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第一章
世界のシステム
しおりを挟むテーブルで昼飯を食べながら、アレクさんに気になったことを尋ねる。
「先ほどの威圧は凄かったですね・・・。ところで、誰かが言ってた炎狼ってアレクさんの二つ名なんですか?」
ついさっき冒険者達が話していたのは多分二つ名だ・・・・ヤバい興奮してきた。この世界に来れたことが嬉しすぎる。この感じだとまだ他にも何かあるだろう。
「ああ、その辺は言ってなかったか。なら、改めて自己紹介するぜ。俺はSランク冒険者、炎狼のアレクだ。職は狂戦士__ベルセルク__#、使える魔法は火炎魔法だ」
「・・・じょ、職!?ま、魔法!?詳しく教えて下さい!!!」
な、なに!?魔法があるだと・・・マジか。俺は喜びのあまり思わずアレクさんに詰め寄る。この際だ、遠慮なく聞きまくってやる。
「お、おう。わかった・・・お前本当に記憶がないんだな。いいか、一度しか言わねえからよく覚えとけよ」
アレクさんは、俺の勢いに気圧されながら、この世界の神について語り出した。
** **
本日二回目の説明をした後彼は、
「あ。冒険者ギルドに行く前に、教会へ行けよ。銀貨一枚で職とかその他諸々を調べてくれるから。そんじゃな」
と、さり気なく重要なことを言いながら去って行った。
(・・・・絶対まだ言っていないことあるなあの人。)俺は強くそう思った。
部屋に戻り備え付けの机に、プリント、シャーペン、消しゴムを取り出して分かったことを軽く纏めておいた。
それらを持って図書館へ行き、時間をかけて不明な部分を徹底的に調べ上げる。宿に戻ると、時計は午後四時を指していた。ベッドに倒れ込み、約三時間の努力の証であるプリントを眺める。
** **
[プリント]
〈システム〉
・この世界にはテラリアという女神がいて、彼女が創ったとされる職、魔法、スキル、ステータス、レベルがある
・教会に銀貨1枚で上記の五つを含む全ての個人情報を調べもらい、それをカードにしたものを冒険者ギルドに登録することで冒険者になれる
・カード(ステータスカードという)は、体の中にしまうことが可能で、一定の距離以上離れると、自動で戻ってくるチートアイテム(カードへの更新は常に自動で行われている)
〈職について〉
・職は一度選ぶとそのままで転職不可。世間一般では、戦闘職と普通職にわかれており、最初は下級職だが進化が可能で、レベル50で上級職に、レベル100で最上級職になることが可能
・現在、レベル50以上のものは結構いるが、100を超えたものは、数十年前に二人居ただけである
・戦闘職の者は、基本的に冒険者ギルドに登録し世界を荒らす魔獣と戦ったり、ダンジョンに潜り一攫千金を狙うなどのことをしている。
・普通職の者は、町の中で平和に暮らしている
〈魔法・スキルについて〉
・魔法は、一人一つ必ず属性を持っていて、初めは詠唱、慣れれば詠唱短縮、極めれば無詠唱で使用することが可能
・スキルは、アクティブスキルとパッシブスキルに分かれていて、両方3つずつの計6つまで所持可能
・※各種族で固有スキルがある。これは所持スキル数に含まれてない
・スキルの所持可能数は、進化をして上級職になることで、2倍になる
EX.下級職 ⇒ 上級職 ⇒ 最上級職 : 6 ⇒ 12 ⇒ 24
・魔法やスキルは、極めれば極めるほど威力が上がり、マナの消費量は減る
・魔法やスキルを使うと、マナと呼ばれる魔力が減少していく
・マナの回復は、時間経過かマナポーションで可能
※マナを使い切ると魔力切れという症状を起こし、気絶する!
〈ステータスについて〉
・ステータスは、HP(生命力など)、MP(マナの総量など)、STR(攻撃力など)、VIT(持久力・防御力など)、AGI(敏捷など)、DEX(技量など)、INT(知力など)、MND(魔法耐性など)、LUK(運など)に分かれている
・個人差はあるが、レベルアップやそれぞれのステータスに関係する行動によって上昇する
〈レベル〉
・レベルは、上記の四つに存在する
・職のみ1から100まである
・魔法、スキル、ステータスは、ⅠからⅩまである
・職のレベルアップで、ステータスが上昇
・魔法、スキルは、使用することで上昇
〈魔物とダンジョンについて〉
・魔物は世界に跋扈し、村や町をよく襲う全種族の敵。心臓の代わりに魔石が体内に存在し、砕かれると即死する。
・ダンジョンは、世界の初期からあったとされ、中には古代のお宝が眠っている。そしてもちろん、魔獣もいる
** **
彼のステータスカードを写させてもらった。それがこれ。
《名前》 アレク・ザキアス
《二つ名》 炎狼
《年齢》 38歳
《種族》 獣人 :灼狼族
《職》 上級:【狂戦士】レベル85
《元の職》 下級:【戦士】
《魔法》 火炎魔法Ⅴ
《スキル》種族 :獣化Ⅶ
アクティブ:ブーストⅧ、剛力Ⅶ、威圧Ⅴ、
捨身Ⅶ、飛斬Ⅶ、金剛Ⅶ
パッシブ :大剣術Ⅷ、体術Ⅶ、見切りⅦ、
回避Ⅶ、タフネスⅥ、状態異常耐性Ⅲ
《ステータス》 HP:Ⅶ、MP:Ⅳ、STR:Ⅷ、VIT:Ⅶ、AGL:Ⅶ、
DEX:Ⅵ、INT:Ⅲ、MND:Ⅲ、LUK:Ⅴ
プリントを見比べていると、あることに気づく。
(・・・・・・・はは、アレクさん脳筋だな)
疲れたので今日はもう寝ることする。風呂に行ったり色々して寝た。因みに風呂はまあまあ気持ちよかった。
優夜の異世界召喚。その一日目が終わろうとしていた。
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