ポインセチアの咲く頃に

白石華

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クリスマスに男女がすること・リターンズ

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「ふう、ただいまー。」
「ただいまです。」

 今日は結構歩いたのと、夕飯にご飯も買ったため、日が落ちて寒くなる前に早々に帰ってきた俺たち。

「昼にご飯はしっかり食べちゃったし、一息吐いてからにする?」

 俺は部屋に入ると、寝室兼リビングの窓際の部屋に置くか、入ってすぐの冷蔵庫にしまおうかミズキに確認する。

「そうですね。温かいものでも頂いて。」

 一息吐いてからにするようだ。

「そっか。じゃあお茶、沸かすね。」

 一人暮らし用のポットのためポットというか電気ケトルであっという間に沸かせてしまう。クリスマス用のお茶もパン屋さんで売っていたため、それを入れるとマグカップからスパイスの香りが部屋に漂う。

「お茶もクリスマスなんですね。」
「うん。クリスマスって改めて日本でも浸透しているんだなと思ったよ。」

 背景にはクリスマス商戦なんかもあるんだろうけど。イベント自体を楽しんでいるからという気配もある。ヨーロッパではこんなにぎやかなお祭りみたいなイベントじゃないらしい(実際に確認したわけじゃない)し、浸透しているというよりは普及に成功したのだろう。

「ポインセチアの鉢もまだ赤と緑だし。」
「ポインセチアって言うと、そういう色を連想しますね。」

 クリスマスカラーの鉢植えも買ったし、ミズキはさっそくブローチも付けているみたいだし、今日はクリスマスを満喫したと言えよう。

「そういえば正さん。」
「何? ミズキ。」
「クリスマスに男女ですることがまだ残っていますね。」
「ぶっ!」

 去年もこんな感じでミズキに押し切られたが、今年も直球だったからむせた。

「昨夜は何というかこう……アレだったので仕切り直しを。」
「う、うん……そうだね、アレだったね。」

 俺もそうだと思ったけど、ここまで直球で放られるとは思わなかった。

「まあ……いいか。」

 俺ももうちょっと何とかならなかったのかと思っていたため、ミズキに乗ることにした。

 ・・・・・・。

「今日はバスルームからなんだ。」
「はい。お体洗いますよ、正さん。」
「え。え。ああ、うん。」

 裸で二人で浴室に入ったが、シャワーを浴びるとミズキからの提案だった。

「こうして……こう。」
「うわわああっ。」

 背中からミズキのグラマーな肢体……おそらく乳房にボディソープをたっぷり塗り付けて俺の背中にむにゅんむにゅんと擦り付けていた。

「腕も……出してください。」
「う、うん。ああ……。」

 ミズキは丁寧に俺の腕を乳房で挟んで洗っている。手と腕は肩ほど凝ってはいなくても、さすってもらえるのはとても気持ちがいいものではあるが。それがミズキの乳房となると衝撃と見栄えと、気持ちよさが全然違う。まず女の人の肌って日に当たらないところは赤ちゃんみたいな肌でとても柔らかくてもちもちとしていて、しっとりもしているし。

「今度は……正面ですね。椅子に座ってください。」
「す、座ればいいの?」

 浴室の椅子に座ると。

「はい……。」
「うわわわわっ。」

 ミズキに俺の太ももに乗られて、抱き着かれてしまう。ちょうどその……乳房に顔が埋まるように。

(昨日とは……雲泥の差の気分だ。)

 相変わらずミズキのお礼というか、余程クリスマスを過ごしたかったのだろう。エッチの気合の入り方がすごい。

「ほら……正さん。あぶあぶしていいんですよ?」

 ミズキに乳房へ頭をうずめるようにそっとさすられる。

「そ、それはまだ、踏ん切りがつかない、かな……? あっ?」

 くちゅっ。ちゅにっ。

 ミズキの乳房に顔をうずめたまま、固く勃起していた肉棒に花弁を擦り付けられる。

「う、うう……っ。」
「はい、はい。」

 ミズキに乳房を左右に擦り付けるように顔を動かされる。

「ぐううっ、ううっ。」

 花弁も裏筋を擦り付けられ、当たるところは体も密着している。

「で、出ちゃう。ミズキ……。」
「ふふっ。はあぃ……。」
「あっ。」

 ぬちゅっ。

 ミズキが腰を浮かすと花弁に飲み込まれ、ぬるりと入っていく。

 ぐちゅっ、みちゅっ。

「はあっ、あっ。あああ……っ。」
「み、ミズキ。ミズキ……っ。」

 一気に飲み込まれたと思ったらミズキが腰を揺すり、絶頂を促していく。

「だ、出しちゃうけど。」
「はい、どうぞ。」
「う、ううう……っ。」

 びゅく。びしゅっ。ぶしゅっ!

「はああ……っ。」

 ミズキの動きが止まり。プルプルと震え、俺も中に放っていく。

「正さん……ごちそうさまでした。」

 一足早く、食事を終えたようにミズキがちろりと舌を出していた。
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