Ωの僕がお偉いさん

白いモフモフ

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発情期の後半

 爛れた生活…いや、性活だよこれは。
この何日間か洋服…パジャマすら着ていない。今日の昼くらいまでは体が疼いていたがちょっと治まってきたみたいだ。

「ハァ~疲れた。」

 喉の調子もおかしい、当たり前か。あんなに叫んで、鳴いて……思い出したくない!
 起きたらまだ入ってたとか、入れたまま体制を変えられるとか……アーノルドはすごく嬉しそうだったけどね…。

 え?アーノルド?
今は部屋を出て執務室にしてる書斎に行ってる。そろそろ落ち着いて来たので離れても泣いて探す事もないから、領主の仕事の書類を持ってきてもらうためだ。

「只今ノエル。持ってきたけど…少ないな…。」

「ありがとー。少ない?」

 どれどれ?と見てみるとそんなに少ないかな?と思う。

「私がここ着いて5日が経ったのにこれだけしか書類が無い。ノエルが動けないからと下の者の作業も中止になってしまったのか!?」

 30枚程度しかない決裁書類にアーノルドが憤った。

「いいえ、これくらいだろうと予想してましたよ。」

「では、予め下の者の仕事をストップさせていたのか?それではいけないよノエル。」

 本気で心配してくれているらしい。自分の領地の事じゃないけどそんなに考えてくれるとは嬉しい事だと思う。

「いいえ、それも違うのアーノルド。いつか発情期が来るのはわかっていたから、爺を筆頭に何人かに仕事を割り振っておいたの。
 もう1年以上前から始めている事だよ。最終決定権は僕だけだけど、許す範囲の予算とか手順書を作っておいてそれの範囲内は自由に許可を出して良いことにしてるの。」

 その仕事を任せてる人達の中にはΩもいる。
予算等とは関係ないが現場の方ではΩでもリーダーが務まる者が今は出てきていた。

 というか、僕としては全てが領主の決裁という方が驚きだよ。確かにαは体の丈夫さから反応、決定など色々と数段格上だからそれでも大丈夫なのかもしれないけど、そんなのだから前のサムスプリング領主のような人がいると大事になったんだよ。

 場所によってはαだってΩと同等の事くらいしかできない事もある。要は適材適所なんです。
 “貴族に縁のあるΩの子を保護して~”っていう計画で連れてきた子達も見習いとして働いてもらっている。勿論、勉強メインなので週4日学校2日見習い1日休みというサイクルなんだけどね。

「どういう事?まさか領主の責務を放棄しているのか!?」

 ……違います。

「ええと……そうじゃなくて。」こういう事と図を書いて説明した。
 僕を頂点に僕の下に5人の名前。わざとプラスでアーノルドの名前を書く。その下にさらに何人かの名前。それを見てもらい、この人は交通関係担当、この人は教育面の担当と示して行き、アーノルドを指してアドバイザーと言う。

「この中の人殆ど知ってるよね?この人達が自分の担当の書類をまとめて、僕が予め渡しておいた資料の中で収まっているか確認をするの。そして“収まってますよ~”とか“収まってないけどこの案は良いからなんとかできないかな~”とかを報告してくれるの。勿論、全然ダメなのは返して僕の所には“こういう事あったけど返したよ~”っていう報告が来るの。」

 ね?だから放棄してる訳じゃないよ。





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