Ωの僕がお偉いさん

白いモフモフ

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トータ大先生

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 *ご注意
前半はそうでもないですが、後半に直接的な言葉がありますので後方確認願います。


 なんて事をしてしまったんだと後悔しきりだ。がらんとした執務室を見て寂しさが募る。


 あれから僕はトータに生徒の不安材料になってるであろう発情期の問題を聞いてみた。よく考えてみればトータは元々Ωが回りにいる生活をしていた。それも一般人の人達と一緒に。Ωが自分1人で規格外と言われている僕の感覚より生徒に近い筈だ。

「んー、なんだかノエル達難しく考えてない?初めてパートナーに発情期の自分を見せるのが不安って当たり前じゃない?嫌われたくないと思ってる人の前でお尻出しておねだりするのって怖いよね?」

 ああ…まぁそうだね。

「僕が育ったところではね、先輩Ωが後輩Ωに色々教えていくんだよ。手の使い方、充てかた、入れ方、腰の使い方も。体制や締め方までも教えていくからエッチに関しては自信持つよ。」

 イヤ別に生徒にそんな自信持たせたいわけじゃないよ。不安を軽くしてあげたいだけ。でもトータが育ったところは問題もあったけど先輩が後輩に教えていたのか。……いや、環境が違うから同じじゃダメだよ、アウト。ここはやっぱり講師を招いて真面目に講習会を。

「うーん、僕じゃなかったとしたら病院の先生とか?僕でダメなら花街の子はもっとダメでしょ?でも初対面の人に生徒が安心するの?」

 それもそうだ。やはりここはトータにお願いしてみて生徒の反応を見よう。



 なんて判断したんだ。そしてトータは今日、来年卒業予定の生徒にお話しをしてくれているわけなんだけど……。

 様子を見に教室へ行って悲しくなった。
意外にも真剣に聞く生徒の前でモデルとなってるのは僕の執務室にいた大きな熊さん。その名も『くまぐまー』。哀れなくまぐまーは小型の張り型をお尻に刺されて見本になっていた。シクシクシク。
 ねぇトータ、その奥にいるのは僕の図書室にいるはずの『くまタロー』だよね?まだ無事なくまタローを救出するべきか僕は本気で悩んだ。

「このようにして、まずは小さい物から入れて拡げます。パートナーがやりたいと言う場合がけっこうありますのでそうしたらお任せしましょう。その場合の体制はこのように四つん這いが楽です。」

 ああああ、くまぐまーよ……。
プスプスと抜き差しされてなんて哀れな。

「見えないことが怖いならそれはちゃんと伝えましょうね。パートナーは行為中の甘えが大好きです。こうやって、腰の下に枕を入れてやれば腰が上がり仰向けでも入れてもらえやすいですが、全てパートナーの目にさらすことになりますよ。なので手で隠そうとするのですが、大抵隠すのを禁止されます。場合によっては手を縛られますので気をつけて。」

 くまぐまーは今度は仰向けにされて手で前を隠す真似をさせられている。たぶん手で隠すように押さえてるペンはくまぐまーのアレのつもりなんだよね?

「仰向けの場合はこんな感じで両手でパートナーの頭か肩を掴むと良いです。あ、この状態でイってしまうと自分の精液が飛び散りますので、我慢しましょう。」
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