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ヒート編
僕と俺の好きな人
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なんとか伝わってくれと願うように思いながら、慧くんの目を見て、じっと待つ。
何分たったのだろうか・・・いや、実際は数秒だったのだと思う。
だが俺にはとてつもない時間に思えて、それこそ何時間もったったのではないかと思うほどだった。
しばらくすると慧くんが意を決したように口を開いた。
「一慶しゃ、さん、僕、一慶さんが運命の番で本当によかったです。」
ヒートで呂律が回らない中、一生懸命話しをしてくれる姿に涙が出そうだ。
「僕、いきなりΩになって、すごく困惑しました。それに、感情も身体も、うまくいかなくて、思うように、なりゃ、ならなくて・・・」
「でも、一慶さんが優しくって、泣いたときも、怒ったときも、全部一慶さんが受け止めてくれて・・・ほんとに嬉しかった、れす、です。」
「だから・・・、僕、きじゅ、気づいたら、一慶さんのことを・・・す、す、好きになってました。」
顔を真っ赤にしながら、自分の思いを伝えてくれる慧くんに、思いがあふれだした。
「慧!!」
と呼んだと同時に、立上り抱きしめた。
「わぁぁぁー!!」
っと、慧くんの声と共に2人でベットに沈み込んだ。
至近距離で見つめる。
「嬉しくて、ついつい呼び捨てにしちゃった。」
ヘラっと笑うと、もっと慧くんの顔は赤くなった。
「ぅっ、嬉しい、です・・・」
と真っ赤な顔で、ウルウルな瞳で見つめられて、だれが我慢できるのだろうか。
唇に軽くキスをする。
「チュッじゃあ、慧って呼ぶね。慧も一慶って呼んでね?」
「えっ?えっ、ええっ!!」
キスされたことに混乱し、呼び捨てにしてと言ったことでさらに混乱する慧。
「かーわいいっ、ちゅっ」
ほんとに可愛くて、どうしてやろうか、と本気で思ってしまう。
何分たったのだろうか・・・いや、実際は数秒だったのだと思う。
だが俺にはとてつもない時間に思えて、それこそ何時間もったったのではないかと思うほどだった。
しばらくすると慧くんが意を決したように口を開いた。
「一慶しゃ、さん、僕、一慶さんが運命の番で本当によかったです。」
ヒートで呂律が回らない中、一生懸命話しをしてくれる姿に涙が出そうだ。
「僕、いきなりΩになって、すごく困惑しました。それに、感情も身体も、うまくいかなくて、思うように、なりゃ、ならなくて・・・」
「でも、一慶さんが優しくって、泣いたときも、怒ったときも、全部一慶さんが受け止めてくれて・・・ほんとに嬉しかった、れす、です。」
「だから・・・、僕、きじゅ、気づいたら、一慶さんのことを・・・す、す、好きになってました。」
顔を真っ赤にしながら、自分の思いを伝えてくれる慧くんに、思いがあふれだした。
「慧!!」
と呼んだと同時に、立上り抱きしめた。
「わぁぁぁー!!」
っと、慧くんの声と共に2人でベットに沈み込んだ。
至近距離で見つめる。
「嬉しくて、ついつい呼び捨てにしちゃった。」
ヘラっと笑うと、もっと慧くんの顔は赤くなった。
「ぅっ、嬉しい、です・・・」
と真っ赤な顔で、ウルウルな瞳で見つめられて、だれが我慢できるのだろうか。
唇に軽くキスをする。
「チュッじゃあ、慧って呼ぶね。慧も一慶って呼んでね?」
「えっ?えっ、ええっ!!」
キスされたことに混乱し、呼び捨てにしてと言ったことでさらに混乱する慧。
「かーわいいっ、ちゅっ」
ほんとに可愛くて、どうしてやろうか、と本気で思ってしまう。
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