運命の番は後天性Ω

yun.

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快くん

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昨日の更新をし忘れてしまったので、本日2話更新しています。
まだお読みでない方は、1つ前の話しもお読みください。

________________________


「いや、待って。母さん。母さんは納得したかもだけど、俺はまだ納得してない。」


そう言い、オロオロする慧くんを横目に見ながら、頭を撫でている弟の快くん。


「須藤さん。あなたは、須藤グループの人間ですよね?」


「はい、一応そうですね。ただ三男だから、気楽なものですがね。」


「須藤グループって、今もめてますよね?」


ほーう。なるほど。
報道機関にはまだ漏れていない情報を知っているのか。
見た目はいまどきの若者で、チャラい印象を受けるが、情報はしっかりと仕入れている。
さすが中村先生のご子息といったところか。


「ええ、そうですね。」


「兄さんが巻き込まれるんじゃないですか?」


「それはないです。」


「なぜ言い切れるんですか?もしも、もしも兄さんに何かあったら、俺はあんたを絶対に許さない。必ず地獄に落とす。」


「私は三男ということもあって、大々的に須藤の名をかたっていません。むしろ、なるべく使わないようにしてるし、していた。上に2人も優秀な兄がいるのだから、私まで須藤を大々的にかたれば面倒なことになることがあるかとしれないと、予想していたからです。」


「ふーん。それはそれで、問題アリなんじゃないですか?」


「ああ、誤解しないでくださいね。家族仲は良好ですよ。」


「へーえ。」


「私たち家族が、後継者争いなどをしたくなくても、周りが担ぎ上げるかもしれない。私はもともと、須藤グループに興味はなかったし、むしろ自分の好きなことを仕事に出来ている、今に感謝しているくらいです。」


「なるほど。して、須藤さんは兄さんを幸せにできるんですか?」


「ちょっ、快_!」

慧くんが焦っている。

「もちろん。未来はわからないけれど、慧くんが幸せだと思えるような努力は怠らないつもりです。」


「家族から政略結婚を進められたら?」


「まずないでしょうが、私は慧くん一筋だ。」


「そうですか。お付き合いしていく中で、兄さんが泣いてたら、落ち込んでいたら・・・すぐに別れさせますよ。」


「そんなことには、ならないでしょう。」


「ふぅ~俺も、もう大丈夫。」
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