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4.軽いけど思い出
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正直、失敗したと思う、暗い路上で昏倒している三人の男たちを見下ろしながら、もう少しでトドメまでさしてしまい事件になるところだった
冒険者を始めて大分たったが、街のなかの雑用だけではあまり稼げない、慣れたとはいえ安定しない生活と先の見通しが立たない苦しさに
店で食事したあとビールを薄くしたようなエールを頼んだ、冷えていないのであまり美味しくない
宿に帰ろうと店を出たが、いくら歩いても宿には着かず戸惑っていると、自分がアルコールに弱かったことを思い出した
そのとき、前からガラの悪い見知らぬ男が近づき「カネを出せ」と変なことを言う
新手の募金か何かの勧誘だと思い無視すると、取り囲まれてしまった
こちらが小柄で非力な女の子だと舐めているのか、囲んでいる三人のうちの一人が、ナイフを出して目の前でチラつかせ、ニヤニヤと下卑た笑みを見せる
その瞬間、何かが弾け身体が反応した、相手が不用意に出した手を引っぱり、前によろけたところを払い腰で後ろの男に投げつけ、驚いて棒立ちのもう一人の股間を蹴りあげ一瞬で制圧
コイツらのせいでスッカリ酔いが覚めてしまたと無性に腹が立って、さんざん殴ったり蹴ったりしてストレスを発散
動かなくなった三人のふところを探り財布とナイフなど金品を没収して「また、つまらぬ物を斬ってしまった」とルパン三世の五右衛門のようなセリフをつぶやき、その場を後にする。
どうやら、酔って道を間違えて治安の悪い地区に迷い込んでしまったらしく、困っていると街の地図が頭に浮かび、現在地と宿の位置か点滅して「そのまま、まっすぐ」「次の角を右へ」とナビが始まる
まだ、酔いが残っていて幻聴かと思ったが、ちゃんと宿にたどり着き「わーい、ついに私も超能力に目覚めちゃったよ♪」と単純に喜んだ
朝になり狭い部屋で筋肉痛に悩みながら、冷静になって考えてみると格闘技もナビも、普段からは考えられない凶暴性さえ、前に魔法で無理矢理に刷り込まれた能力だと気づく
危機になったら発動する専守防衛型の機能らしいが索敵や遠距離攻撃も出来る、昨夜も瞬時に周囲に人がいないのがわかり、弓や投石の方法まで浮かんだ。
こんな大事なことを忘れているのは少し不自然、仕事をクビになる時に何かされたのかも知れない
そうして重要な事やその他のことも、たくさん忘れさせられたのだろう、街に住み始めたころ監視されている気がしたのもそのせいだったのかと納得
これは、神というより悪魔から与えられたチート、けれど使えると思った
偶然に発動した狂戦士のような力があれば、理性を失う恐れはあるけれど
魔の森やダンジョンにも挑んでも生還が望めるし、行き詰まっている薬草採取だけではなく、弱い魔物の討伐ぐらいは出来る気がする。
人間は不思議なものです、時に記憶が自分の都合のよいように書き変わってしまったり、嫌な思い出を忘れたり
今さらどうでもいいけれど、魔法で脳を弄られた影響なのか、前の世界の記憶がどんどん薄れていく
優しかった父母、懐かしい兄妹や親友、好きだった先輩、学校や会社のこと、子供のころから気が弱くドジな私の性格だけは、ちっとも変わらないのに、もう顔や名前さえ忘れてしまった。
どうせ、ここは他人を都合のよい使い捨ての駒ぐらいにしか思わず、人権などない国だから今後も何をされるか分からない
とくに、王都には各国のスパイや得体の知れない者が溢れていて危ない、だから、追跡されないよう早く他の街や他国に移動して名前も変えた方がいい、そのためにはおカネがいる
今のように石橋を叩いて渡っているようではそれは難しい、安全第一はしばらくお休みにして、多少は危ない橋を渡るしかない
これからは、森のもう少し奥まで分け入り、依頼にある高価な薬草をさがしたり、弱い魔物も狩ってみよう
おカネになるならギルドに目を付けられない程度の犯罪スレスレの行為もいとわない
早速、安い剣や中古の革鎧を買い揃え、冒険者ギルドで相談してみると、ギルドが開く新人養成講座で臨時パーティの募集をしているというので申し込む
当日、張り切って行ってみるとギルドの裏の練習場に案内され、20人ほどが訓練と称して剣や槍を振らされ弓までかされる
すると、さすがに新人研修だけあって、見かけだけは立派な騎士様がへっぴり腰で剣を振り回したり、槍を上手くあつかえない人もいるし、弓に至っては引けない者が多い有様
それでも、何人かが指導のベテラン冒険者から褒められる、私も自己流でやってみると、どれも案外に簡単というか、われながら上手い?
指導の人から経験者の様だと言われ、鬼教官の罵声を思い出す、そうだ研修と称して男女や体格など関係なく死ぬほど鍛えられたっけ
結局、私とあわせて5人が合格して指導の冒険者とパーティを組み森に出かけることになっが、あとの人はそれぞれ武器を選びしばらく練習させられるらしい
それから、6人で近所の森に向かいスライムや角うさぎの簡単な倒し方から始まり、見つけた魔獣を実際に狩っていく
パーティでのゴブリンの狩り方を説明され、 指導の冒険者が索敵をして、三匹で歩いていたゴブリンを見つけて待ち伏せをして襲う
放った矢が外れ奇襲にならず乱戦になってしまい、小柄だが思ったよりすばしっこいゴブリンに苦労して、私も軽い傷を負ったが手持ちの初級ポーションですぐに治す
ギルドに帰り遅い昼食をとり反省会に臨み、指導の冒険者からそれぞれ注意点を指摘されるが、あとはパーティに参加して経験を積むだけと励まされて解散した。
その後は、主に一人で薬草採取に励み、たまに弱い魔獣などを狩り、気が向けばパーティに参加して森やダンジョンに潜り経験を積む
少しおカネに余裕が出来たので、ギルドの受付嬢に相談して、紹介された人の少ない地区にある小屋を借りる
それまで薬草採取の時に森の中で行っていたポーション作りを、もう少し量を増やし研究もしてみようと考えた
小屋の場所が宿から離れているので、少し改造して寝泊まりも出来るようにする。
冒険者を始めて大分たったが、街のなかの雑用だけではあまり稼げない、慣れたとはいえ安定しない生活と先の見通しが立たない苦しさに
店で食事したあとビールを薄くしたようなエールを頼んだ、冷えていないのであまり美味しくない
宿に帰ろうと店を出たが、いくら歩いても宿には着かず戸惑っていると、自分がアルコールに弱かったことを思い出した
そのとき、前からガラの悪い見知らぬ男が近づき「カネを出せ」と変なことを言う
新手の募金か何かの勧誘だと思い無視すると、取り囲まれてしまった
こちらが小柄で非力な女の子だと舐めているのか、囲んでいる三人のうちの一人が、ナイフを出して目の前でチラつかせ、ニヤニヤと下卑た笑みを見せる
その瞬間、何かが弾け身体が反応した、相手が不用意に出した手を引っぱり、前によろけたところを払い腰で後ろの男に投げつけ、驚いて棒立ちのもう一人の股間を蹴りあげ一瞬で制圧
コイツらのせいでスッカリ酔いが覚めてしまたと無性に腹が立って、さんざん殴ったり蹴ったりしてストレスを発散
動かなくなった三人のふところを探り財布とナイフなど金品を没収して「また、つまらぬ物を斬ってしまった」とルパン三世の五右衛門のようなセリフをつぶやき、その場を後にする。
どうやら、酔って道を間違えて治安の悪い地区に迷い込んでしまったらしく、困っていると街の地図が頭に浮かび、現在地と宿の位置か点滅して「そのまま、まっすぐ」「次の角を右へ」とナビが始まる
まだ、酔いが残っていて幻聴かと思ったが、ちゃんと宿にたどり着き「わーい、ついに私も超能力に目覚めちゃったよ♪」と単純に喜んだ
朝になり狭い部屋で筋肉痛に悩みながら、冷静になって考えてみると格闘技もナビも、普段からは考えられない凶暴性さえ、前に魔法で無理矢理に刷り込まれた能力だと気づく
危機になったら発動する専守防衛型の機能らしいが索敵や遠距離攻撃も出来る、昨夜も瞬時に周囲に人がいないのがわかり、弓や投石の方法まで浮かんだ。
こんな大事なことを忘れているのは少し不自然、仕事をクビになる時に何かされたのかも知れない
そうして重要な事やその他のことも、たくさん忘れさせられたのだろう、街に住み始めたころ監視されている気がしたのもそのせいだったのかと納得
これは、神というより悪魔から与えられたチート、けれど使えると思った
偶然に発動した狂戦士のような力があれば、理性を失う恐れはあるけれど
魔の森やダンジョンにも挑んでも生還が望めるし、行き詰まっている薬草採取だけではなく、弱い魔物の討伐ぐらいは出来る気がする。
人間は不思議なものです、時に記憶が自分の都合のよいように書き変わってしまったり、嫌な思い出を忘れたり
今さらどうでもいいけれど、魔法で脳を弄られた影響なのか、前の世界の記憶がどんどん薄れていく
優しかった父母、懐かしい兄妹や親友、好きだった先輩、学校や会社のこと、子供のころから気が弱くドジな私の性格だけは、ちっとも変わらないのに、もう顔や名前さえ忘れてしまった。
どうせ、ここは他人を都合のよい使い捨ての駒ぐらいにしか思わず、人権などない国だから今後も何をされるか分からない
とくに、王都には各国のスパイや得体の知れない者が溢れていて危ない、だから、追跡されないよう早く他の街や他国に移動して名前も変えた方がいい、そのためにはおカネがいる
今のように石橋を叩いて渡っているようではそれは難しい、安全第一はしばらくお休みにして、多少は危ない橋を渡るしかない
これからは、森のもう少し奥まで分け入り、依頼にある高価な薬草をさがしたり、弱い魔物も狩ってみよう
おカネになるならギルドに目を付けられない程度の犯罪スレスレの行為もいとわない
早速、安い剣や中古の革鎧を買い揃え、冒険者ギルドで相談してみると、ギルドが開く新人養成講座で臨時パーティの募集をしているというので申し込む
当日、張り切って行ってみるとギルドの裏の練習場に案内され、20人ほどが訓練と称して剣や槍を振らされ弓までかされる
すると、さすがに新人研修だけあって、見かけだけは立派な騎士様がへっぴり腰で剣を振り回したり、槍を上手くあつかえない人もいるし、弓に至っては引けない者が多い有様
それでも、何人かが指導のベテラン冒険者から褒められる、私も自己流でやってみると、どれも案外に簡単というか、われながら上手い?
指導の人から経験者の様だと言われ、鬼教官の罵声を思い出す、そうだ研修と称して男女や体格など関係なく死ぬほど鍛えられたっけ
結局、私とあわせて5人が合格して指導の冒険者とパーティを組み森に出かけることになっが、あとの人はそれぞれ武器を選びしばらく練習させられるらしい
それから、6人で近所の森に向かいスライムや角うさぎの簡単な倒し方から始まり、見つけた魔獣を実際に狩っていく
パーティでのゴブリンの狩り方を説明され、 指導の冒険者が索敵をして、三匹で歩いていたゴブリンを見つけて待ち伏せをして襲う
放った矢が外れ奇襲にならず乱戦になってしまい、小柄だが思ったよりすばしっこいゴブリンに苦労して、私も軽い傷を負ったが手持ちの初級ポーションですぐに治す
ギルドに帰り遅い昼食をとり反省会に臨み、指導の冒険者からそれぞれ注意点を指摘されるが、あとはパーティに参加して経験を積むだけと励まされて解散した。
その後は、主に一人で薬草採取に励み、たまに弱い魔獣などを狩り、気が向けばパーティに参加して森やダンジョンに潜り経験を積む
少しおカネに余裕が出来たので、ギルドの受付嬢に相談して、紹介された人の少ない地区にある小屋を借りる
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