ポインセチアの咲く頃に

白石華

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蜜に溢れるミズキの身体

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「正さん。最後のイベントが。」
「う、うん。」

 別に拒む気はないけど毎度のごとくミズキも流れの運びが強引である。

「正さん……。」
 
 ミズキが俺の方に近づいてきた。

(ミズキだって別に、俺としたくない訳じゃないんだろうな。)

 俺に人間としての幸せを掴んで貰いたいだけなんだろう。それは何度も聞いているから、俺だってそうしようとは思えている訳で。今のところ、どうしようもないから、あんまり、そっち方面の話はしないだけで。それはそれとして、ズルズル、嵌っている自分もいる。

「ん……ちゅ。」

 ミズキとキスをすると、甘い蜜の味がする。体液自体もそういう味がするんだけど。

「ちゅ。んん……ちゅ、ちゅ。」

 随分と濃厚なキスをミズキはしてくる。酔っているのもあるのかもしれないが。

「ちゅぱ。んん……ちゅ、ちゅぷ……。」

 いつの間にか舌も入ってきて、濃厚なキスはさらに続いていく。蜜の香りと甘さで随分と糖度のあるキスだった。

「ミズキ……ベッドでしようか。」
「はい……。」

 ベッドに二人で乗ると、ミズキを押し倒すような体勢になる。

 しゅるっ……。

 ミズキの服を脱がしていくが。あれだけ寒がりで厚着をしているのに、脱ぐと素肌の部分が多いランジェリーを着ていた。それはとてもいいことなんだけど。

「正さん。あっ。」

 ブラジャーのカップというには細すぎるそこをぷるんとずらし、乳房の両脇に寄せる。

「はぷっ。」

 口に含むと甘い蜜の香りがする。毒は入っていないらしいから、しゃぶればしゃぶるほど、甘い味がしてくるのが不思議だ。

「んっ……あっ、正さんっ、んんっ!」
「ちゅぱ、ちゅぱちゅぱっ。こりっ。」
「きゃふっ、んん……あんんっ!」

 しゃぶれば甘い蜜が出てくる乳房だと、どんどん吸い付いてしまうし、コリコリと食んでみたくもなる。

「ちゅう……っ、ちゅぶっ。」
「んんんっ!」

 力いっぱい吸うと、ミズキがのけぞってビクンと跳ねる。

「ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ……。」
「あううっ、んんっ、んっ。」

 のけぞった乳房から臍、腹部周りと、どんどん唇を付けていく。

「ま、正さん、んんっ!」

 柔らかい肉に唇を付けると、ぷにゅんとした感触が返ってきて、ぷちゅぷちゅと吸いたくなってくる。

「あ……っ。」

 ブラジャー同様、そこも随分と小さいショーツが見えてくると、そこをするすると脱がしていく。

「んうっ。」

 脚をM字に開かせ、くちっとする音がすると、ミズキの花弁が綺麗に開いてしまう。

「ミズキ、開いて見せて。」
「こう……ですか?」

 両手の親指を花弁に寄せて、軽く開くと、その仕草もそうなのだが、腕で寄せられているミズキのグラマーな肢体……具体的には乳房がギュッとひしゃげているため、とても、とても、いい眺めだった。

「ぴちゅっ。」
「きゃうっ。あっ、んんっ!」

 顔を寄せ、花弁を舐めるとミズキが鳴き声のような悲鳴を出す。

「ぴちゃぴちゃぷちゃっ。ちゅぷっ、ぺちゅっ。」
「あっ、あっあっんんっ。きゃうっ、あうっ、きゃんっ。」
「ちゅぷぷぷ……ちゅうっ、ちゅうっ。」
「きゃああんっ、きゃんっ、きゃんっ。」

 ぺちゃぺちゃと花弁全体を舐め続けるうちに肉芽や入り口を吸う動きに変わり、ミズキの体が再びピクンと大きく弾んでいく。

「ちゅううっ……ちゅっ、ちゅっ。」
「きゃああっ、きゃうっ!」

 ひときわ大きく啜ると、ミズキがあっという間に果ててしまった。

「ああ……ま、正さん……。」
「うん……ミズキ。」

 ごそごそと服を脱ぎ、灼けた熱源を取り出すとミズキの中に沈めていった……。
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