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大人の時間
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領主館の納品場所には行列ができている。でも統率がとれてるせいかどんどんと吸い込まれるように消えて……また列ができる。
「はーい、次の班は右の部屋~。」
軽いマオの声が聞こえる。マオは力仕事には向いてないので入り口で振り分け指示だ。運ぶ荷物の大きさ、重さに応じてデジレ様が船員さんを振り分けて取りに行かせた。もちろんその際には僕から代金を渡している。普通の街の市場や店の品物なので売り掛けとかでなくニコニコ現金払いにしてある。
「もうここの部屋は終わり~、後どんくらい?」
意外にもマオはちゃんと役目を果たしている。感心していたらコウが『船の積み荷で慣れてる』と教えてくれた。そうか……船は限られた場所の中で重さのバランス等も考えつつ出来るだけ多くの荷物を入れ込む必要があるものね。そこで慣れているなら陸の部屋に物を収納するくらいは簡単なのかも。
荷物を持った人の列が無くなると入り口で確認作業をしていてくれたデジレ様がこちらに来た。
「全部揃った。台所に一番近い部屋に運んだのは酒だ。その向かいに保存の効かぬ物。その横は長期保存の可能な物を置いた。」
流石はデジレ様。納品チェックと同時に場所指定もしていてくれたらしい。?ん?……となると、さっきのマオは意味有るのだろうか?まぁ、あったとしておこう。
サロンに行けば早速とばかりにもう届いた物を用意させている陛下達がいた。今日は夕食をこの買って来た物で済ませたいと伝えてあるのでいつもは裏方にいる人がサロンに多くいる。
「ノエル様、小籠包温めましたよ。覚めないうちにどうぞ。」
来た!僕の飲茶セット。今日も僕の夕食は肉まん、小籠包、エビ餃子のセットなのです。千切りの生姜をちょっとのせて~、黒酢タレでいただきます。
「んん~、美味しい~!」と悶えていたら横からヒョイと手が出てきた。マオだろうと思って取りやすいようにお皿を寄せようと見たら……え?サミュエル?…あ、熱いよ!気を付けて!
初めて小籠包を食べるサミュエルの世話をやきつつ陛下達を確認するともう本格的なお酒の時間になっていた。父様は陛下と差し向かいでチェスをしつつ燻製に手を伸ばしているし、提督とデジレ様は庭に出て月見しながらラブラブだし。
え?僕ら?僕らはマオの提案もあってラグに直座りで円になってワチャワチャしてます。それぞれの番、恋人を隣に置いて。そのうち解散していくだろうけど…と思いつつも僕もいっぱい食べて喋って楽しんだ。途中、アーノルドのお酒を自分のと間違えて一口飲んでしまったのは失敗だったけどね。アーノルドのお酒はかなりのきつかった。味も苦いし喉がカッと熱くなったし。もう絶対間違えたくないのでアーノルドの向こう側に置いてもらったら今度はカドラさんが間違えて飲んでた。でもカドラさんは大丈夫みたいだった。
ふと気づくと僕はアーノルドに膝枕してもらってたみたい。サミュエルもマオもいなくなっていて反対側でトータが同じように寝てた。父様たちはまだチェスをしてるし提督はデジレ様と移動するところだった。なんだかまったりと其々の時間を楽しんでいるようで『あ、大人の時間ってこういうのか』って思った。
「はーい、次の班は右の部屋~。」
軽いマオの声が聞こえる。マオは力仕事には向いてないので入り口で振り分け指示だ。運ぶ荷物の大きさ、重さに応じてデジレ様が船員さんを振り分けて取りに行かせた。もちろんその際には僕から代金を渡している。普通の街の市場や店の品物なので売り掛けとかでなくニコニコ現金払いにしてある。
「もうここの部屋は終わり~、後どんくらい?」
意外にもマオはちゃんと役目を果たしている。感心していたらコウが『船の積み荷で慣れてる』と教えてくれた。そうか……船は限られた場所の中で重さのバランス等も考えつつ出来るだけ多くの荷物を入れ込む必要があるものね。そこで慣れているなら陸の部屋に物を収納するくらいは簡単なのかも。
荷物を持った人の列が無くなると入り口で確認作業をしていてくれたデジレ様がこちらに来た。
「全部揃った。台所に一番近い部屋に運んだのは酒だ。その向かいに保存の効かぬ物。その横は長期保存の可能な物を置いた。」
流石はデジレ様。納品チェックと同時に場所指定もしていてくれたらしい。?ん?……となると、さっきのマオは意味有るのだろうか?まぁ、あったとしておこう。
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「ノエル様、小籠包温めましたよ。覚めないうちにどうぞ。」
来た!僕の飲茶セット。今日も僕の夕食は肉まん、小籠包、エビ餃子のセットなのです。千切りの生姜をちょっとのせて~、黒酢タレでいただきます。
「んん~、美味しい~!」と悶えていたら横からヒョイと手が出てきた。マオだろうと思って取りやすいようにお皿を寄せようと見たら……え?サミュエル?…あ、熱いよ!気を付けて!
初めて小籠包を食べるサミュエルの世話をやきつつ陛下達を確認するともう本格的なお酒の時間になっていた。父様は陛下と差し向かいでチェスをしつつ燻製に手を伸ばしているし、提督とデジレ様は庭に出て月見しながらラブラブだし。
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