君と桜が咲く頃に

白石華

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君と桜が咲く頃に

部屋でも桜を満喫する二人

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「ふっふふ~ん、ふんふん~。」

 部屋に戻って浴室前の脱衣所に入ると。鼻歌を歌いながらリンリンが服を脱いでいく。コート、ストール、カーディガン、どれも春色を思わせるパステルカラーのものだ。カーディガンを脱ぐと、彼女の豊満な胸とそれを包みきるので精いっぱいの、胸部分の花柄レースが特徴的な大きく胸の開いたプリーツとフリルのワンピースと、丁度胸の谷間の始まりに埋まりそうなハーキマーダイアモンドのネックレスが見える。

「いつもながら、いい眺め。」
「やだもーランランのえっちー。」
「いやーん。」

 リンリンに身体の首辺り(急所)を突かれた。

「ランラン、今日はどこまで脱ぐ?」
「そうだなー、ローションがどれだけ肌に馴染むか知りたいから、全裸で。」
「いいよー化粧水だもんね。お肌によさそう。」

 ひょいひょいと惜しげもなく脱いでいき素肌を晒していくリンリン。ぷるん、ぷりんと張りのある肉の詰まった水風船みたいな健康的な素肌である。俺も服を脱いでいく。

「あ、アクセサリーは外さないでいいよ。」
「あいよっと。」

 気前のよい脱ぎっぷりでリンリンは全裸になった。

「ランランも脱いでんじゃん。入っちゃお。」
「おー。」
「しゅっぱつ、しんこー。」
「おうおう。」

 ランランと呼ばれながら俺とリンリンは浴室に入っていった。

「えっとね、ランランにぬりぬりするからー、ランランは寝て。」

「おーうい。」

 さっきから相槌しか打っていない俺だが、ホームセンターで買った浴室用の発泡性のバスマットに寝て、リンリンの行動を待つ。

 フワ……ッ。

「お、桜の匂い。」

 リンリンがローションのボトルを開けたようだ。匂いは強めなのか、封を開けて手に取って、擦り合わせるだけでもここまで匂いが漂う。強いのに酔わないから匂いは合っているようだ。それにしても不思議だ。匂いが強いのに酔わないどころかむしろ心地よい。

「てろてろりん、っと。ランランにも塗るー?」

「オナシャス。」
「オッケーマイブラザー。」

 滑舌よく会話が進む。

「おほっ、お、おお。気持ちいい……。」

 ローションでいきなり胸から塗り込まれた、と思ったらローションでぬめる肌でリンリンに抱き着かれた。おっぱいが大きいから感触を十分に感じる。

「ぬりぬりぬりー。」
「あ、気持ちいい……。あふあぁ……。」

 正面から抱き着かれて背中をさわさわぬりぬりされる。

「ランラン、顔ゆるゆるだよ。もっと緩め。ええいもっとだ。」

 リンリンが俺のあっさりした陥落ぶりにあっという間にその気になり、俺を攻める側に回る。

「ちょいなちょいな。」
「あっふあぁぁ……。あふああぁ……。」

 リンリンのおっぱいと乳首もだが、ジャリジャリと育ちきった恥毛もローションで当たるし、腕もお腹もローション越しから撫でられるようでやっぱり気持ちいい。とにかく気持ちいい。素肌で抱き合い、桜の香りがするローションで張りのある柔らかい素肌で撫でられるのは気持ちいいのもそうだが、ぬちゃぬちゃと音が響いてエロい気分になる。どんどん気持ちよくなってくる。

「ランラン。そろそろ寝て。」
「あ、ボーっとしてた。いいのね。」
「あぶないなー。脚、滑らさないでね。」
「ほいきた。」

 マットに仰向けで横になる俺。
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