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第3章
リーナとヴォルティスの幸せ(ヴォルティス視点)
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リーナの故郷や穢れの森は何もない草原になっていた。
リーナの浄化により穢れがなくなった為、かつての穢れの森を知っている人もいないのかもしれない。
リーナの家族が眠っている石の前にリーナは立つ。
リーナはもう家族が転生しているのを知っている。ミラージュが知られてくれて見に行ったことがある。
家族4人で笑っている姿を見てリーナは良かったと涙を流しながら笑っていた。
それからも時間が経っている為、死んで別の生を生きているはずだ。
それでもリーナの家族はここで死んでここで眠っているのだろう。
「みんな、私はルティと幸せだよ。みんなも幸せに生きて。」
リーナはしばらくその場に立っていた。
そんなリーナの横で黙って見ているしかできなかった。
その後に街に言ったが、名物のお菓子は無くなっていた。
時間が経ち過ぎて街は完全に雰囲気を変えていたらしい。
行き慣れていたリーナですら迷子になっていた。懐かしさなどない知らない街なのだ。
もっと早く連れて来ていれば良かった。
リーナの望みすらまとも叶えられない。
「すまない、もっと早く来ていれば良かった。」
謝るしかできない。
「お菓子がなかったのは残念ですけど、望みは叶いました!ルティと幸せに生きているのをみんなに報告できたし、ルティと会うきっかけの街に一緒に来ることができたのはとても嬉しいです。」
リーナは嬉しそうに笑った。
「きっかけの街?」
「そう、この街でラハールさんと出会って聖女を目指す事になったんです!」
はしゃいでいるリーナは出会った時のような笑顔を向けてくれた。
リーナは出会った時よりだいぶ落ち着いていた為、こんなリーナを見るのはめずらしい。
そうか、ラハールがリーナを見つけたのはこの街だったのか。
ラハールがリーナを神殿に連れて来なければ出会うこともなかった。
ラハールにもこの街にも感謝しかない。
ヴォルティスはリーナの欲しがったお菓子の情報を探して回ってリーナに秘密で作った。
リーナの望みを全部叶える事がヴォルティスの望みで楽しみだ。
リーナはそのお菓子をみて泣きながら喜んだ。
「お菓子よりその気持ちがうれしい」と。
そんなリーナの嬉しそうな顔をみると私自身幸せを感じる。
リーナの幸せを考えるのは自分が幸せになる為に必要な要素だったのだ。
リーナに自分の思いを押し付けて不安になっていた時よりずっとずっと幸せだ。
1つずつリーナの望みを一緒に叶えていく。
マークバルダやラリーン、ノルアとも久し振りに会った。
皆が笑い、リーナが笑う。
もう嫉妬という感情に縛られる事はない。
リーナと共にこれからも必要なものだと思えば、その時間も良いものだ。
「お母しゃん!」
まだ十分に発音もできないリリアが嬉しそうにリーナに飛びつく。
リリアはいつも元気で走り回っている。
「リリア、もうびっくりしたわ!」
リーナもリリアを抱きあげ、笑いあっている。
私はそんなリーナとリリアの様子をみて幸せを噛みしめ、リリアが生まれる前の出来事を思い返した。
リーナの最後の望み‥
『ルティとの子どもがほしい』
これが一番叶えるのが難しい望みだった。
神である自分には神や人を創り出す事はできても人のような生殖機能がない為、子は成せなかったのだから。
「書いてみただけです。私達の子のノルアもいるし、寂しくはないですよ!」
明るく笑ってくれたが、リーナの強い望みなのだろう。
叶わないとわかっていながらも書いたのだから。
そのリーナの強がった笑顔を見て私は人になる決意をした。
そうすればキースのようにリーナの望みを叶えられる。
リーナと生きる時間が短くなるが、リーナと夫婦になり、子どもがうまれて、家族で生きて死ぬのも悪くない。
愛しているの言葉では言い表す事もできない。
リーナが私の全てだ。
リーナが笑って横にいてくれるのが私の一番の望みなのだから‥神であろうと人であろうとリーナと共に過ごせるならどちらでもよかった。
リーナの浄化により穢れがなくなった為、かつての穢れの森を知っている人もいないのかもしれない。
リーナの家族が眠っている石の前にリーナは立つ。
リーナはもう家族が転生しているのを知っている。ミラージュが知られてくれて見に行ったことがある。
家族4人で笑っている姿を見てリーナは良かったと涙を流しながら笑っていた。
それからも時間が経っている為、死んで別の生を生きているはずだ。
それでもリーナの家族はここで死んでここで眠っているのだろう。
「みんな、私はルティと幸せだよ。みんなも幸せに生きて。」
リーナはしばらくその場に立っていた。
そんなリーナの横で黙って見ているしかできなかった。
その後に街に言ったが、名物のお菓子は無くなっていた。
時間が経ち過ぎて街は完全に雰囲気を変えていたらしい。
行き慣れていたリーナですら迷子になっていた。懐かしさなどない知らない街なのだ。
もっと早く連れて来ていれば良かった。
リーナの望みすらまとも叶えられない。
「すまない、もっと早く来ていれば良かった。」
謝るしかできない。
「お菓子がなかったのは残念ですけど、望みは叶いました!ルティと幸せに生きているのをみんなに報告できたし、ルティと会うきっかけの街に一緒に来ることができたのはとても嬉しいです。」
リーナは嬉しそうに笑った。
「きっかけの街?」
「そう、この街でラハールさんと出会って聖女を目指す事になったんです!」
はしゃいでいるリーナは出会った時のような笑顔を向けてくれた。
リーナは出会った時よりだいぶ落ち着いていた為、こんなリーナを見るのはめずらしい。
そうか、ラハールがリーナを見つけたのはこの街だったのか。
ラハールがリーナを神殿に連れて来なければ出会うこともなかった。
ラハールにもこの街にも感謝しかない。
ヴォルティスはリーナの欲しがったお菓子の情報を探して回ってリーナに秘密で作った。
リーナの望みを全部叶える事がヴォルティスの望みで楽しみだ。
リーナはそのお菓子をみて泣きながら喜んだ。
「お菓子よりその気持ちがうれしい」と。
そんなリーナの嬉しそうな顔をみると私自身幸せを感じる。
リーナの幸せを考えるのは自分が幸せになる為に必要な要素だったのだ。
リーナに自分の思いを押し付けて不安になっていた時よりずっとずっと幸せだ。
1つずつリーナの望みを一緒に叶えていく。
マークバルダやラリーン、ノルアとも久し振りに会った。
皆が笑い、リーナが笑う。
もう嫉妬という感情に縛られる事はない。
リーナと共にこれからも必要なものだと思えば、その時間も良いものだ。
「お母しゃん!」
まだ十分に発音もできないリリアが嬉しそうにリーナに飛びつく。
リリアはいつも元気で走り回っている。
「リリア、もうびっくりしたわ!」
リーナもリリアを抱きあげ、笑いあっている。
私はそんなリーナとリリアの様子をみて幸せを噛みしめ、リリアが生まれる前の出来事を思い返した。
リーナの最後の望み‥
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これが一番叶えるのが難しい望みだった。
神である自分には神や人を創り出す事はできても人のような生殖機能がない為、子は成せなかったのだから。
「書いてみただけです。私達の子のノルアもいるし、寂しくはないですよ!」
明るく笑ってくれたが、リーナの強い望みなのだろう。
叶わないとわかっていながらも書いたのだから。
そのリーナの強がった笑顔を見て私は人になる決意をした。
そうすればキースのようにリーナの望みを叶えられる。
リーナと生きる時間が短くなるが、リーナと夫婦になり、子どもがうまれて、家族で生きて死ぬのも悪くない。
愛しているの言葉では言い表す事もできない。
リーナが私の全てだ。
リーナが笑って横にいてくれるのが私の一番の望みなのだから‥神であろうと人であろうとリーナと共に過ごせるならどちらでもよかった。
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