ポインセチアの咲く頃に

白石華

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稲荷神社の妖精

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「正さん、今度は正さんからどうぞ。」
「うん。」

 ミズキがバスルームの床のマットに寝そべると俺のことを誘うように足を広げる。いったんは洗い流したけど、まだ体は、泡まみれのままだ。ミズキの体はグラマーで柔らかそうだが。のしかかって泡まみれの体を擦り付けたら気持ちよさそうだ。

「ん……っ。」
「あっ。」

 恥丘に肉棒を擦り付けて、ミズキの乳房に自分のを擦り付けるとむにゅんと擦れた方向に大きくひしゃげて滑っていく。

 にゅちっ、ぬちゅっ、ぬちゅっ。

「み、ミズキ。おっぱい、気持ちいい……。」

 大きく柔らかい乳房だとは思っていたけど。泡で体重を乗せて滑ると勢いのあるダイナミックな光景と動きだった。中心でコリコリしている頂の感触もいい。泡で滑るのが気持ちよくてぬちゅぬちゅとあちこちに動かしたくなってしまう。

「もっと擦っていいんですよ? 正さん。」
「う、うん……っ。」

 にゅりっ、ぬちゅっ。

「は……はあっ、はあっ。み、ミズキっ。そろそろ……。」
「はい。中に入れて……ください。」

 ミズキは狐のように目を細めて俺の挿入を待つ。ミズキの表情や目つきは、ときどき狐っぽくなる。

 ちゅくっ。

 先端がぐぽりとミズキの中に入ると。ぐちゅちゅうう……っと柔らかく閉じた肉を押し広げるように進んでいく。ときどき締まりがぽっかりと空いたところもあるが、もともとのサイズが自分とは合っていないんだから油断は禁物だ。すぐに狭いところにぶつかってしまう。ちょうどそこに先端をひっかけて、揺するように動かしていく。

「あっ、ああっ。きゃふ……ま、正さん。おなか……引っ張られるっ。」

 ミズキには子宮を揺さぶられる動きが来ているのかもしれない。しばらくそこでぐいぐいと抽送して、ぐずっと奥深くにまで入り込んでいく。

「はああ……っ、んんっ。」

 ミズキの中の行き止まりまで行くと、ミズキがぶるぶると震える。

「はあ……お腹、痺れちゃいます……、ね。」

 子宮口、正確には子宮口の周り付近を小突くとしびれるような刺激がミズキには来るようだ。お腹を揺さぶられたり子宮口を突かれて刺激が来たりと。本来なら二人の間に新たな命を宿すために行う子作りにもかかわらず感じてしまうようだった。

「ん……っ。」

 子宮口の手前から肉棒を引くと、さっきの閉じた肉壁で引っ掛かり、そこで止まってしまう。無理に抜き差しせずに体をぴったりと密着させ、感触を味わいながらミズキの子宮口を小刻みに突いていく。

「きゃあっ、あっ、あっ、きゃふっ、んあ……っ、ああっ! ああああんっ!」

 子宮を小突かれ続ける行為にミズキは媚態をためらうことなく晒していく。

「ああっああっあああんっ。きゃああんっ、きゃんっ。きゃふ……っ。」

 悲鳴と言うには随分かわいい声を出してミズキが果てていく。それは、今までされるがままだった俺には達成感を沸かせる反応で。

「ミズキ……っ。」

 背筋をぶるりと震わせ、絶頂が近いことを告げる。

「はい……どうぞ中に。」
「くうっ、ううっ、ううう……ぁっ。」

 ビュッ、ビュビュッ、ビュズブッ!

「はああ……あああ……っ。」
「うう……ん……。」

 奥に放っている間もミズキは眼を細めてうっとりとしている。

「はあ……っ。正さん。こうしています?」

 ミズキはぐったりとしている俺の背中に手を回して抱きしめている。

「う、うん……。」

 ムニュムニュと当たる乳房の感触が心地よかった。

 ・・・・・・。

「あっ、あっ。ま、正さん。」
「おっぱい、気持ちよくなっちゃったから、もうちょっと触らせて。」

 既に力尽きていたからか俺のはまだ復活する気配はなかったが。暫くミズキの乳房に体重を乗せて胸板で擦り付けたり手でつるつると掬うように摩ったり、顔に挟むように擦り付けたりしていた。

「ん……っ。」

 ミズキは頂がこすれるとピクリと体を震わせ、ときどき腰もくねらせて俺の背中に手を這わせていた。
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