運命の番は後天性Ω

yun.

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ヒート編

俺の手に

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久しぶりの更新になってしまい、すみません!!
私生活もようやく落ち着いてきたので、更新頻度が開かないように、再開させていただきます。

───────────────

「慧くん!!」

ついつい叫んでしまった。
ガラス越しだが、声は聞こえるようで、俺の声に反応してこちらを見た。


「あっ!一慶さん・・・やっと会えたあ~んふふ。あれ?通れない、なんでえ・・・」


「うぐっ!」


ニコっと笑った慧くんも、ヒート前症候群で、酔っ払いのようになった慧くんが、ガラスで通れないのに、通れると思って、こちらへフラフラと向かってくる姿も、可愛いがすぎるっ!


「~~~~~~~、※※※※」

警備員のもう一人、塔に入らなかった方が電話を持ちながら、こちらを向いているのが、視界の端に見えた。
その警備員が電話を切ると、俺を案内して、一緒に塔に入った警備員へ無線が入った。
たぶん、外にいる警備員からだろう。


「ご両親へ連絡が着きました。すべて合致してましたので、引き渡しOKです。」


「了解。」


そんなやりとりがあったあと、俺の方へ向き合った。


「須藤様、こちら初めてですよね。ご不快に思われたら、すみませんでした。」


「いえ。」


「中村様のご両親へ、須藤様の情報を確認させていただきました。万が一ということがありますと、取り返しがつきませんので・・・」


「いえいえ、本当に大丈夫ですよ。これくらいしっかりしていれば、安心というものです。これからも、よろしくお願いします。」


「はい、それはもちろん!そう言っていただけると、ありがたいです。では、今中村さんの方の扉を開けますね。」


警備員がポケットに入っていたリモコンを操作すると、電動扉が開いた。
電話をくれた慧くんの幼馴染の安川さんが、少しふらつく慧さんくんを支えながら、こちらへゆっくり向かってくる。


「慧くん!」

待ちきれず、俺は駆け寄った。

「一慶さん。ヘヘっ」

と嬉しそうに笑うものだから、俺は嬉しくて、安心して、涙がでそうになった。
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