純和風お宿を異世界で

白いモフモフ

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……脳筋

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 ショウは自分の事を力技剣士と言ったけどラウルは首を振った。ショウは『轟炎』という二つ名を持っているらしく凄まじい炎と剛腕で戦う剣士で、純粋な力で叶う者はいないと言う。………凄い!けど日本ではそういう人を…あ、いややめておこう。

 「あ、そうそう早目に言っとくがフェインとミコトは2人だけでは酒場に出入りするなよ?さっきみたいなヤツは何処にでもいるから。」

 席に着いてすぐのラウルの尤もな注意に僕らはすぐに頷いた。フェインが僕に相部屋を持ちかけた時にそのへんの事は教わっている。一応気をつけてはいるけど、ちょっと不安がある。
 なんせよくお母さんに『お前はおっちょこちょいのうえに能天気だから』と言われてたからね。

 そんな会話の合間にも食事が運ばれてきたのだが、ラウルが適当に頼んでおくと言っていたけどだいぶ量が多い。4人になるって分かってた?って思うくらい多かった。
 丸テーブルを4人で座ってるのだけど、もう2人は座れるスペースがある。そんな席のテーブル一杯に料理が来たといえば量の多さをわかってもらえるだろうか?

 大盛りの炒飯、菜っ葉と肉の炒め物、じゃが芋のチーズ焼き、でっかいソーセージ、クリームシチュー、飴色の北京ダック、明らかにおまけのサラダ。

 フェインと僕は多さに驚いていたけど、ショウはなんのリアクションもないまま、「おー!旨そう!」と喜んでいる。うん。たしかに美味しそう!でもなんで宿の料理に北京ダックみたいなのがあるんだろ?

 2人はとても冒険者とは思えないほど紳士的でもあった。料理はとりわけてくれるし席も僕とフェインを窓際にしてくれた。

 「だけどラウル、1人ではここは誘うべきじゃないな。」

 「ああ、実は失敗したと思った。思ってたらお前来たじゃん?紹介ついでに一緒についてもらおうと思った。」

 「あー、俺ら2人なら誰も来ないよな~。」

 フェインとこの2人と知り合えて良かった的な会話をしている時に聞こえたショウとラウルの会話は互いを認め合ってるようでさっきまでは『顔見知り』だったのにもう『親友』になったのだとわかった。

 食事をしながら話しをいっぱいして、この2人は信用できると確信した。こっそりナビ君に聞いても『冒険者ランクAまでいってるのですから信頼度は高いでしょう』とのこと。お酒を飲んで上機嫌で笑い合うラウルとショウを見ながらフェインにも2人に自分の事を話すのはどうだろうかと聞いてみたら賛成だと言うのでご飯が全部無くなった頃、真面目に聞いてほしい事があると切り出し場所を移動する事になった。
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