運命の番は後天性Ω

yun.

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ヒート編

呼んで?

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ブルっと身体を震わせた慧が面白くなくて、さらに言い募る。

「ねえ、慧。はやく?」


慧の瞳かキョロキョロと動揺を表すように、揺れ動く。
目を閉じて、スーハーと深呼吸したかと思えば、カッとを見開き紡いだ。


「ぃっ、一慶・・・サン。」


やわらかくて、でも力強い声。
瞳は、俺が好きだと物語っている。
でもすぐに顔を真っ赤に染め上げて、瞳を閉じて、そっぽむいてしまった。


「慧っ、ありがと。嬉しいっ」

感極まって、ついαのフェロモンを強く出してしまった。


「ぅああっっ」

と叫んだ慧から、Ωのフェロモンが俺のフェロモンに応えるかのようにあふれ出た。


。」

今の俺の顔は、とろけた顔をしているんだろうか。
俺のフェロモンに反応してくれたのが、嬉しくて、だらしない顔になっているんだろうか。
きっとそうだろうな。
でも他人から、だらしなく見られたってかまいやしない。


「ぃっけい・・・すき。」


「ああ、なんて可愛いんだ。はあ、俺のΩが可愛すぎる。慧は、俺のだよな?」


その言葉に慧がフェロモンをさらに強く出した。

「ぅ・・・?うん、けいはぁ、いっけ、しゃん、の、だお?」

とろけまくった慧が可愛すぎる・・・


「あのね、けぃ、もう、ちゅらい。奥がえ、ジンジンすぅの・・・」


「ああ、そうだね。お話しばかりでごめんね。慧、世界で一番


「くちゅくちゅ・・・」


「んぁっ、ふぅっっ・・・んんっ」
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