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待って
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社長室から、エレベーター前まで全速力で走る。
このエレベーターは防犯上、最上階と、受付のある1階、社長と副社長&会長専用の駐車場のある地下2Fにしか止まらない。
最速で着くはず、なのだが、待っている時間ももどかしく、足が動いてしまう。
1Fへ着き、エレベーターのドアが開き切る前に、俺は走り出した。
エントランスを見れば、慧くんと快くんが正面のドアから外へ出るところだった。
「慧くん!」
俺は大声で呼び止めた。
慧くんの肩はビクっと震えた。
そんな慧くんの肩を片手で抱き、快くんが振り返り言う。
「こんなに不快な思いをさせられたのは、久々ですよ。須藤さん、あなたの気持ちは本物なんですか?ご両親はご承知で?この場所に指定されたから来たのに、この対応。どうやら、歓迎されていないようですね。天下の須藤グループの教育がこの程度とは、本当に、心底、幻滅しました。悪いですが、このことは父にも伝えますからね。」
「ああっ、ほんとうに申し訳ない。」
「謝罪すべき相手が、違うでしょう。」
「ああ、そうですね。慧くん、本当にすみませんでした。これは、俺の不手際だ。不快な思いをさせてしまって、本当にごめんなさい。だけど、これだけは知っていてほしい。慧くん、振り袖、似合ってるよ。とってもキレイだよ。」
そう言って頭を下げる。
慧くんは、無言だ。
2人が去るまで、せめて頭は下げていよう。
これで許されるとは、思っていないが・・・
「慧兄ちゃんっ」
快くんの焦ったような声が聞こえたと思ったら、ドンっと衝撃がきた。
恐る恐る顔を上げれば、慧くんが俺の横腹あたりに抱きついていた。
このエレベーターは防犯上、最上階と、受付のある1階、社長と副社長&会長専用の駐車場のある地下2Fにしか止まらない。
最速で着くはず、なのだが、待っている時間ももどかしく、足が動いてしまう。
1Fへ着き、エレベーターのドアが開き切る前に、俺は走り出した。
エントランスを見れば、慧くんと快くんが正面のドアから外へ出るところだった。
「慧くん!」
俺は大声で呼び止めた。
慧くんの肩はビクっと震えた。
そんな慧くんの肩を片手で抱き、快くんが振り返り言う。
「こんなに不快な思いをさせられたのは、久々ですよ。須藤さん、あなたの気持ちは本物なんですか?ご両親はご承知で?この場所に指定されたから来たのに、この対応。どうやら、歓迎されていないようですね。天下の須藤グループの教育がこの程度とは、本当に、心底、幻滅しました。悪いですが、このことは父にも伝えますからね。」
「ああっ、ほんとうに申し訳ない。」
「謝罪すべき相手が、違うでしょう。」
「ああ、そうですね。慧くん、本当にすみませんでした。これは、俺の不手際だ。不快な思いをさせてしまって、本当にごめんなさい。だけど、これだけは知っていてほしい。慧くん、振り袖、似合ってるよ。とってもキレイだよ。」
そう言って頭を下げる。
慧くんは、無言だ。
2人が去るまで、せめて頭は下げていよう。
これで許されるとは、思っていないが・・・
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恐る恐る顔を上げれば、慧くんが俺の横腹あたりに抱きついていた。
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