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須藤グループ本社 慧&快side
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車を降りて眼の前にある、須藤グループの本社を見上げた。
見上げると首が痛くなるくらい、大きなビルだった。
何階くらいあるんだろうか・・・
ご両親がこんな大きな会社の社長、副社長なんだ・・・
改めて、すごい人を好きになってしまったんだなー、と実感した。
そして、男であり、しかも後天性Ωという、世間一般的には出来損ないと言われる人間で、認めてもらえるのだろうか・・・
と、不安にも思う。
そんな僕の気持ちを代弁するかのように、快は話す。
「すごい・・・大きな会社だね。」
「うん。」
「大丈夫。慧にいちゃんは、綺麗で可愛くて、かっこいい。俺の自慢のお兄ちゃんだ。須藤さんの家族が認めてくれなくても、俺の大事な兄ちゃんだ。」
「快・・・ありがとう。」
「ああ。行こう。」
「うん!」
快の言葉に勇気をもらい、僕はひるんだ足を進めることができた。
「すみません。社長と副社長、それから一慶さんとアポイントを取らせていただいています、中村と申します。お取次ぎ、お願いできますか?」
「はあ・・・社長と副社長、それに一慶さま・・・?ですか?」
「はい。」
「失礼ですが、どちらの中村さまですか?」
「え?」
「はああ。だから、どちらの中村さまで?」
「ええっと・・・どちらのと言われても・・・あの、アポイント入っていませんか?」
「ええ、聞いているわよ。ただねえ、あなた。一慶さまに、ふさわしくないのではなくて?」
と耳元で小声で言われた。
僕は、その受付の可愛らしい顔の人と、低くてゾッとするような声のギャップに驚き、ビクっとした。
「警備さーん!この方々、アポなしです!」
と僕がビックリして動けない間に、警備員さんを大声で呼ばれ、注目を集めてしまった。
見上げると首が痛くなるくらい、大きなビルだった。
何階くらいあるんだろうか・・・
ご両親がこんな大きな会社の社長、副社長なんだ・・・
改めて、すごい人を好きになってしまったんだなー、と実感した。
そして、男であり、しかも後天性Ωという、世間一般的には出来損ないと言われる人間で、認めてもらえるのだろうか・・・
と、不安にも思う。
そんな僕の気持ちを代弁するかのように、快は話す。
「すごい・・・大きな会社だね。」
「うん。」
「大丈夫。慧にいちゃんは、綺麗で可愛くて、かっこいい。俺の自慢のお兄ちゃんだ。須藤さんの家族が認めてくれなくても、俺の大事な兄ちゃんだ。」
「快・・・ありがとう。」
「ああ。行こう。」
「うん!」
快の言葉に勇気をもらい、僕はひるんだ足を進めることができた。
「すみません。社長と副社長、それから一慶さんとアポイントを取らせていただいています、中村と申します。お取次ぎ、お願いできますか?」
「はあ・・・社長と副社長、それに一慶さま・・・?ですか?」
「はい。」
「失礼ですが、どちらの中村さまですか?」
「え?」
「はああ。だから、どちらの中村さまで?」
「ええっと・・・どちらのと言われても・・・あの、アポイント入っていませんか?」
「ええ、聞いているわよ。ただねえ、あなた。一慶さまに、ふさわしくないのではなくて?」
と耳元で小声で言われた。
僕は、その受付の可愛らしい顔の人と、低くてゾッとするような声のギャップに驚き、ビクっとした。
「警備さーん!この方々、アポなしです!」
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