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俺の学園生活、そして趣味
お祝いの時間
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「それじゃあ、二人の小説ラフ完成を祝って。」
「「「「かんぱーい。」」」」
喫茶店のすみの席でソーダを頼んだ俺たちは、乾杯の言葉を男の人から小声で貰い、グラスを当てる。
「俺、自分の作品を沙幹と二人で祝ったことはあるけど。
みんなで祝って貰ったことが無くて、めっちゃ嬉しいです……。
小説書くのってみんなに見せたいところもあるから。
読んで貰えるだけじゃなくて、祝っても貰えるなんて……。」
碧が早速、感動屋になって言い終えると一気にソーダを飲んでいるが飲み屋の飲み方であった。
「俺も、ありがとうございます。この作品がラフだけど。
最後まで書ききれたのって誇張抜きで皆さんのお陰です。」
俺もみんなにお礼を言った。
「どういたしましてっス。みんなで集まるので良かったら。
毎回こうしましょうっス。」
「私も。喜んでくれるなら参加するよ。」
好青年と男の人がありがたい返事をくれた。
「いや~。俺もだけど沙幹も無事。
修正作業まで来られて良かったな。」
「ああ。今回のは形にしたかったし。
小説だけでも目星が付けられて良かったよ。」
「挿絵作業もラフだけでも描いて行かないとな~。
出来なかったり、齟齬があったりしたらまた修正だし。」
小説と挿絵の両方を作っていると大体、小説の方に制作のしわ寄せが来るのだが……絵が描ける人は無茶振りもあるだろうし絵にしわ寄せがくるかもしれないからそこはどうなのかは分からない。フットワークが得意な方にしわ寄せが来るんだろうな。
「今日はお祝いにしましょうっス。沙幹さんも碧さんも書けたから。
俺、めちゃめちゃ嬉しいっス。」
好青年がテンションは良さげだが、なかったから個室を借りていないため、中くらいの声で喋っている。俺たちもボソボソ喋りだが男の人はもっと声が小さかった。喫茶店って雰囲気を楽しむ場所だから他のお客さんの妨げになる事は控えたいからな。
「お待たせしました。ブルーベリーのタルトになります。」
そうこうしていたら店員さんから注文していたケーキを貰った。
「おお~。タルト台にブルーベリーがいっぱいっスね。」
「ああ。ブルーベリーだと見事だろう。」
貰ったケーキにはタルトとクリームの上にゼリーで固めた大粒のブルーベリーがたくさん入っている、いかにも美味しそうなタルトだった。
「頂きまーす。うま……ぁ。」
碧がスッカリ、タルトの美味しさに魅了されていた。
「俺も食べよ。うま……。」
碧の後を追った俺も同様だった。喫茶店に入る前に運動もした後だから、美味しさが滋養に満ちていた。
「そういやよ。歩く会は来週で一段落だけど。
こうしてみんなで集まって歩く習慣は付けたいと思うんだけど。」
「いいっスよ。お付き合いします。」
「俺も、やろうかなとは思っていたけど一人じゃ続かないから。
みんなでなら続けられると思う。」
碧が自分から運動の習慣を提案すると、好青年も乗ってくれて、俺も混ぜて貰う事にした。
「私も……やってみようかと思う。」
男の人も参加してくれる事となった。
「じゃあ、この後も引き続きよろしくお願いしますっス。
そういえばなんでスけど、ラフ時点で聞くのは野暮なんスが。
どのくらいで刊行まで予定してるか伺っていいっスか?」
「俺は大体、完成しているから絵を描き切るまでで。
修正作業含めて一応、八月を予定。」
好青年の質問に碧が相変わらず早いスケジュールでイラストまで出してしまうようだった。
「俺は一応、碧に合わせて早く出したいと思っているけど。
完成予定は九月ぐらいを予定したい。
出すのって人と被らない方がいいと思うし。」
俺も答えた。
「承知しましたっス。創作の方も刊行までお付き合いしまス。
目標を先に立てておかないとスケジュールも組めないっスからね。」
「「ありがとうございます。」」
俺と碧は揃ってお礼を言った。
「私も読ませて貰おうか。
君たちの文章を読むのが楽しみになってきたんだ。」
「「ありがとうございます。」」
男の人にもお礼を言った。本当に、恵まれた環境での創作活動を行えるようになったんだなと思う。
「返す返すも、メドが付く所まで仕上げられて良かったな。
沙幹と作っていた時もこういうことはしていたけど。
こんなに、やる気を維持してたのってそうそうないぜ。」
「うん。やっぱり、やる気を出させてくれる人と作業していけるのって
ありがたい事なんだなと俺も思ってた。」
「沙幹は作業、小説の方はあとどのくらい?」
「う~ん。修正作業をしていって煮詰めるぐらいだけど。
元々そんなに修正は無いと思う。」
「俺は修正多しだな。まず騎士の所からだ。
儀式はそれっぽい別の何かにするし。
騎士は辞めて私兵とかそういうのにするわ。」
「なるほど。文化が違うもんな。」
「そうそう。騎士にするのって文化圏で調べが足りなかったし。」
修正案を聞くとなるほどとなるから、碧の進行もやっぱり早いようであったし、それっぽく聞いていたのだが、修正は必要だったようだ。
「そういえば定時制学園のイベント。
九月から学園祭の準備に入るらしいっスよ。
一月は大学受験を控えているから。
十月には殆どの行事を終わらせるっぽいっス。」
「九月には販売目標だったけどギリギリになりそうですね。」
好青年の説明に俺が身構える。どうやら俺の刊行スケジュールも計画的にしないと文化祭とバッティングしてしまいそうだ。
「うわー。学園祭か。どんな事するん?」
「やることは変わらないっスよ。
出し物を決めてクラスごとにお客さんを呼ぶっス。」
「俺も行こうかなー。学園祭って人呼んでいいんだ。」
「大丈夫のはずっスね。
衛生対策は催し場所毎に消毒液を用意するって言ってたっス。」
「俺も持参していこう。」
碧が珍しそうに学園祭の内容について好青年と話していた。
「ぱく、ぱく……。」
男の人が一人で美味しそうにケーキを食べていた。
「俺も食べよ。ケーキも味わっておかないと。」
「あ、俺も。」
「俺もそうするっス。改めておめでとうございましたっス。」
「「ありがとうございます。」」
一通り、話した後はケーキを食べて、一段落ついたのとみんなで祝って貰える喜びに浸っていた。自分の作品に製作段階から付き合ってくれて、読んでも貰えて。声をかけてくれる人がいるって事が、満ち足りた幸せだった。
「こうしてマーケティングしながらでも。
縛りはあっても読んでくれる相手を見るために自分で計画したし。
好きな事を好きなようにやれていいって俺、知らなかったから。
売れるかどうかは分からなくても、今回の経験で。
誰かのために作る事がやれるようになれた気がします。」
俺がみんなに向かってお礼を言うと。
「どういたしましてっス。ここまでやれたのは沙幹さんの力っスが。
俺もお手伝いやれて光栄っす。」
「ああ、沙幹はもっと自分を良く言うようにしろよな。
とは言え俺も。マーケティングみたいなことまで。
やれるとは思わなかったから。みんなの協力に感謝します。」
好青年が俺に向かって励ましてくれ。碧も揃ったが、碧もみんなにお礼を言っていた。今日はお礼ばかりの日だが、感謝してもしきれないくらいの協力を得たからいいだろう。
「私のした事は読んでコメントしただけだから。
大した事じゃないけど。こんなに喜んで貰えるなんて嬉しいね。」
「滅相もない。大きなことですよ。」
「そうですよ。」
男の人が謙遜なのか本当に小さな協力と思っているのかは分からないが、書く側にとっては大きな協力だから俺と碧で訂正した。
「よし、気分もいいから自分、ケーキお代わりするっス。」
「あ、俺もそうしよ。こういう時は無礼講ですね。」
「俺も―。」
「私も食べようか。」
こうして今回の集まりも、みんなで思い思いにうまいものを飲み食いし。
創作についてキリのいい所まで見えた達成感や開放感のある喋りをしたり、好青年と男の人の協力に感謝したりという行為を、言葉を変えながらそればっかりやるという幸せな時間を送っていった。
マーケティングってもっと売れてる作品や目立っている作品のパチモンみたいなのを自分たちのオリジナルと言ってやらされたり、顧客満足度を増やして売れるために研究しろって言われるのかと思っていたし。
実際そういう事とかもあるんだろうけど、俺たちのやりたい事や好きな事を尊重する延長でランキング作品を参考にしてやらせて貰えたし、作っている内に不安になっても応援して貰えたり励まして貰えたりと最後まで息切れせずに自分にしては速いペースで作品も作れているため、守って貰えているという実感を得ながらの創作活動だったと改めて思う。
・・・・・・・。
「沙幹は今夜は創作するのか?」
「うーん。来週は歩く会だし、少し寝かせるターンに入って。
明日からまたやってくわ。」
「そうだな、ここまで来たらじっくり作っても遅くはないだろ。」
「ああ。するのはチェック作業とイラストだからていねいでもな。」
それから、みんなと別れて家路に帰る時に碧とダベっていた。
「あー。今日はうまいものいっぱい食べたし。
みんなにもお礼を言った日だわ。」
碧が背伸びをして余韻を堪能するように話している。
「俺も。うまかったなー。ケーキと飲み物。」
「こんなにいい気分で飲み食いやれるって最高だな。
酒が無くても全然いいわ。」
「うん。俺たちだけでも楽しいって思っていたけど。
一気に視界が広がった気分だわ。」
「ああ。沙幹さ。俺。」
「うん。」
「今作っている作品。シリーズ化もさせる気なんだけど。
なるべくたくさんの人に喜んで貰えるようにしたいわ。」
「俺もそうしたいなー。でも作る前から楽観的でいると。
小説って販売時に思い知らされるんだよな。だから凪でいた。」
「そんな事にも慣れたよな。」
「今回は検索タグにも引っかかれるようになってるといいけど。
価格は安くして衝動買いやチェック買いとかしやすそうにするわ。」
最後は現実的な話をして家路に向かっていった。ちなみに完成後の売り上げがどうなったかと言うと。売り上げは案の定、絵の評価で碧の圧勝だったが、俺の話が今までにないくらい、自分では最後まで、よく書けていたため、満足。大きな売り上げこそなかったが販売後もしばらくはジワ売れしていてありがたいこととなった。
「「「「かんぱーい。」」」」
喫茶店のすみの席でソーダを頼んだ俺たちは、乾杯の言葉を男の人から小声で貰い、グラスを当てる。
「俺、自分の作品を沙幹と二人で祝ったことはあるけど。
みんなで祝って貰ったことが無くて、めっちゃ嬉しいです……。
小説書くのってみんなに見せたいところもあるから。
読んで貰えるだけじゃなくて、祝っても貰えるなんて……。」
碧が早速、感動屋になって言い終えると一気にソーダを飲んでいるが飲み屋の飲み方であった。
「俺も、ありがとうございます。この作品がラフだけど。
最後まで書ききれたのって誇張抜きで皆さんのお陰です。」
俺もみんなにお礼を言った。
「どういたしましてっス。みんなで集まるので良かったら。
毎回こうしましょうっス。」
「私も。喜んでくれるなら参加するよ。」
好青年と男の人がありがたい返事をくれた。
「いや~。俺もだけど沙幹も無事。
修正作業まで来られて良かったな。」
「ああ。今回のは形にしたかったし。
小説だけでも目星が付けられて良かったよ。」
「挿絵作業もラフだけでも描いて行かないとな~。
出来なかったり、齟齬があったりしたらまた修正だし。」
小説と挿絵の両方を作っていると大体、小説の方に制作のしわ寄せが来るのだが……絵が描ける人は無茶振りもあるだろうし絵にしわ寄せがくるかもしれないからそこはどうなのかは分からない。フットワークが得意な方にしわ寄せが来るんだろうな。
「今日はお祝いにしましょうっス。沙幹さんも碧さんも書けたから。
俺、めちゃめちゃ嬉しいっス。」
好青年がテンションは良さげだが、なかったから個室を借りていないため、中くらいの声で喋っている。俺たちもボソボソ喋りだが男の人はもっと声が小さかった。喫茶店って雰囲気を楽しむ場所だから他のお客さんの妨げになる事は控えたいからな。
「お待たせしました。ブルーベリーのタルトになります。」
そうこうしていたら店員さんから注文していたケーキを貰った。
「おお~。タルト台にブルーベリーがいっぱいっスね。」
「ああ。ブルーベリーだと見事だろう。」
貰ったケーキにはタルトとクリームの上にゼリーで固めた大粒のブルーベリーがたくさん入っている、いかにも美味しそうなタルトだった。
「頂きまーす。うま……ぁ。」
碧がスッカリ、タルトの美味しさに魅了されていた。
「俺も食べよ。うま……。」
碧の後を追った俺も同様だった。喫茶店に入る前に運動もした後だから、美味しさが滋養に満ちていた。
「そういやよ。歩く会は来週で一段落だけど。
こうしてみんなで集まって歩く習慣は付けたいと思うんだけど。」
「いいっスよ。お付き合いします。」
「俺も、やろうかなとは思っていたけど一人じゃ続かないから。
みんなでなら続けられると思う。」
碧が自分から運動の習慣を提案すると、好青年も乗ってくれて、俺も混ぜて貰う事にした。
「私も……やってみようかと思う。」
男の人も参加してくれる事となった。
「じゃあ、この後も引き続きよろしくお願いしますっス。
そういえばなんでスけど、ラフ時点で聞くのは野暮なんスが。
どのくらいで刊行まで予定してるか伺っていいっスか?」
「俺は大体、完成しているから絵を描き切るまでで。
修正作業含めて一応、八月を予定。」
好青年の質問に碧が相変わらず早いスケジュールでイラストまで出してしまうようだった。
「俺は一応、碧に合わせて早く出したいと思っているけど。
完成予定は九月ぐらいを予定したい。
出すのって人と被らない方がいいと思うし。」
俺も答えた。
「承知しましたっス。創作の方も刊行までお付き合いしまス。
目標を先に立てておかないとスケジュールも組めないっスからね。」
「「ありがとうございます。」」
俺と碧は揃ってお礼を言った。
「私も読ませて貰おうか。
君たちの文章を読むのが楽しみになってきたんだ。」
「「ありがとうございます。」」
男の人にもお礼を言った。本当に、恵まれた環境での創作活動を行えるようになったんだなと思う。
「返す返すも、メドが付く所まで仕上げられて良かったな。
沙幹と作っていた時もこういうことはしていたけど。
こんなに、やる気を維持してたのってそうそうないぜ。」
「うん。やっぱり、やる気を出させてくれる人と作業していけるのって
ありがたい事なんだなと俺も思ってた。」
「沙幹は作業、小説の方はあとどのくらい?」
「う~ん。修正作業をしていって煮詰めるぐらいだけど。
元々そんなに修正は無いと思う。」
「俺は修正多しだな。まず騎士の所からだ。
儀式はそれっぽい別の何かにするし。
騎士は辞めて私兵とかそういうのにするわ。」
「なるほど。文化が違うもんな。」
「そうそう。騎士にするのって文化圏で調べが足りなかったし。」
修正案を聞くとなるほどとなるから、碧の進行もやっぱり早いようであったし、それっぽく聞いていたのだが、修正は必要だったようだ。
「そういえば定時制学園のイベント。
九月から学園祭の準備に入るらしいっスよ。
一月は大学受験を控えているから。
十月には殆どの行事を終わらせるっぽいっス。」
「九月には販売目標だったけどギリギリになりそうですね。」
好青年の説明に俺が身構える。どうやら俺の刊行スケジュールも計画的にしないと文化祭とバッティングしてしまいそうだ。
「うわー。学園祭か。どんな事するん?」
「やることは変わらないっスよ。
出し物を決めてクラスごとにお客さんを呼ぶっス。」
「俺も行こうかなー。学園祭って人呼んでいいんだ。」
「大丈夫のはずっスね。
衛生対策は催し場所毎に消毒液を用意するって言ってたっス。」
「俺も持参していこう。」
碧が珍しそうに学園祭の内容について好青年と話していた。
「ぱく、ぱく……。」
男の人が一人で美味しそうにケーキを食べていた。
「俺も食べよ。ケーキも味わっておかないと。」
「あ、俺も。」
「俺もそうするっス。改めておめでとうございましたっス。」
「「ありがとうございます。」」
一通り、話した後はケーキを食べて、一段落ついたのとみんなで祝って貰える喜びに浸っていた。自分の作品に製作段階から付き合ってくれて、読んでも貰えて。声をかけてくれる人がいるって事が、満ち足りた幸せだった。
「こうしてマーケティングしながらでも。
縛りはあっても読んでくれる相手を見るために自分で計画したし。
好きな事を好きなようにやれていいって俺、知らなかったから。
売れるかどうかは分からなくても、今回の経験で。
誰かのために作る事がやれるようになれた気がします。」
俺がみんなに向かってお礼を言うと。
「どういたしましてっス。ここまでやれたのは沙幹さんの力っスが。
俺もお手伝いやれて光栄っす。」
「ああ、沙幹はもっと自分を良く言うようにしろよな。
とは言え俺も。マーケティングみたいなことまで。
やれるとは思わなかったから。みんなの協力に感謝します。」
好青年が俺に向かって励ましてくれ。碧も揃ったが、碧もみんなにお礼を言っていた。今日はお礼ばかりの日だが、感謝してもしきれないくらいの協力を得たからいいだろう。
「私のした事は読んでコメントしただけだから。
大した事じゃないけど。こんなに喜んで貰えるなんて嬉しいね。」
「滅相もない。大きなことですよ。」
「そうですよ。」
男の人が謙遜なのか本当に小さな協力と思っているのかは分からないが、書く側にとっては大きな協力だから俺と碧で訂正した。
「よし、気分もいいから自分、ケーキお代わりするっス。」
「あ、俺もそうしよ。こういう時は無礼講ですね。」
「俺も―。」
「私も食べようか。」
こうして今回の集まりも、みんなで思い思いにうまいものを飲み食いし。
創作についてキリのいい所まで見えた達成感や開放感のある喋りをしたり、好青年と男の人の協力に感謝したりという行為を、言葉を変えながらそればっかりやるという幸せな時間を送っていった。
マーケティングってもっと売れてる作品や目立っている作品のパチモンみたいなのを自分たちのオリジナルと言ってやらされたり、顧客満足度を増やして売れるために研究しろって言われるのかと思っていたし。
実際そういう事とかもあるんだろうけど、俺たちのやりたい事や好きな事を尊重する延長でランキング作品を参考にしてやらせて貰えたし、作っている内に不安になっても応援して貰えたり励まして貰えたりと最後まで息切れせずに自分にしては速いペースで作品も作れているため、守って貰えているという実感を得ながらの創作活動だったと改めて思う。
・・・・・・・。
「沙幹は今夜は創作するのか?」
「うーん。来週は歩く会だし、少し寝かせるターンに入って。
明日からまたやってくわ。」
「そうだな、ここまで来たらじっくり作っても遅くはないだろ。」
「ああ。するのはチェック作業とイラストだからていねいでもな。」
それから、みんなと別れて家路に帰る時に碧とダベっていた。
「あー。今日はうまいものいっぱい食べたし。
みんなにもお礼を言った日だわ。」
碧が背伸びをして余韻を堪能するように話している。
「俺も。うまかったなー。ケーキと飲み物。」
「こんなにいい気分で飲み食いやれるって最高だな。
酒が無くても全然いいわ。」
「うん。俺たちだけでも楽しいって思っていたけど。
一気に視界が広がった気分だわ。」
「ああ。沙幹さ。俺。」
「うん。」
「今作っている作品。シリーズ化もさせる気なんだけど。
なるべくたくさんの人に喜んで貰えるようにしたいわ。」
「俺もそうしたいなー。でも作る前から楽観的でいると。
小説って販売時に思い知らされるんだよな。だから凪でいた。」
「そんな事にも慣れたよな。」
「今回は検索タグにも引っかかれるようになってるといいけど。
価格は安くして衝動買いやチェック買いとかしやすそうにするわ。」
最後は現実的な話をして家路に向かっていった。ちなみに完成後の売り上げがどうなったかと言うと。売り上げは案の定、絵の評価で碧の圧勝だったが、俺の話が今までにないくらい、自分では最後まで、よく書けていたため、満足。大きな売り上げこそなかったが販売後もしばらくはジワ売れしていてありがたいこととなった。
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