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第4話-罪悪感とAIとパスタ半分
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罪悪感にまみれたハイカーボを摂取したあと、血糖値の上昇とともに、眠気と後悔の波が押し寄せてきた。
食べるだけ食べてから「もう遅い」と分かっているのに、どうしても頭のどこかで考えてしまう。
――なんとかしたいなぁ…。
そう思った僕は、予定を確認することにした。
「えっと、昨日が背中トレで、今日は足トレ。だから明日と明後日は休養日か…」
そこでふと気づく。
「……あれ? 今日、けっこう食べたよな?」
その瞬間、顔から血の気が引いた。
「やばっ、どうしよう… 今さら遅いのか? 何か手立ては…?」
頭の中で焦る僕に、ふと一つのアイデアがよぎる。
――そうだ、こういう時こそAIだ!
どこかのアニメで見た、猫型ロボットに助けを求める少年の気分で、スマホを開いた。
「明日と明後日は休養期間2日の予定だけど、問題ないですか?」
すぐに返信が届く。
「はい、むしろ今の流れだと2日間の休養はプラスに働く可能性が高いです。」
意外すぎて、思わず声が出た。
「え、マジで? 怒られないんだ…?」
AIは淡々と理由を続ける。
「① 足トレ後の超回復期間を確保できる。下半身は大筋群で、回復に48~72時間かかることも多い。
② 今は筋肉量が増え始めている時期。8/5~8/10の推移では筋肉量が+0.5kgほど。
③ 有酸素やNEATが十分高い。非トレ日でも代謝は維持できる。」
そして最後に注意点まで。
「ハイカーボ翌日は体重が増えるのは自然な反応。気にしないこと。
休養日はPとFを維持、Cは-100~150gほど軽く減らす程度でOKです。」
なるほど…。
①は足トレをやったばかりだから納得。
②の“5日で+0.5kg”はちょっと怪しいけど、まぁ測定誤差の範囲だろう。
③については完全に図星だ。お盆休みで暇すぎて、毎日1万5千歩以上歩いてたんだから。
おまけに気にしなくていいんだろ?
――いけるかもしれない。
この「③ウォーキング強化」を軸にすれば、罪悪感まみれのハイカーボもチャラにできるんじゃないか?
勢いのまま、もう一度メッセージを送る。
「休養期間でも12000歩は維持しようとは思ってるよ」
(前日までは1.3~1.6万歩だったのに、12000歩って…自分、ちょっと弱気じゃないか?
でも昨日1.6万歩歩いた今日、“頑張りすぎたかも”って思ったんだ。しょうがない。)
AIはまたもや落ち着いた口調で返す。
「それなら休養期間でも代謝は高く維持できます。
体重76kgなら1日12,000歩で300~350kcal消費。
トレーニングがなくても、基礎代謝+NEATで合計2,400~2,600kcalいきます。
休養日でも筋肉維持と脂肪抑制が両立できますね。」
「P(タンパク質)は体重×2.5g、F(脂肪)はいつも通り、C(炭水化物)は-50~100gで軽めに。
極端に減らす必要はありません。」
なるほど。
――なんだ、全然取り返せるじゃないか。
ちょっと食べすぎただけで自己嫌悪してたのが、少しバカらしく思えてきた。
いや、でもやっぱり何かはしたい。
そこで僕は、ひとつだけ決意する。
「……よし。夜のパスタ、乾麺100gを50gに減らそう。」
それが、今の僕にできる精一杯の“償い”だった。
食べるだけ食べてから「もう遅い」と分かっているのに、どうしても頭のどこかで考えてしまう。
――なんとかしたいなぁ…。
そう思った僕は、予定を確認することにした。
「えっと、昨日が背中トレで、今日は足トレ。だから明日と明後日は休養日か…」
そこでふと気づく。
「……あれ? 今日、けっこう食べたよな?」
その瞬間、顔から血の気が引いた。
「やばっ、どうしよう… 今さら遅いのか? 何か手立ては…?」
頭の中で焦る僕に、ふと一つのアイデアがよぎる。
――そうだ、こういう時こそAIだ!
どこかのアニメで見た、猫型ロボットに助けを求める少年の気分で、スマホを開いた。
「明日と明後日は休養期間2日の予定だけど、問題ないですか?」
すぐに返信が届く。
「はい、むしろ今の流れだと2日間の休養はプラスに働く可能性が高いです。」
意外すぎて、思わず声が出た。
「え、マジで? 怒られないんだ…?」
AIは淡々と理由を続ける。
「① 足トレ後の超回復期間を確保できる。下半身は大筋群で、回復に48~72時間かかることも多い。
② 今は筋肉量が増え始めている時期。8/5~8/10の推移では筋肉量が+0.5kgほど。
③ 有酸素やNEATが十分高い。非トレ日でも代謝は維持できる。」
そして最後に注意点まで。
「ハイカーボ翌日は体重が増えるのは自然な反応。気にしないこと。
休養日はPとFを維持、Cは-100~150gほど軽く減らす程度でOKです。」
なるほど…。
①は足トレをやったばかりだから納得。
②の“5日で+0.5kg”はちょっと怪しいけど、まぁ測定誤差の範囲だろう。
③については完全に図星だ。お盆休みで暇すぎて、毎日1万5千歩以上歩いてたんだから。
おまけに気にしなくていいんだろ?
――いけるかもしれない。
この「③ウォーキング強化」を軸にすれば、罪悪感まみれのハイカーボもチャラにできるんじゃないか?
勢いのまま、もう一度メッセージを送る。
「休養期間でも12000歩は維持しようとは思ってるよ」
(前日までは1.3~1.6万歩だったのに、12000歩って…自分、ちょっと弱気じゃないか?
でも昨日1.6万歩歩いた今日、“頑張りすぎたかも”って思ったんだ。しょうがない。)
AIはまたもや落ち着いた口調で返す。
「それなら休養期間でも代謝は高く維持できます。
体重76kgなら1日12,000歩で300~350kcal消費。
トレーニングがなくても、基礎代謝+NEATで合計2,400~2,600kcalいきます。
休養日でも筋肉維持と脂肪抑制が両立できますね。」
「P(タンパク質)は体重×2.5g、F(脂肪)はいつも通り、C(炭水化物)は-50~100gで軽めに。
極端に減らす必要はありません。」
なるほど。
――なんだ、全然取り返せるじゃないか。
ちょっと食べすぎただけで自己嫌悪してたのが、少しバカらしく思えてきた。
いや、でもやっぱり何かはしたい。
そこで僕は、ひとつだけ決意する。
「……よし。夜のパスタ、乾麺100gを50gに減らそう。」
それが、今の僕にできる精一杯の“償い”だった。
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