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2-8 旧き者との戦い
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猪は林一つ分の体を有していて、真っ赤な毛皮を持っている、年寄り猪だった。
もうほとんど見えてないような、白がかった目と巨大な牙、そして所々に傷跡が見える。
その毛皮には木や下草が根を張っていて、さながら動く森林だ。
言ってしまえば、森の一部を乗せて猪が歩いているのだ。
「ほう、百年猪か。久々に見たな」
「百年猪?」
アレクシスが腕を組んで感心する。どうやら彼はそれを知っているらしい。
「ああ。奴らは五年くらい地上で過ごした後に冬眠するのだが、一回冬眠すると百年まで寝続けるんだよ。その間魔力だけで生き、繁殖期に起きるらしい」
「ああ。私も聞いたことがあるぞ。その時は町が一つくらい潰れるらしいけどな」
「へえ。……ってじゃあ大変じゃないか!」
ここの近くにはシャドウストーカーから助け出した村がある。
せっかく何とかしたのにこれで潰れてしまうなんて、許すわけにはいかない。早く何とかしないと。
と思ったけどここで問題が一つある。それは、簡単に言ってしまえばアレクシスには村には全く情がないという事だ。
「まあ僕には関係ない。さあ、フィアンセ。続きをしよう」
予想通りアレクシスが再び炎の剣を構えて、リンを捕えようとする。でも、僕は彼に構っている暇がなくなった。
言うなれば、アレクシスには村なんて関係ないけど、僕だってアレクシスなんて関係ないのだ。
「木衛門、魔法弾の杖」
「シャア」
木衛門から杖を、貰ってアレクシスに向ける。
そして、問答無用で連射した。
アレクシスの周りに光の玉の群れが通過する。
勿論ほとんどは外す軌道だけど、一つだけ炎の剣には当たるようにした。これで威力は伝わるはずだ。
「っ!」
魔法弾が当たった炎の剣は、目論見通り爆発し大量の炎となって散っていった。
それは意外な結末だったみたいで、アレクシスが少し目を見開いている。
「ほう、これはこれは」
「今日の所は帰ってくれないかな? 僕とリンが相手じゃ分が悪いでしょ」
「君を殺してもいいのだけど?」
「僕を殺すことなんて出来やしないよ」
今の僕はありとあらゆる道具を備えた存在だ。竜だろうと猪だろうと関係はない。
少なくとも法的拘束力とか社会的制裁がなければ生きていける。
「さて、じゃあ手出ししないでね。僕達はあの猪を始末するから」
あの大きさなら魔法弾の威力を余すことなく受け止めてくれるはずだ。
遠慮なく最大火力を使おう。
「リン、手伝ってくれる?」
「あったりまえだろ。その代りあの気障野郎を仕留めるのを手伝ってくれ」
「それこそ当たり前だよ」
僕とリンは笑いあい、こぶしをぶつけて準備を始めた。
と言ってもそれは、リンが僕を脇から抱えて、宙にぶら下げるだけだ。
「攻撃は任せた。回避は任せな」
「うん」
僕はぶら下げられたまま、狙いを定めて、撃つ。
魔法弾は真っ直ぐ猪の鼻っ柱に当たって、その爆発に猪が首を振った。
あれでダメージが与えられているのだろうか。そもそもあの猪はこの手に余る魔法の杖をどうして受けきれたのだろうか。
異様に丈夫な皮膚の猪が身じろぎし、じろりと目玉を向けて体をこちらへ向ける。
鼻が鳴ったかと思えば、牙の生えた口が開き、後ろ脚が地面を掻く。
嫌な予感が、僕達をよぎった。
「いやいやご老公。それは少し張り切り過ぎだよ」
「うんうん。止めとけって。無理すんなよ。年よりの冷や水だって」
止める僕達を他所に、老いたイノシシは突進を始めた。
「これは危ないよ!」
「分かってる!」
リンが叫んだのと、同時に猪が牙を突き上げた。
回避行動するその横を通過して、冷や汗が出る。
更にイノシシが一つ吠えると、背中の森がさざめき始めた。
「何か不味くない!?」
「分かってるなら何とかしろ!!」
「何とかってなんだよ!?」
同時に後ろを見る。と、鋭く尖った木製の槍が飛んできていた。
「迎撃しろ!」
言われるまでもなく、僕は魔法弾を撃ちまくった。
だけど数が多い。というか手数が多すぎる。
「町壊すってのも納得だね」
「急旋回するぞっ」
遠心力で足が振り回され、イノシシの側面が見えてくる。
と、その濁った眼がぎょろりとこちらが向く。
首がぐいと此方を向いてまた吠える。
「老いると落ち着くんだね。猪突猛進じゃなくなってるよ」
「それだけが救いだな。妙な所に行かなくて助かる」
魔法弾をその目を狙うように撃ち続ける。が、やっぱり歯が立たない。
「この世界の巨大生物って爆破耐性高過ぎじゃない?」
「爆発ってのは威力が分散しがちなんだよ。もっと良い武器なかったのか?」
「最終兵器、木衛門が居るけど」
「止めろ。あの森に突っ込んだ方がマシだ」
森……そうか。あそこならいいかも
「リン。あの猪の背中を燃やそう」
「森を? 結構難しいぜ? 何せあれは生えている木だ。生木ってのは火力がないと燃えにくいんだよ」
「薪ならそこらにいっぱいあるでしょ」
僕がここまで辿ってきた道を指差す。
アレクシスが散々焼き払い、今もごうごうと燃え続ける炎の道だ。
「あれを全部猪に乗せちゃえば、流石に効くでしょ?」
「名案だ! じゃあ、暫くあいつを引き付けててくれ!」
というとリンは僕を猪の鼻っ柱で放り投げる。
「ちょっと!?」
慌てて掴むのは、イノシシの顔に生えている気で、丁度眉間辺りだ。
猪が寄り目でこっちを見るのが分かる。
凄く、不味い雰囲気だ。一先ず一礼しておこう。そして、背中の木衛門に向き直る。
「あー木衛門、ちょっと杖持ってて」
「シャ」
背中に張り付く木衛門にそれを渡し、万全な状態にして毛を掴む。
そしてイノシシが暴走を始めた。
確かにこれなら引き付けることは出来る。それに近すぎて木の槍も飛んでは来ない。
「でももっといい場所無かったかなあ!!」
必死につかんでそのヘッドバンギングを耐える。凄い勢いだ。ライブ会場ですらドン引きするくらい激しい。
「おじいちゃん! 脳溢血になるから!! 救急車のお世話になるから!!」
「シャア、シャア」
必死になだめるけど、おじいさんはまだまだ若いものには負けないと言わんばかりに暴れまわっている。
そもそもまだまだ若いもんには負けんというけど、そうだからこそ大人しくしていて欲しいのだ。
負けるくらいだったら誰だってもう止めてくださいとは言わないのだ。
「だからおじいちゃんもう止めてえええ!!!」
もう、毛がぶちぶちと千切れ始めている。足で思い切り挟んで、片手を放して新しい毛を掴む。
「木衛門、無事!?」
「シャアアアっ」
あれ、何だか存外楽しそうだ。
僕の足首に尻尾を巻き付けて、ブラブラと両手を広げて、ジェットコースタ―を楽しむ人みたいだ。
「この中で苦しんでるのは僕だけ?」
「私も結構苦しんでるぞ!!」
凄い速さで揺さぶられるせいで、声が妙になっている。けど、リンの声だと気付けた。
そちらを見ると、ごうごうと燃え盛る木をせっせと猪の背に運んでいる彼女が居た。
「どんな感じ?」
「上で猪の丸焼きパーティーが開けるぜ!」
「リンの胃袋を満たせるくらい?」
「いや」
「そこまでやろう」
「……いや、効果がないような気がするんだが」
「……まじで?」
「うん。大火災が起きているのにお前の方が気になるみたいだぜ」
それは……どういうことだ。
「リン。ちょっと見せて」
「おう。来な」
リンの了承を得て、猪が頭をはね上げた瞬間に、手を放す。
上に高く打ち出された僕を、リンがキャッチして空を飛ぶ。
下を見ると、そこには背中に炎を背負いながら平然と頭上を睥睨するイノシシが居た。
「……打つ手がないね」
「だな」
あんなに燃えているのに、平然としている巨大生物なんてどうすればいいのか。
「……こうなると、毒殺しかないぜ」
「毒か。今、手持ちの毒であいつを殺すのなんかないよ」
正直手を持て余している。僕もリンもこういう大きな手合いは苦手らしい。
そもそもこれは『ミサイル』とか、『戦車』が必要な存在じゃないだろうか。
いっそ、アレクシスをけしかけようか、なんてことも思った。
でも不意にイノシシが僕達から下へと目線を向けて、事情が変わった。
僕もそっちに目を向けると、イノシシの真正面につるっつるのスキンヘッドがあった。
「追いついたと思ったら、いきなり食われそうなんだが?」
ゲイルの強制参加が決まった瞬間だった。
もうほとんど見えてないような、白がかった目と巨大な牙、そして所々に傷跡が見える。
その毛皮には木や下草が根を張っていて、さながら動く森林だ。
言ってしまえば、森の一部を乗せて猪が歩いているのだ。
「ほう、百年猪か。久々に見たな」
「百年猪?」
アレクシスが腕を組んで感心する。どうやら彼はそれを知っているらしい。
「ああ。奴らは五年くらい地上で過ごした後に冬眠するのだが、一回冬眠すると百年まで寝続けるんだよ。その間魔力だけで生き、繁殖期に起きるらしい」
「ああ。私も聞いたことがあるぞ。その時は町が一つくらい潰れるらしいけどな」
「へえ。……ってじゃあ大変じゃないか!」
ここの近くにはシャドウストーカーから助け出した村がある。
せっかく何とかしたのにこれで潰れてしまうなんて、許すわけにはいかない。早く何とかしないと。
と思ったけどここで問題が一つある。それは、簡単に言ってしまえばアレクシスには村には全く情がないという事だ。
「まあ僕には関係ない。さあ、フィアンセ。続きをしよう」
予想通りアレクシスが再び炎の剣を構えて、リンを捕えようとする。でも、僕は彼に構っている暇がなくなった。
言うなれば、アレクシスには村なんて関係ないけど、僕だってアレクシスなんて関係ないのだ。
「木衛門、魔法弾の杖」
「シャア」
木衛門から杖を、貰ってアレクシスに向ける。
そして、問答無用で連射した。
アレクシスの周りに光の玉の群れが通過する。
勿論ほとんどは外す軌道だけど、一つだけ炎の剣には当たるようにした。これで威力は伝わるはずだ。
「っ!」
魔法弾が当たった炎の剣は、目論見通り爆発し大量の炎となって散っていった。
それは意外な結末だったみたいで、アレクシスが少し目を見開いている。
「ほう、これはこれは」
「今日の所は帰ってくれないかな? 僕とリンが相手じゃ分が悪いでしょ」
「君を殺してもいいのだけど?」
「僕を殺すことなんて出来やしないよ」
今の僕はありとあらゆる道具を備えた存在だ。竜だろうと猪だろうと関係はない。
少なくとも法的拘束力とか社会的制裁がなければ生きていける。
「さて、じゃあ手出ししないでね。僕達はあの猪を始末するから」
あの大きさなら魔法弾の威力を余すことなく受け止めてくれるはずだ。
遠慮なく最大火力を使おう。
「リン、手伝ってくれる?」
「あったりまえだろ。その代りあの気障野郎を仕留めるのを手伝ってくれ」
「それこそ当たり前だよ」
僕とリンは笑いあい、こぶしをぶつけて準備を始めた。
と言ってもそれは、リンが僕を脇から抱えて、宙にぶら下げるだけだ。
「攻撃は任せた。回避は任せな」
「うん」
僕はぶら下げられたまま、狙いを定めて、撃つ。
魔法弾は真っ直ぐ猪の鼻っ柱に当たって、その爆発に猪が首を振った。
あれでダメージが与えられているのだろうか。そもそもあの猪はこの手に余る魔法の杖をどうして受けきれたのだろうか。
異様に丈夫な皮膚の猪が身じろぎし、じろりと目玉を向けて体をこちらへ向ける。
鼻が鳴ったかと思えば、牙の生えた口が開き、後ろ脚が地面を掻く。
嫌な予感が、僕達をよぎった。
「いやいやご老公。それは少し張り切り過ぎだよ」
「うんうん。止めとけって。無理すんなよ。年よりの冷や水だって」
止める僕達を他所に、老いたイノシシは突進を始めた。
「これは危ないよ!」
「分かってる!」
リンが叫んだのと、同時に猪が牙を突き上げた。
回避行動するその横を通過して、冷や汗が出る。
更にイノシシが一つ吠えると、背中の森がさざめき始めた。
「何か不味くない!?」
「分かってるなら何とかしろ!!」
「何とかってなんだよ!?」
同時に後ろを見る。と、鋭く尖った木製の槍が飛んできていた。
「迎撃しろ!」
言われるまでもなく、僕は魔法弾を撃ちまくった。
だけど数が多い。というか手数が多すぎる。
「町壊すってのも納得だね」
「急旋回するぞっ」
遠心力で足が振り回され、イノシシの側面が見えてくる。
と、その濁った眼がぎょろりとこちらが向く。
首がぐいと此方を向いてまた吠える。
「老いると落ち着くんだね。猪突猛進じゃなくなってるよ」
「それだけが救いだな。妙な所に行かなくて助かる」
魔法弾をその目を狙うように撃ち続ける。が、やっぱり歯が立たない。
「この世界の巨大生物って爆破耐性高過ぎじゃない?」
「爆発ってのは威力が分散しがちなんだよ。もっと良い武器なかったのか?」
「最終兵器、木衛門が居るけど」
「止めろ。あの森に突っ込んだ方がマシだ」
森……そうか。あそこならいいかも
「リン。あの猪の背中を燃やそう」
「森を? 結構難しいぜ? 何せあれは生えている木だ。生木ってのは火力がないと燃えにくいんだよ」
「薪ならそこらにいっぱいあるでしょ」
僕がここまで辿ってきた道を指差す。
アレクシスが散々焼き払い、今もごうごうと燃え続ける炎の道だ。
「あれを全部猪に乗せちゃえば、流石に効くでしょ?」
「名案だ! じゃあ、暫くあいつを引き付けててくれ!」
というとリンは僕を猪の鼻っ柱で放り投げる。
「ちょっと!?」
慌てて掴むのは、イノシシの顔に生えている気で、丁度眉間辺りだ。
猪が寄り目でこっちを見るのが分かる。
凄く、不味い雰囲気だ。一先ず一礼しておこう。そして、背中の木衛門に向き直る。
「あー木衛門、ちょっと杖持ってて」
「シャ」
背中に張り付く木衛門にそれを渡し、万全な状態にして毛を掴む。
そしてイノシシが暴走を始めた。
確かにこれなら引き付けることは出来る。それに近すぎて木の槍も飛んでは来ない。
「でももっといい場所無かったかなあ!!」
必死につかんでそのヘッドバンギングを耐える。凄い勢いだ。ライブ会場ですらドン引きするくらい激しい。
「おじいちゃん! 脳溢血になるから!! 救急車のお世話になるから!!」
「シャア、シャア」
必死になだめるけど、おじいさんはまだまだ若いものには負けないと言わんばかりに暴れまわっている。
そもそもまだまだ若いもんには負けんというけど、そうだからこそ大人しくしていて欲しいのだ。
負けるくらいだったら誰だってもう止めてくださいとは言わないのだ。
「だからおじいちゃんもう止めてえええ!!!」
もう、毛がぶちぶちと千切れ始めている。足で思い切り挟んで、片手を放して新しい毛を掴む。
「木衛門、無事!?」
「シャアアアっ」
あれ、何だか存外楽しそうだ。
僕の足首に尻尾を巻き付けて、ブラブラと両手を広げて、ジェットコースタ―を楽しむ人みたいだ。
「この中で苦しんでるのは僕だけ?」
「私も結構苦しんでるぞ!!」
凄い速さで揺さぶられるせいで、声が妙になっている。けど、リンの声だと気付けた。
そちらを見ると、ごうごうと燃え盛る木をせっせと猪の背に運んでいる彼女が居た。
「どんな感じ?」
「上で猪の丸焼きパーティーが開けるぜ!」
「リンの胃袋を満たせるくらい?」
「いや」
「そこまでやろう」
「……いや、効果がないような気がするんだが」
「……まじで?」
「うん。大火災が起きているのにお前の方が気になるみたいだぜ」
それは……どういうことだ。
「リン。ちょっと見せて」
「おう。来な」
リンの了承を得て、猪が頭をはね上げた瞬間に、手を放す。
上に高く打ち出された僕を、リンがキャッチして空を飛ぶ。
下を見ると、そこには背中に炎を背負いながら平然と頭上を睥睨するイノシシが居た。
「……打つ手がないね」
「だな」
あんなに燃えているのに、平然としている巨大生物なんてどうすればいいのか。
「……こうなると、毒殺しかないぜ」
「毒か。今、手持ちの毒であいつを殺すのなんかないよ」
正直手を持て余している。僕もリンもこういう大きな手合いは苦手らしい。
そもそもこれは『ミサイル』とか、『戦車』が必要な存在じゃないだろうか。
いっそ、アレクシスをけしかけようか、なんてことも思った。
でも不意にイノシシが僕達から下へと目線を向けて、事情が変わった。
僕もそっちに目を向けると、イノシシの真正面につるっつるのスキンヘッドがあった。
「追いついたと思ったら、いきなり食われそうなんだが?」
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