テンプレを無視する異世界生活

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魔族編

366話 金の話

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「学生たちも連れていくって聞いたんだけど、翔のことだから魔族とは一人で戦うんだろ?じゃあ、学生たちには沢山のアイテムを持たせるべきじゃないか?」


見事に俺の性格が見透かされているな.....。さすが天才だ.....。


「確かにそれは盲点だったな。あいつらならやってくれると思っているが、生存率をより高めるためのアイテムはいくつあってもいい。」

「だが、そうだとしてもネルの出番はないぞ?ポーションなら別に作れるし、解毒剤や鎮痛剤だって作れる。必要があれば魔道具だって作れるからな。」

「そりゃそうか.....。まあ、翔が盲点だったことを確認させられて良かったよ。」

「そうだな。それにしても、最近のネル商会は盛り上がってると聞くが、かなり儲かってるんだろ?」


別にいらないが、お金をたかってやろう。


「あぁ、かなり儲かっているな。中くらいの国なら何個か買えるんじゃないか?」

「さすがに儲かりすぎじゃないか?」

「ある商品が爆発的に売れたからな。」


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