが受け入れてくれるのを待てばいいだけだ。
少なくとも、ー愛おしい人が、手に入らないかもしれないーと怯える必要はないだろう。
顔がだらしなくニヤけているのが分かる。
「ねえ慧くん・・・今のって・・・もしかして・・・」
「・・・・・」
慧くんは無言だった。
「俺は嬉しいよ。だからもう少し、待つよ。慧くんの、決心がつくまでね。」
「んん”ー!!!」
慧くんの発狂する声・・・
え?どうしたの!?
”人の話しは最後まで聞きましょう”って言うけれど、俺は慧くんの言葉を最後まで言わせられなかった。
「慧くん!お願いだ。それ以上は言わないで。たとえ自分自身だろうと、俺の愛してる人を悪く言われるのは耐えられない。」
「・・・・・・・・」
「慧くん、俺は男だとか、女だとか、そんなのは関係ないよ。慧くんが好きなんだ。慧くんだから、お付き合いしたいし、結婚もしたい。それに、”出来損ない”だっけ?そんなふうに思ったことは一度もないし、これからも思わないだろう。後天性Ωだから、そう言ったのかな?」
「はぃ・・・」
「後天性Ω、どんとこいだよ!むしろ、慧くんを俺の手で染めていけるんだ。1から10まで全部。これほど嬉しくて、仕方のないことはないよ!?俺は慧くんが普通のΩじゃなくて、後天性Ωでよかったって、一番最初に斉藤先生を受診したときに思ったんだよ?ね!?分かってくれた!?」
「ぅん・・・」
慧くんの気持ちを聞いた俺は、悲しみが襲った。
出来損ないだなんて・・・でもそれと同時に舞い上がった。
あとは、慧くんが受け入れてくれるのを待てばいいだけだ。
少なくとも、ー愛おしい人が、手に入らないかもしれないーと怯える必要はないだろう。
顔がだらしなくニヤけているのが分かる。
「ねえ慧くん・・・今のって・・・もしかして・・・」
「・・・・・」
慧くんは無言だった。
「俺は嬉しいよ。だからもう少し、待つよ。慧くんの、決心がつくまでね。」
「んん”ー!!!」
慧くんの発狂する声・・・
え?どうしたの!?
13
あなたにおすすめの小説
【短編集】こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
寂しいを分け与えた
こじらせた処女
BL
いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。
昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる