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「クリスに言うと結局は大事になるわね。」
「そうだな。」
ミルアージュの横に立つアルトもそう言うしかない。
ムランドとミルアージュの試合をクリストファーに言うと、ならみんなでやればいいと第三部隊での剣術大会が開かれる事となった。
軍全体でできなかったのは突然すぎたのもあるが、第三部隊は皆強くなっていたのが影響している。
それが、第一、第二にバレると面倒な事になるからだ。
なんせ、兵を使ってミルアージュがクーデターを行うのではとの疑惑も出ているのだから。
その話をクリストファーにされた時、アルトは驚いた。
そんな話が王太子のところまで行っているのを知らなかった。
ミルアージュは「そうなるでしょうね」と苦笑いしていただけだった。
ミルアージュが今もよく思われていない事はアルトも知っている。
本人は気にしていないが、それを解決できないのが悔しい。
目の前でトーナメント式で試合が行われている。
もちろんムランドもミルアージュも参加していた。
「あっ、マール凄い!」
ミルアージュ様は隊員たちの試合を見ながら皆強くなったと褒めていた。
一人ずつ名前覚えるつもりのようで試合前に名前の確認をしている。
「成長をこうやってみるのもいいわね。これからもしようかしら。」
ミルアージュはウキウキしている。
確かに第三部隊は見違えるほど皆強くなっている。
「姫が危惧していた事はどうなった?」
「まだわからない。でも起こらないで欲しいとは思うわ。皆の命をかけさせる結果になるのだから…」
ミルアージュの顔が険しくなるのを見たアルトはこのタイミングで聞くべきではなかったと思った。
せっかくミルアージュが楽しそうに過ごしていたのに、失敗したとアルトは思った。
多分この試合も現在の隊員たちの実力を見るだけではなく、ミルアージュの息抜きにクリストファーが提案したものだろう。
「次ムランドみたいね。」
ミルアージュは気持ちが切り替わった事にアルトはホッと胸をなでおろした。
ムランドの強さは桁違いだった。一瞬で勝負がついた。
ミルアージュの表情が変わった。
「ひさひざに楽しそうね」
その顔をさせるのは自分が良かったとアルトは思った。
ムランドと戦いたい気持ちもあったが、その前にトーナメントでミルアージュとあたる。
前回一瞬でミルアージュに負けたが、今回はそうはさせない。
アルトはこの間のリベンジを心に誓っていたのだ。
姫に認められる存在となり、支えていく。
アルトの目標だ。
「そうそう、アルト。あなた隊長になるつもりはない?聞くのを忘れていたわ。」
第三部隊の隊長が現役引退する話が出ているのをアルトも知っていた。
良い隊長が来てくれればとボンヤリ考えていたくらいでまさか自分に打診が入るとは思わなかった。
「いや、姫。俺は平民だ。隊長にはなれない。」
「…なりたいかなりたくないかを聞いているのよ。」
ミルアージュにまっすぐ見つめられる。
「なりたいとは思うが、無理だ。平民は隊長にはなれない。それはこの国のルールだ。」
「そう、わかったわ。」
ミルアージュはニッコリと笑った。
おいおい、本当に俺を押すつもりじゃないだろうな。
余計に反感買うぞ…
アルトはこれ以上ミルアージュの立場を悪くはしたくなかった。
「そうだな。」
ミルアージュの横に立つアルトもそう言うしかない。
ムランドとミルアージュの試合をクリストファーに言うと、ならみんなでやればいいと第三部隊での剣術大会が開かれる事となった。
軍全体でできなかったのは突然すぎたのもあるが、第三部隊は皆強くなっていたのが影響している。
それが、第一、第二にバレると面倒な事になるからだ。
なんせ、兵を使ってミルアージュがクーデターを行うのではとの疑惑も出ているのだから。
その話をクリストファーにされた時、アルトは驚いた。
そんな話が王太子のところまで行っているのを知らなかった。
ミルアージュは「そうなるでしょうね」と苦笑いしていただけだった。
ミルアージュが今もよく思われていない事はアルトも知っている。
本人は気にしていないが、それを解決できないのが悔しい。
目の前でトーナメント式で試合が行われている。
もちろんムランドもミルアージュも参加していた。
「あっ、マール凄い!」
ミルアージュ様は隊員たちの試合を見ながら皆強くなったと褒めていた。
一人ずつ名前覚えるつもりのようで試合前に名前の確認をしている。
「成長をこうやってみるのもいいわね。これからもしようかしら。」
ミルアージュはウキウキしている。
確かに第三部隊は見違えるほど皆強くなっている。
「姫が危惧していた事はどうなった?」
「まだわからない。でも起こらないで欲しいとは思うわ。皆の命をかけさせる結果になるのだから…」
ミルアージュの顔が険しくなるのを見たアルトはこのタイミングで聞くべきではなかったと思った。
せっかくミルアージュが楽しそうに過ごしていたのに、失敗したとアルトは思った。
多分この試合も現在の隊員たちの実力を見るだけではなく、ミルアージュの息抜きにクリストファーが提案したものだろう。
「次ムランドみたいね。」
ミルアージュは気持ちが切り替わった事にアルトはホッと胸をなでおろした。
ムランドの強さは桁違いだった。一瞬で勝負がついた。
ミルアージュの表情が変わった。
「ひさひざに楽しそうね」
その顔をさせるのは自分が良かったとアルトは思った。
ムランドと戦いたい気持ちもあったが、その前にトーナメントでミルアージュとあたる。
前回一瞬でミルアージュに負けたが、今回はそうはさせない。
アルトはこの間のリベンジを心に誓っていたのだ。
姫に認められる存在となり、支えていく。
アルトの目標だ。
「そうそう、アルト。あなた隊長になるつもりはない?聞くのを忘れていたわ。」
第三部隊の隊長が現役引退する話が出ているのをアルトも知っていた。
良い隊長が来てくれればとボンヤリ考えていたくらいでまさか自分に打診が入るとは思わなかった。
「いや、姫。俺は平民だ。隊長にはなれない。」
「…なりたいかなりたくないかを聞いているのよ。」
ミルアージュにまっすぐ見つめられる。
「なりたいとは思うが、無理だ。平民は隊長にはなれない。それはこの国のルールだ。」
「そう、わかったわ。」
ミルアージュはニッコリと笑った。
おいおい、本当に俺を押すつもりじゃないだろうな。
余計に反感買うぞ…
アルトはこれ以上ミルアージュの立場を悪くはしたくなかった。
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